〔ニュース〕日本代表候補「2022年マウンテンバイク強化指定選手」に北林力と小林あか里が選出。

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

〔ニュース〕2022年日本代表候補「マウンテンバイク強化指定選手」に北林と小林が選出。

 

 日本自転車競技連盟(JCF)は、2022年のマウンテンバイク

日本代表強化指定選手(日本代表候補選手)を発表。

長野県からは、男子エリートで北林力(白馬高出)と

女子U-23で小林あか里(信州大学在)の二名が選出された。

2022年のMTB強化指定選手は以下の通り。

 

 

 

MTBクロスカントリー強化指定選手

 

《マウンテンバイク クロスカントリー》

男子エリート
北林 力     1999年生まれ
男子ジュニア
柚木 伸元     2004年生まれ
楠 皓雅     2004年生まれ
野澤 瑠     2004年生まれ
高橋 翔     2005年生まれ
遠藤 紘介     2005年生まれ
男子ユース
内野 友太     2006年生まれ
野嵜 然新     2007年生まれ
松井 颯良     2007年生まれ
成田 光志     2007年生まれ
女子U23
川口 うらら     2000年生まれ
小林 あか里     2001年生まれ
渡部 春雅     2003年生まれ
女子ジュニア
中島 瞳     2004年生まれ
女子ユース
日吉 愛華     2006年生まれ
石川 七海     2008年生まれ
西原 夕華     2008年生まれ
北津留 千羽     2006年生まれ
日吉 愛華     2009年生まれ

JCF公式HPより

 

 

 

 

長野県選出選手

 

 

北林力 (白馬高出)
中学生時代は全中のスキーアルペンスラロームで優勝するなど
スキー選手として輝かしい成績を残す。MTBに転向後も
ユース・ジュニアの各世代で全日本王者を戴冠。
2020年・2021年のU-23でも全日本を連覇するなど輝かしい成績を残す。
いよいよエリートの年代となり今後の活躍が期待される。

 

 

 


 

 

小林あか里 (信州大学)
ジュニア時代に全日本MTB選手権を制するなど幼少期から活躍。
昨年度シーズンからは信州大学でロード・シクロクロス競技にも参戦。
MTBの同世代のライバルたちが大学自転車界でも台頭するなかで
MTB・シクロ・ロードとマルチな活躍が期待される。

 

 

 

2022年の強化方針について

 

 

●2022年強化方針について
昨年度は大きな目標となる東京オリンピックが終わり、強化事業としても1つの区切りとなりました。
出場した山本幸平選手、今井美穂選手につきましては、コロナ禍での1年延期という、かつてない状況でのオリンピック出場で、肉体的にも精神的にも極限の中でそれぞれが乗り越え、出場してくださったことにあらためて感謝申し上げます。また、両選手を支えてくださったご家族や友人の方、多くのスタッフの方も同様に厚くお礼申し上げます。さて、静岡で行われたオリンピックについては、今回の実施によって日本国内に世界屈指の国際基準コースができたという大きな前進があった一方で、世界トップレベルの選手との差をあらためて目の当たりに感じる結果となりました。年々世界トップレベルの選手、コース、大会含め全体のレースレベルが上昇し続けている世界のマウンテンバイク事情に対して、国内の状況は環境としても、また資金面からも恵まれたものではありません。これらの差を埋めることは一朝一夕で解決するものではなく、中長期的な取り組みが必要であると認識しています

そのため今回の強化指定選手基準や選手派遣選考基準についても、2024年だけでなく2028年、またその先を見据えた強化方針の中で、ごく限られた予算内においても最大限の可能性を残せるように作成いたしました。大きな方針自体は2023年、2024年とも変更する予定はありませんが、今年はパリオリンピックの出場枠に関する発表もあるため、この発表を踏まえたパリオリンピック出場選手選考基準の策定とともに修正を加える可能性があります。

日本国内においても様々なスポーツ競技が台頭しオリンピック等で結果を残している中で、出場することだけで評価してもらうことは難しくなってきています。他方で、メダル獲得をすれば必ず普及、反映するという流れも変わってきているように思います。こうした状況の中で、あらためてマウンテンバイクを通して得られる魅力を発信できる大会の構築や魅力が伝わる選手の育成、そうしたことを取り組めるそもそもの土壌づくりがまず当面取り組むべき課題と考えています。

●ダウンヒルシリーズとの連携について
ダウンヒルの大会については年々減少の一途を辿っており、このまま進むと全日本選手権のみという状況も想定されました。ダウンヒルという種目についてはオリンピック種目ではないもののヨーロッパを中心として世界ではまだまだ衰えておらず、また下りのテクニックについてはクロスカントリー種目についても大きく参考になり得ることから、このまま終わらせることなく継続を模索してく中で、今回の形となりました。元々のダウンヒルシリーズの良さ、楽しさを失わない形を連携しつつ引き続き模索してまいります

マウンテンバイク部会長 黒江 祐平

 

原文はこちら(JCF公式HPより)

 

 

 

 

2022年 長野県内におけるMTB公式戦

 

No 開催日 場所 開催地 詳細
6月4日㈯・5日㈰ 白馬岩岳MTB PARK 白馬村 ダウンヒル競技
7月2日㈯・3日㈰ 富士見パノラマリゾート 富士見町 ダウンヒル競技
8月13日㈯・14日㈰ JOCジュニアオリンピック杯
兼 全国ユース選抜MTB大会
白馬村 クロスカントリー競技

 

 

 

 

今年の日本代表候補選手にあたる

日本代表強化指定選手の発表がありました。

特に思うところとしては

「強化方針」だと思います。

 

これを読む限り 

少しずつ危機感を抱き始めたのかな?と思います。

昨年からですが、育成に重きを置き

ユース選手を多く選出している辺りに

この先の未来を見据えるビジョンが垣間見えます。

 

そして、MTBの根本問題として指摘し続けていること。

 

問題はユース(中学生)を高校に入ってどう繋ぎ留めるか

ここに全てがかかってきます。長野県もそうですが… 

中学までは良いんです!しかし、高校生になって

勉強や部活が本格的に忙しくなってきた時に

MTBを続けてもらう為に何が必要なのか?

ここの「システム」と「ステータス/バリュー」をどう構築するか?

この先の日本MTB界の浮沈を握る根幹だと思っています。

 

 

ここをいま本当にMTB界が一つになって考えないと…

今までと同じ考え方、今までの延長線上で考えていても正直先が無い。

 

 

さて、つい先日まで高校生だった

北林選手・小林選手が

エリート・Uー23という世代にかかってきました。

代表候補の二人には長野県MTBの次を担う子供達の為にも

本当に頑張って欲しいと思います。

ぜひ県内のサイクリストの皆さんにも

長野県のMTBの選手達を御声援頂きますよう

お願い申し上げます。

 

関連LINK

MTBリーグ

ダウンヒルシリーズ

長野県自転車競技連盟