〔レポート〕長野県車連主催「2021美鈴湖自転車学校4月度」キッズ・一般ロード&ピスト上中級講習会。

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

「2021美鈴湖自転車学校4月度」キッズ・一般ロード&ピスト上中級講習会。

 

 2021年4月11日㈰、松本市美鈴湖自転車競技場にて

本年度最初の美鈴湖自転車学校

2021美鈴湖自転車学校4月度キッズ・一般ロード講習

ピスト上・中級者講習会を開催致しました。

 

今回は急遽開催が決定したため

応募期間が1週間しかありませんでしたが

県内全域から40名の応募があり

特にロード講習会は途中で募集を締め切らせて頂きました。

 

その他にも今年から新高校生となる

期待の1年生が6名参加した他、県内殆どの

高校生自転車選手達が参加する

非常に活気あるイベントとなりました。

 

※今回は年度初めで、自分が色々と雑用に追われてしまい
 写真をあまり撮れず申し訳ありません…

 

 

スポーツバイク基礎講座

 

 

担当:湯原正行(長野県代表チームコーチ)
高校新入生担当:金原諒(長野県自転車競技連盟強化委員)

講義内容

 

 ・サドルプッシング
 ・直線スラローム

 ・8の字ターン
 ・ボトルタッチブレーキング
 ・2.25mターン
 ・集団走行練習
 ・集団ローテーション練習
 ・美鈴湖サイクリングコース走行練習(中級班のみ)

 

◇補助員でお手伝い頂いた皆さん
  横内義広(松本工高OB/長野車連)
  近藤英基(イナーメ信濃山形)
  菊池圭吾(イナーメ信濃山形)

 

今回は通常の「Kids&一般サイクリスト」に加えて

各校に入学した「新高校1年生」への講座も行いました。

「Kids&一般班」は、小学1年生から6年生までのお子さんと

今回も親子参加として、保護者の方にもご参加を頂きました。

 

一方で「新高校1年生班」は、講習の前に

藤森信行UCIコミッセールに、自転車競技を行う上での

心得のほか、ヘルメットの被り方から始まり 

自転車競技のルール、基礎的なペダリング理論などを座学で学び

通常の基礎スキル講習会を行いました。

 

 

先ずは今回もサドルプッシングから行い、自転車に乗る前に
真っすぐ自転車を走らせるにはどうしたら良いか?
物理的にどう曲がるのか?を
子供達に体験してもらう。
自転車を真っすぐ押すという行為は意外と難しい。

 

今回も自転車の基礎的な3台要素である
ちゃんと真っすぐ走る・しっかりと曲がる・きっちり止まるを徹底。
先ずは競技場内インフィールドの白線の上を走る。

 

真っすぐ走るために、視線は?姿勢は?バランスは?
どうすれば良いのかを走りながら覚えて行く。

 

お子さんと一緒に参加の小松さんは一昨年以来の参加となった。
今回の親子参加は4組で、今後も親子でサイクリングを楽しんでもらえるよう
親子参加の枠も広げて行きたい。

 

真っすぐ走り終えると恒例の「直線スラローム」を行う。
先ずはパイロンにぶつからないように走る。

 

徐々にスピードを上げて、バランスとリズムを意識しながら
約2.5m間隔のパイロンの間をする抜けるように走ってゆく。

 

ターンの練習の後は再び真っすぐ走る「一本橋」を行う。
幅約30センチの先の間を、今度はゆっくりとバランスを取りながら
はみ出さないように走る。

 

恒例の2.25mターンを行う、直径2.25m(700Cのホイールでターンできる最小値)の中を
足を付かずに1周する。ボディバランスを養うだけでなく
どうやったっら足を付かずに1周出来るか考える機会にもなる。

 

大人・子供問わず人気のある2.25mターン。
参加者にとっても非常に盛り上がる。

 

座学を終えた新高校1年生も合流して8の字ターンに挑戦する。
油断しているとカーブの中でペダルを地面にぶつけてしまう。
実際に高校生のレースでこれが基となり落車が発生するケースもあり
高校生達にとってはコーナーをこなす際の意識づけにもなる。

 

午前中の最後は「しっかり止まるボトル・タッチ」
前方に向けたボトルに向かって走り急ブレーキ
ボトルに前輪を当て倒さないように止まるスキル。

 

午後は恒例の二列並走練習を行いました。
これは将来、選手となった時に集団走行練習を行う際の予備練習で
先頭交代をしながら、前後左右の友人を
思いやりながら一緒に走る基礎練習。
人数がいないとなかなか出来ない練習なので貴重な機会となった。

 

 

 

 

ピスト初級・中級班

 

担当:北澤竜太郎(イナーメ信濃山形)
宮﨑岳人(長野県自転車競技強化委員長)

講義内容

 ・競技場内トラック部分走行
  (スプリンターレーン、ステイヤーズライン、上部走行)

 ・グループ走行練習
  (小グループによる一列棒状走行練習)

 ・発送機からのスタート練習

 ・タイム計測
  (200mのタイム計測) 

 

 

中学生・新高校1年生経験者グループは
宮﨑岳人長野県代表監督の先導で
周回練習を行う。
〔画像先頭より:寺島京那(長野工)、児玉空広(上田千曲)、田中駿埜(塩田中)〕

 

昨年は小学生だった小林洋平(信州大学付属中)は中学校へ進学
ピストバイク・競技場にもだいぶ慣れてきた。
今回は信州大学の先輩である北澤竜太郎(イナーメ信濃山形)がレッスンを担当。

 

 

 

ピスト高体連&VELOクラブ班

 

担当:小峰烈(長野県自転車競技連盟副会長)
堀江省吾(日本競輪選手会)

講義内容

 ・競技場内集団走行&周回練習

 ・バイクペーサー練習

 ・高付加練習(1周/ハロンもがき練習)

 ・スタート練習

 ・タイム計測
  (200m/1㎞のタイム計測) 

 

上級・VELOクラブ班は、競輪の小峰選手と今回特別にこの春競輪養成所を卒業した
堀江省吾選手が1年ぶりに指導にあたって下さいました。
参加者は春のセンバツに出場した長野県高校代表組・高体連選手・VELOクラブ選手で
実践向けの練習を行いました。

 

春のセンバツ高校自転車競技大会での成績が悪かった
中島壮琉(松商学園)は、特に強度の高いトレーニングを行っていた。

 

 

 

2021美鈴湖自転車学校4月 講師

 

〔スポーツ自転車基礎スキルKids&一般〕

 

湯原 正行(長野県代表チームコーチ)

 平成以降の長野県代表選手の中で最多となる7回の入賞を誇り、2001年はスプリント種目で日本ランキング1位となる。現在は長野県代表チームのコーチとして後進の指導に当たるほか、2018年からは美鈴湖自転車学校の講師として若手選手の育成の他、人材発掘にも携わる。自らの体験を基にしたロジカルな指導理論と、卓越したバイクスキルは受講者の最高のお手本となる。

 ※日本スポーツ協会公認コーチ
 ※長野県自転車競技連盟強化委員

 

 

金原 諒(長野県自転車競技連盟)

 飯田風越高校で活躍、2015年には長野県高校強化指定選手にも選ばれる。2018年にはJCF公認審判員3級試験に合格、翌年からは長野県唯一の現役大学生審判員として県内各大会の運営に従事した他、自転車学校や各練習会の講師としても大車輪の活躍をみせた。2020年からは最年少で「長野県自転車競技連盟強化委員」に大抜擢を受け、現役の中学生・高校生選手の良き兄貴ぶん「カナハラ先輩」として後輩からの信頼も厚い長野県自転車界期待の若手。

 ※長野県自転車競技連盟強化委員

 

〔ピスト班中級者/中学高校生〕

 

北澤竜太郎(イナーメ信濃山形)

 長野県代表・信州大学の中長距離のエースとして国体に9回出場、2018年の長野国体では最年長選手としてキャプテンを務めた長野県の顔とも言える選手。一昨年、日本体育協会(現:日本スポーツ協会)公認指導者資格を取得後、今年から現役選手ながら、美鈴湖自転車学校の講師として後進の指導も行う。

 日本スポーツ協会公認コーチ
 ※2018年長野県代表チーム主将

 

 

〔ピスト班 高体連選手/VELOクラブ〕

 

小峰烈(競輪選手会長野地区長)

 98期の現役競輪選手。平成20年には全日本実業団選手権ケイリンで優勝。2018年は全日本選手権マスターズ部門チームスプリントで長野県に日本チャンピョンジャージをもたらした。美鈴湖自転車学校では2019年より講師を務め、さらなる自転車競技の「普及」と、若手の「育成」に携わる。

 日本スポーツ協会公認コーチ
 ※長野県自転車競技連盟副会長

 

 

 

堀江省吾(119期競輪選手)

 この春、競輪養成所を卒業した第119期の現役競輪選手。同学年の増田選手と共に信州大学・長野県代表を長年にわたりけん引。2018年のふくい国体ではケイリンで5位入賞を果たす。自転車学校には発足初期から携わり、今回は1年ぶりに自転車学校に講師として参加した。先ずは本年5月1日の競輪デビュー戦・ルーキーシリーズでの活躍が期待される。

 ※2018年福井国体ケイリン5位入賞
 ※119期競輪選手
 

 

〔技術指導〕

 

藤森 信行(UCI国際コミッセール)

 お馴染みUCI国際審判員として活躍する日本自転車界の第一人者。現在流行の「シクロクロス」をベルギーから日本に初めて持ち込んだ日本シクロクロスの父。2018年から美鈴湖自転車学校の講師陣に加わり、後進の「育成」にあたる。主に国際審判員として最新の自転車競技のルールのほか、ペダリング技術の基本講習などを中心に指導する。

 ※UCI国際コミッセール(国際審判員)
 ※2 Days Race シリーズ オーガナイザー

 

 

〔スタッフ/オーガナイザー〕

 

宮﨑 岳人(長野県代表総監督)

第51期競輪選手として活躍、引退後に長野県代表自転車チームの総監督ならびに、長野県自転車競技連盟強化委員長に就任。今年から長野県連盟主催のトラッククラブチーム「美鈴湖ベロクラブ」を立ち上げ、県自転車競技の底辺拡大と育成を行う。

 ※長野県自転車競技連盟強化委員長

 

 

 

小林 秀一(長野県自転車競技連盟副会長)

 長年監督として「松本工業高校自転車競技部」を率い、数多くの自転車選手・プロ競輪選手・審判員を育成。長野県自転車競技連盟の審判委員長としても県自転車界の発展に多大な功績を残し、2020年3月には『長野県スポーツ振興功績者有功章』を受章した。2018年UCI規定で審判員を定年退職したが、定年後の2018年9月に《美鈴湖自転車学校》を立ち上げ、現在は「普及」と「育成」の両面で陣頭指揮をとる。

 ・前長野県自転車競技連盟副会長
 ・飯山市名誉審判委員長
 ・大町市美麻ロードレース実行委員長

 

 

 

 

美鈴湖自転車学校ニュース

 

 美鈴湖自転車学校の生徒さんの中からこの春

初めて大会に出場する選手をお知らせします。

※なお、菜の花飯山ロードレースは中止となりました。

 

◇菜の花飯山ロードレース 個人ロードタイムトライアル

 ・小林 洋平(信州大学付属中1年)
 ・臼倉 充哉(鎌田中学2年)
 ・田中 駿埜(塩田中学3年) 

 

◇松本サイクルトラックレース

 ・児玉 空広(上田千曲高1年)
 ・小山 大登(エクセラン高1年)
 ・河野 仁 (マスターズ)

 

2019年に美鈴湖自転車学校でトラック競技を始めた河野仁選手が
松本トラックサイクルレースのマスターズカテゴリーでデビューします。

 

2019年初めてピストバイクに戸惑いながらも
小峰コーチが河野選手に

付きっきりでアドバイスを送る。

 

美鈴湖自転車学校からレースにデビューする

選手達に温かいご声援宜しくお願い致します。

 

 

5月美鈴湖自転車学校の予定について。

 

今回親子でご参加頂いた大沢さん。
是非今後もご家族でサイクリングを楽しんで頂ければと思います。

 

 5月の美鈴湖自転車学校についてですが

現在またしても、長野県内のコロナ感染者数が増加しています。

本日4月16日は諏訪地方もLevel-4となりました。

競技場のある松本市は今のところ感染者数は多くないものの

今後の開催につきましては、なお慎重な見極めが必要だと感じております。

この件に関しては、松本市ならびに、美鈴湖競技場、

長野県自転車競技連盟とも協議のうえ、改めて発表したいと思います。

なお、現在の5月美鈴湖自転車学校の予定としては以下のとおりです。

※以外の日程は県内各大会が開催されるため競技場が使えません。

 

5月美鈴湖自転車学校開催《候補日》

 ◇5月8日㈯  or 9日㈰
 ◇5月15日㈯ or 16日㈰ 

 

以上の日程でスケジュールの仮調整をお願い致します。

 

現状で5月上半期の大会につきましては無観客開催が予定されています。

 

 

と、言う訳で

年度初めということもあり

殆ど写真を撮れずに

レポートも遅くなってしまい

本当に申し訳ありません。

 

今回ご参加いただいた皆さんには

行き届かない点も多々あったことと

思いますが、機会がありましたら

また是非ご参加頂ければと思います。

 

この先、またコロナで少し先行きが

不透明ではありますが、出来るだけ

早く情報を出してまいりますので

引き続き、多くの皆様のご理解・ご協力を

賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 

ご参加ありがとうございました。

 

 

 

関連LINK

長野県自転車競技連盟

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