〔告知〕この春高校へ入学された新入生の皆さんへ「2023長野県内の高校で自転車競技を行うために」。

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

新入生の皆さんへ「2023長野県内の高校で自転車競技を行うために」。

 

 

 この春、長野県内の高校へ入学された皆さんで

高校(高体連)で自転車をやってみたいという

生徒・保護者の方に対して高校自転車に関するご案内を致します。

 

一昨年来、内容が重複している部分もありますが

競技規則(高体連規則)などが変更になっていますので

過去の記事とあわせてご覧ください。

 

また本年も「学校に自転車部が無い場合はどうしたらいいか?」の他

高校から必修になる「トラック競技」をどうするか?に

ついても説明したいと思いますので是非ご覧ください。

 

※2023年は長野県の女子高校選手がゼロになります
 女性で高校自転車をやってみたい方がいらっしゃれば
 是非、御検討下さい。

 

 

【過去の記事】

 

 

 

①高校自転車を行う上で重要な二つの登録について

 

 

 例年のご案内ですが、高校(高体連)で自転車を行い

インターハイなどを目指す上で必ず必要となるのが「登録」です。

登録には二種類の登録があります。

 

 

①JCF日本自転車競技連盟登録(個人としての選手登録)

②高等学校体育連盟登録(加盟校登録:学校としての登録)

 

 

もし、いま貴方の入学した学校に自転車部がある場合

②の高体連登録は必要ありません。しかし、①の登録が必要です。

 

もしも、学校に自転車部が無く

これから一人で部活を立ち上げようと云う方は

①と②の登録が必要です。ただし、①の登録は個人が登録するものですが

②の登録は学校が登録するものです。もし、自転車部が無い場合は

担任の先生や、体育研究室の体育局の先生に相談してください。

 

 

〔JCF(個人)選手登録について〕

 

 

 

 登録についてまとめ

・個人として「JCF選手登録」をする
 個人としての登録が必要なので二人で部活を立ち上げる場合は
 その友達もJCF選手登録が必要です。

・学校として「高体連登録」をする。
 インターハイの意味は「INTER HIGH SCHOOL」つまり学校対抗という意味です。
 高校の大会は必ずチーム(学校)としての登録が必要です。

 

 ※ただし、定時制高校で「定時制高校登録」をする際には
  注意が必要です。詳しくはこちら。(PDF/全国定時制・通信大会について)

 

 

 

2021年に定時制インターハイに出場した児玉空大(当時:上田千曲高定時制)
高体連は学校登録のため、定時制に登録すると全日制のインターハイには出場できなくなる。
詳しくはこちら

 

 

 

 

②高校のユニフォームが必要

 

2022年国体ロードレース長野県予選会より
〔左から:駒ヶ根工(湯澤)・飯田風越(田切)・白馬高校(山田)〕

 

 入学したら必ず行って欲しいことの一つに

自分の高校のユニフォームを作って下さい!

公式戦に出るためにはスポンサーなどは入れられませんが

自分の学校と識別できるようなモノを出来るだけ早めに

作ってもらい、長野県高体連自転車専門部まで登録をお願いします。

※解らないことがあれば長野車連公式HPや当サイトにお尋ねください。
※長野県高体連自転車専門部「松本工業高内」

 

長野工業高ユニフォーム(寺島京那選手)
学校名の記入されたユニフォームを高体連に登録する。

 

 

③引率の先生を探してください。

 

 

 高体連主催大会については、学校の部活動です!

高体連主催大会(インターハイ長野県予選・北信越大会)には

引率の先生が必要となります!!

 

入学したら、担任の先生や

仲の良くなった先生に相談してもらい

高体連大会の時の引率をお願いして下さい。

 

※県高体連自転車専門部は松本工業高校にあります。
 詳しくは学校の先生を通じて、高体連自転車専門部まで…

 

 

④高校自転車にはどんな種目があるの?

 

 高校自転車(高体連自転車競技)国体・インターハイ・種目には以下の2種目があります。

 

 ・トラック競技

 ・ロードレース

 

残年ながら、2023年現在のところMTB・BMX・シクロクロス・トライアル

サイクルサッカー・サイクルフギュアの各種目はインターハイ・国体の種目の中にはありません。

 

 


 

〔ロードレース〕

2022年長野県秋季高等学校新人戦ロードレース
優勝は上里翔瑛(松本工業)

 

〔2022長野県大会の様子〕

 

 


 

〔トラック競技〕

2022インターハイ長野予選トラック競技
1㎞タイムトライアル・ケイリン・スプリント・速度競走・個人追抜き優勝
北信越でも1㎞タイムトライアルで優勝した小松篤史(松本工業)

〔2022長野県大会の様子〕

 

 

 

⑤高校自転車のルールについて

 

 「プロ野球」と「高校野球」「リトルリーグ」のルールが違うように

高校自転車にも独自のルールがあります!高校で自転車を行う際は確認してください。

 

 

〔2023高体連競技規則解説3月版〕

 

 

 

⑥「一人部活のサポート」と「冬季スポーツとの両立」について。

 

 

  現在、長野県の高校自転車界では

「一人で部活動を行っている選手」

「スキー・スケートなど他競技の両立している選手」が多くいます。

 

 

長野県高体連・長野県自転車競技連盟では

そうした選手に対するサポートシステムが構築されており

一人で部活をする選手でも、定期的に他校との合同練習の機会や

月1回のペースで開催される「自転車学校」を通じて

冬場はスキー・スケートを行う選手のトレーニングの場としても

練習が行える体制があります。

 

 

 

中高生を対象にした合同練習会等を定期的に行っています。

 

 

 

高校から必須となる「トラック競技」における

練習用のトラックレーサー(自転車)貸出なども行っていますので

お気軽に長野県自転車競技連盟へご相談下さい。

お問合せはこちら

 

高校時代にスピードスケートから自転車競技に転向した菊池岳仁(当時:岡谷南)は
級競輪学校に入学し、昨年の競輪界最大のイベント
2022競輪グランプリのヤング部門(ヤンググランプリ)で
並み居る強豪選手を抑えて
長野県自転車史上初のSGグレード初優勝を果たした。

 

 

 

今シーズンまで夏は自転車・冬はスキーと二つのスポーツを掛け持ちしていた
白馬高校の山田愛太(2年生)は、昨年はJOCジュニア五輪ケイリンで準優勝を果たした。

 

 

 

⑦2023年長野県高校自転車スケジュール

 

 

長野県内大会

日程 大会名 競技 開催地
5月21日㈰ 長野県高校総体自転車競技大会ロードレース ロード 木祖村
5月27日㈯・28日㈰ 長野県高校総体自転車競技大会トラックレース トラック 松本市
10月22日㈰ 長野県高校新人戦トラック競技大会 トラック 松本市
11月3日㈷ 長野県高校新人戦ロードレース ロード 生坂村

日程が変更になる場合があります。最新情報を逐次ご確認下さい。
※5月の県総体ロードレースは、2days race in 木祖村と共催になります。
 改めて詳しい詳細があるかと思いますので暫くお待ちください。

 

〔2023長野県内開催競技大会〕

 

 


 

 

県内その他出場可能大会・主要全国大会

日程 大会名 競技 開催地
4月29日㈯・30日㈰

2022 松本サイクルトラックレース トラック 松本市
JICF菜の花飯山ロードレース OP出場 ロード 飯山市
7月17日㈰・18日㈷ JOCジュニア五輪・全日本選手権Jr.トラック トラック 松本市

その他、日本学生自転車競技連盟(学連)・実業団(JBCF)等でも
高校生が出場可能なオープンカテゴリーが開催されます。
詳しくは情報が入り次第にお伝え致します。

 

 

 


 

北信越大会

未発表
例年5月頃発表

 

 


 

高体連主要全国大会

日程 大会名 競技 開催地
8月7日㈪~9日㈬ 2023年 インターハイ(全国高校総体)トラック トラック 函館競輪場
8月月6日㈰ 2023年 インターハイ(全国高校総体)ロード ロード 函館特設コース

 

 

 

 

 

⑧ドーピングの話し

 

 

自転車に限らない話しですが、高校に入り

所謂ジュニアカテゴリー(U-19)になると

選手としてドーピングの対象となります。

国内の大会では、JOCジュニア五輪・全日本選手権

また日本代表などで海外のレースに派遣された場合などはその対象となります。

 

北京冬季オリンピックでは、15歳のスケート選手の

ドーピング問題が記憶に新しいと思います。

 

ドーピングに関して自転車競技はその歴史から 

非常に高いリテラシーが求められます。 

中学生・高校生時代から選手はもちろん

保護者の皆さんにも、日頃からこの問題に

高い意識を持って頂くようお願いを申し上げます。 

 

先の五輪がそうでしたが…

 

残酷な話しではありますが、

周囲の大人がどう言おうと

事の真相がどうであろうと 

ドーピングは最後の最後には

選手本人の責任となってしまいます。

重ね重ねになりますが、日頃から

常に興味を持って頂けますようお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

と云う訳で、実は昨年から

東信地区の高校生からメールをもらい

東信地区の高校自転車選手たちの

サポートをしています。

 

 

その際に、上田市近郊の自転車店や

地域企業・大学自転車OB選手などにも

声をかけて、この上小地域の

自転車界全体で

高校生をサポートしています。

 

 

いま高校スポーツというのは

大きな変革期を迎えています。

高校野球でさえも

何が何でも甲子園という時代ではなく

地域高校野球リーグ

例えば、昨年の甲子園出場校である

佐久長聖高校野球部や

2019年の代表校飯山高校などが

所属している

リーガ・フューチュラアグレシーバなど…

 

 

高校部活に新たな価値観が生まれています。

 

 

当事者である高校生の

価値観も大きく様変わりしており

学業と部活とバイトや趣味や恋愛…

どれかに偏ることなく

平均的に行って行きたいという

意志も少なからず感じています。

 

 

今後の高校スポーツというのは

今までの指導者側が一方的に

価値観を与えて行くモノから

生徒たちの意志を尊重しながら

より柔軟な受け入れ・運営が

嫌でも求められて来ると考えています。

※高校スポーツの二極化が進むと考えます。

 

 

そうした、若者たちの価値観の変革に

対応すべく、長野県美鈴湖自転車学校や

育成クラブ「美鈴湖VELOクラブ」で

自転車をやってみたい生徒さんたちの

サポートを柔軟にして行きたいと思います。

 

 

もし、高校で自転車をやってみたいという方が

いらっしゃいましたら

長野県自転車競技連盟・長野県高体連まで

ご連絡頂ければ幸いです。

 

 

 

関連LINK

令和5年インターハイ公式HP(高体連)

全国高体連定時制通信制部

全国高体連自転車専門部

長野県高体連

長野県自転車競技連盟