《重要なお知らせ》県最大のロードレース大会「2021 Tour of Japan 南信州ステージ」二年連続中止決定。

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

「2021 TOJ 飯田ステージ」の二年連続中止が決定

 

 国内最大の一般公道を使った自転車ロード・ステージレース

ツアー・オブ・ジャパン(通称:TOJ)の

第5ステージ 南信州ステージ(飯田市5月27日開催予定)が

新型コロナウイルスの世界的な再拡大の兆しを受け

二年連続の中止と発表された。

なお、本年の大会は海外からの招待チームの参加が不可能なため

国内の実業団・クラブ・大学の15チームによる

3ステージ制で規模を縮小して開催されることが同時に発表された。

詳しくは下記の通り…

 

 

 

 

 

2021ツアーオブジャパンについて

 

大会日程

富士山ステージ 5月28日(金) 会場:富士スピードウェイ―東京五輪TT周回コース
相模原ステージ 5月29日(土) 会場:橋本公園-鳥居原
東 京ステージ 5月30日(日) 会場:大井埠頭周回コース(日比谷からのパレードは無し)

 

出場予定チーム

宇都宮ブリッツェン、愛三工業、キナンサイクリング
那須ブラーゼン、チーム右京、マトリックス、シマノ
ブリヂストン、日本ナショナルチーム、弱虫ペダルサイクリング
ベルマーレ、レバンテフジ、スパークルおおいた
日本大学、京都産業大学

 

 

 

《2021ツアーオブジャパンプロモーションビデオ》

(参照元:Youtube/BPAJ ch

 

 

TOJ飯田ステージ

 

毎年多くの観客で盛り上がるTOJ飯田ステージ
昨年に続き無念の中止が決定した。

 

飯田市にとっては年に1度の大きな自転車イベント
コース上の多くの家庭では軒先で焼肉大会が行われ
マウンテンポイントでは、一般のファン向けに
飯田名物の焼肉のおふるまいが行われる。

 

コース近隣の幼稚園・小学校などは授業を中断して
沿道で自転車レースの応援をして大会を盛り上げる。

 

地元の飯田風越高校自転車同好会がレースの先導役を務める
〔画像:取材を受ける2019年女子長野県代表 榊山来実〕

 

 

 

TOJを通じて飯田市に蒔かれた自転車の種

 

 TOJに南信州ステージがラインナップされて

およそ10年の時が過ぎました。

飯田市では既にTOJが年間のイベントとして認知され

毎年多くの人が沿道に出て大会・選手の応援をして下さいます。

そしてここ数年で、多くの若手選手・関係者を輩出し活躍を始めました。

 

 

〔芽吹き始めた自転車の種〕

飯田市に蒔かれた自転車の種は少しずつ芽を出し始めました。

毎年、大会の先導役を務める飯田風越高校からは、昨年2020年春に卒業の

山田拓海選手(現:早稲田大学)が、高校日本代表・U-23日本代表として活躍。

同期の青島冬弥(現:明星大学)と共に長野県代表チームの一員としても

今後の活躍が期待されます。

 

2020年の神宮外苑クリテリウムでウォーミングアップを行う
山田拓海(早稲田大学)と青島冬弥(明星大)が偶然にも並走
共に飯田風越高校躍進の原動力となった二人。

 

 

2019年いばらき国体では、初めて公式種目となった女子ロードレースに

史上初の長野県女子ロードレース代表として榊山来実(飯田風越出)が出場。

 

 

福井国体いばらき国体と長野県少年女子代表として出場の榊山来実(飯田風越出)

 

 

昨年の全日本シクロクロスでは、飯田エリアを本拠地とするクラブチーム

ボンシャンス・キッズから、鈴木来人(ボンシャンスACA/伊那北高出)

U-23で初優勝を果たし、2020年U-23日本王者を戴冠

 

 

2020年シクロクロス全日本U-23王者の鈴木来人(ボンシャンスACA/伊那北)

 

 

同じく飯田エリアのクラブチーム「ボンシャンス・キッズ」から

現在、インターハイ三連覇中の名門「愛媛・松山城南高校」に自転車留学

女子高校自転車界のトップ選手として活躍している大蔵こころ(赤穂中出)

 

 

2019年の全日本シクロクロスユースで初優勝の大蔵こころ(松山城南3年生)
今年の春のセンバツ高校自転車スクラッチでは準優勝を果たした。

 

 

現役選手以外にも、昨年から社会人となった金原諒(飯田風越高出)

一昨年より長野県自転車競技連盟主催の自転車学校で講師を務め

昨年度より、最年少の長野県自転車競技連盟強化委員として

大抜擢を受け、キッズや後進の指導にあたる。

 

 

今や長野県内の若手選手・キッズ選手にとって最も近い存在であるカナハラ先輩。

 

 

その他にも現在、武蔵野美術大学に在籍中の

代田晃大(飯田風越出)は、昨年70周年を迎えた

長野県自転車競技連盟の新ロゴを作成

今後も美術界・自転車界双方での活躍が期待される。

 

風越OBの代田晃大(武蔵野美術大)は、長野県自転車競技連盟の新ロゴを作成。
〔画像:飯田風越自転車同好会OBより提供〕

 

 

 

このように現在、TOJが飯田市にあったからこそ

生まれて来た、25歳以下の若い人材が

長野県の自転車業界で活躍をし始めています。

今後もTOJに憧れて、自転車を始める子供達が増え

南信州の方たちに愛される大会として

末永く続くことを祈りたいと思います。

 

 

長野県自転車界の新たな息吹を感じる
代田晃大デザインの長野県自転車競技連盟のロゴ

 

 

 

と、言うわけで

残念ながらTOJ飯田ステージならびに

大阪・京都・いなべ・美濃の

各ステージの中止が発表されました。

飯田市も市長さんが変わり

今後の開催について

様々な憶測が流れていますが 

一方では、TOJから確実に

若い人材が育ち、活躍を始めています。

この現状をどう見るか?

それは飯田エリアの皆さんに委ねたいと思います。 

当サイトと致しましては

願わくば来年以降もTOJ南信州が

継続されることを願っています

 

今回は県内大手メディア様の記事のおかげで
本当に色々と大変でした… 
今はもうどうでも良いのですが
当サイトのポリシーとして、今後も変わらず 
情報に関してはあくまで主催者が公式発表をしたのちに
当サイトでもその情報を扱うようにします。
そこを違えるつもりは無いので引き続きご理解のほど
宜しくお願い申し上げます。

 

関連LINK

ツアーオブジャパン2021公式サイト

TOJ南信州ステージ観戦応援隊