〔レポート〕長野県車連主催「2024長野県美鈴湖自転車学校3月」②スポーツバイクメンテナンス講座。

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

〔レポート〕「2024長野県美鈴湖自転車学校3月」②スポーツバイクメンテナンス講座。

 

 

 2024年3月23日㈯

恒例の長野県美鈴湖自転車学校3月の部②

「メンテナンス講座」を開催致しました。

当日の天気は、予想外の大雪ということもあり

美鈴湖競技場まで登って来られない方も続出。

例年より少ない6名での開催となりました。 

 

 

そこで、内容を一部変更して

6名の中から「こんなことを知りたい」

「コレを教えて欲しい」というリクエストに対して

講師が指導する変則講習を行いました。

少ない人数だったからこそ逆に

充実した指導が行えました。

 

 

 

今回の講師は、共に海外の自転車メーカーで

メカニックとして勤務経験を持つ

三重県出身の日比克氏と、

先般、卒業制作展にお招きいただいた

東京サイクルデザイン専門学校出身の

髙辻和樹氏の若き2名の講師にお願いをして

基礎的な自転車メンテナンスの講義を行いました。

 

 

今回は、質疑応答の時間も多くとり

いまおススメの自転車についてなど

様々な質問が寄せられた。

 

 

 

 

 

スポーツバイク基礎メンテナンス講座

 

 

 

スポーツバイク基礎メンテナンス講座

 

 ・メンテナンスの重要性

 ・自分の自転車に異常が無いか確認する

 ・自転車に乗る際のチェック事項

 ・練習中/サイクリング中のトラブルについて

 ・最も多いパンクの場合の対処法(受講者からのリクエスト)

 ・タイヤの構造について

 ・ホイールからタイヤをはずしてみよう。

 ・パンク修理をしてみよう。

 ・そのほかのトラブルについて

 ・練習後/サイクリング後のメンテナンスについて。

 ・質疑応答

 

 

 

 

 

 

 

講習会の様子

 

 

 今回は予想外の大雪ということで

参加者は少なかったが、逆に人数が少なかったことで

一人一人に「実際にやってみる時間」を多くとることが出来た。

特にプロメカニックがタイヤ交換のコツを伝授。

 

 

自分も何回もタイヤ交換をした経験があるが

それでも、目から鱗の講義となった。

最初はタイヤを外すことに苦労していた

子供たちも徐々にコツを掴んで上達していたほか、

大切な日々のチェックや、基礎的なメンテナンスに

ついても学ぶ良い機会となった。

 

今年は残雪が多く、競技場夏季営業前のテスト走行は行えない状況だったが
まさかこの時期に大雪になることも予想外だった。

 

先ずはスポーツ自転車の基礎的な構造について学ぶ

 

初めて自転車の構造を学ぶ中学生に
前輪の外し方を教える。

 

普段、何気なく簡単にやっていること… 
しかし、プロのメカニックから指導を受けると
全く違った世界が見えてくる。
伊東選手(松本深志)に指導を行う高辻メカニック。

 

自転車の中心を出す…簡単な作業に見えるが
その際にもプロならではのチェックがあり
様々なテクニックや「どうしてそうなるのか?」を学ぶ
加藤選手(岡谷東)・伊藤選手(松本深志)

 

今回、受講者からパンク修理に関するリクエストがあり
タイヤの構造について解説を行う日比メカニック。

 

タイヤ交換にあたりホイールの「構造」と「チェック事項」を学ぶ高校生たち。

 

タイヤの構造を学ぶMTBの佐藤選手

 

初めてタイヤ交換を行った古畑選手が
日比メカからアドバイスをもらう。

 

個別に質問を受ける高辻メカニック。

 

 

講師紹介

 

 

日比 克

  三重県出身のプロ・メカニックで、ここ数年は海外メーカーのメカニックとしても活躍。この春にメーカーを退職して信州に移住し7月から自身の自転車店をオープンする。美鈴湖自転車学校とのかかわりは古く2018年の自転車学校創設の際は、兄の日比亨とともにレンタルバイクのレストアを行ってくれた。また、2022年は「2days race in 木祖村」の長野県選抜のチームメカニックを務めるなど長野県自転車界との関りも深く、今回は初めて自転車学校の講師をつとめた。兄の亨は「ツールド熊野」を始め各種競技界で、長野県では「志賀高原ヒルクライム」などでレースドクターをつとめる。

 

 ※自転車安全整備士 
 ※自転車技士
 ※SBM(スポーツ自転車整備士)
 ※JCF3級公認審判員

 

2018年に美鈴湖自転車学校設立の際に
自転車学校への支援を申し出てくれた。
(画像左:日比亨、画像右:日比克)

 

 

 

 

 

髙辻 和樹

 東京都足立区出身で現在は海外アウトドアブランドに勤務。日本初の自転車専門学校である「東京サイクルデザイン専門学校」(TCD)を卒業。海外スポーツバイクメーカーの直営店でメカニックとして勤務ののち、2023年春から年末にかけて日本一周自転車の旅を行う。今後は海外も視野に入れて活動中。今回は縁あって美鈴湖自転車学校の特別講師を務めて下さった。

 ※SBM(スポーツ自転車整備士)

 

 

 

宮﨑 岳人(長野県代表総監督)

第51期競輪選手として活躍、引退後に長野県代表自転車チームの総監督ならびに、長野県自転車競技連盟強化委員長に就任。今年から長野県連盟主催のトラッククラブチーム「美鈴湖ベロクラブ」を立ち上げ、県自転車競技の底辺拡大と育成を行う。

 ※長野県自転車競技連盟強化委員長
 ※日本スポーツ協会公認コーチ

 

 

 

 

4月美鈴湖自転車学校について

 

 

 4月の美鈴湖自転車学校についてですが

恒例の「JCF基礎スキル講座」「初めてのピスト」を

行いたいと思います。

 

ただし、月末に松本トラックが開催される予定もあり

また、高体連新人研修会の日程がまだ解らない状況です。

新人研修とは重ならないようにしたいと思いますが

現時点では、4月14日㈰・21日㈰のどちらかで開催と思っています。

※個人的には21日㈰と思っていますが…

 

とりあえず、各イベントとの兼合いになるので

開催については暫くお待ちください。

 

 

今回プロのメカが本当に凄いと思ったのは
この自転車のブレーキシューを見て
一瞬で取り付けが逆になっている…と
言われていたこと。やはりプロは凄いなと思わされました。

 

 

 

という訳で、

今回は室内であるにも関わらず

天候に泣かされるという

珍しい回となりました。

 

 

ただ、そのぶん

参加者たちは非常に

濃い講習を受けられたと思います。

 

 

日比メカ・高辻メカという

共に20代という若い指導者が

担当して下さったことも

受講者に近い年代という意味でも

本当に良かったと思います。

 

 

今回は、講義だけでなく

実は、受講者の自転車も見てもらい

不具合のあるところは

調整・補修をして頂きました。

 

 

改めて、講師のお二人への感謝と

また日を改めて今回のような

メンテナンスの講座を開催出来ればと思います。

 

 

足元の悪い中、ご参加頂き来ました受講者。

送迎をしていただいた保護者の皆様にも

心より御礼を申し上げます。

 

 

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