〔結果〕「令和五年 中部8県対抗自転車競技選手権大会」長野県代表チームの全リザルト

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

〔結果〕「第53回中部8県対抗自転車競技選手権大会」長野県代表チームの全リザルト

 

 

 遅ればせながらですが、先般2023年9月17日㈰に

長野県松本市で開催された

令和五年度 中部8県対抗自転車競技選手権の

長野県チームの全リザルトをお知らせします。

 

なお今大会は、長野県内でロードレース開催の

折り合いがつかず、トラック競技のみの開催となりました。

詳しくは下記をご覧ください。

 

〔中部8県出場メンバー〕

 

 

 

少年男子スプリント

 

予選200mタイムトライアル

順位 氏名 チーム タイム
1位 大塚 城 静岡 10.520  ※準決勝進出
2位 松久 侑叶 岐阜 10.991 ※準決勝進出
3位 山田 愛太 長野 11.077 ※準決勝進出

 

大会最初の種目となったスプリント予選200mタイムトライアルに出場した
山田愛太(白馬高2年)11秒07の3位で予選を通過。

 


 

準決勝第2組

順位 氏名 チーム タイム
1着 松久 侑叶 岐阜 11.305 ※決勝進出
2着 山田 愛太 長野 ※3位決定戦へ

 

 

準決勝はスタート直後から超スローペースでレースが始まる。
そんななか、初回第3コーナーを過ぎたあたりで相手選手が
低速によるスリップダウン、それを避けきれず
山田選手が突っ込んでしまい自転車ごと前方へ一回転する落車に遭う。
幸いスピードが出ていなかったこと、頭から落ちなかったことで
大事は無く、成年男子準決勝の二試合の後での再出走となったが
山田選手いわく
「あっ!と思って気が付いたら空が見えて自分の自転車が空を飛んでいた」とのこと。

 


自転車ごと前方へ一回転する落車に巻き込まれた山田選手
幸い背中から落ちたために直ぐに再発走出来たものの
精彩を欠き僅かな差で敗れ3位決定戦へまわることとなった

 


 

3位決定戦

順位 氏名 チーム タイム
1着 生島 一歩 福井 11.543
2着 山田 愛太 長野  

 

午前中の思わぬ落車というハプニングがあったものの
3位決定戦に出場した山田は
抽選でイン側スタートとなり後方を伺う。

 

残り1周で相手選手を追う展開となるが
最後までその差を詰められず4位。
今大会は予選も含めて不完全燃焼感が
否めない大会となってしまった。
それでも、国体を前に落車があったなかで
怪我が無かったことは幸いだった。

 

 

 

少年男子スプリント

 

予選200mタイムトライアル

順位 氏名 チーム タイム
1位 上杉 有弘 福井 10.693 ※準決勝進出
2位 鴨下 佳朋 愛知 10.717 ※準決勝進出
3位 井上 凌玖 岐阜 10.930 ※準決勝進出
4位 齋藤 健太朗 長野 11.208 ※準決勝進出

 

スプリント少年予選の後に行われた成年予選200mタイムトライアルに出場した
齋藤健太朗 (ヤッホーブルーイング)11秒2の4位で準決勝へ進出した。

 

 


 

準決勝第1組

順位 氏名 チーム タイム
1着 上杉 有弘 福井 11.305 ※決勝進出
2着 齋藤 健太朗 長野 ※3位決定戦へ

 

準決勝第1組に登場した齋藤選手は最終回で
同走選手に先行を許すとその差を詰められず敗退。
3位決定戦へまわることとなった。

 


 

3位決定戦

順位 氏名 チーム タイム
1着 井上 凌玖 岐阜 11.147
2着 齋藤 健太朗 長野  

 

残り1周で齋藤選手から仕掛けるが
それに井上選手が反応してお互い譲らないまま残り半周へ

 

最後の半周で井上選手が主導権を握ると
そのままゴールを迎え、齋藤選手の4位が決まった。

 

 

 

少年男子1㎞タイムトライアル

 

1㎞タイムトライアル決勝

順位 氏名 チーム タイム
優勝 山下 翔太郎 石川 1’04.159
2位 丸山 留依 静岡 1’04.532
3位 児玉 東次郎 福井 1’06.626
5位 岡庭 能亜 長野 1’08.844

 

インターハイ最終予選の北信越大会・インターハイ本戦と
今年の長野県高校自転車を盛り上げた岡庭能亜(飯田風越2年)が
初めて長野県代表の
ユニフォームを着て大会に出場。

インターハイ予選・インターハイ初出場と
今年は着実に経験を積んできた岡庭は
初招集となった今大会で
自己ベストとなる1分08秒台を記録5位入賞を果たした。

 

 

成年男子1㎞タイムトライアル

 

1㎞タイムトライアル決勝

順位 氏名 チーム タイム
優勝 熊谷 海飛 静岡 1’06.003
2位 白井 輝 石川 1’06.097
3位 安達 光伸 岐阜 1’07.118
4位 北澤 竜太郎 長野 1’09.000

 

 

成年男子1㎞タイムトライアルには北澤竜太郎主将(長野市役所)が登場。
1分09秒000のタイムで4位入賞を果たした。

 

 

少年男子ケイリン

 

少年男子ケイリン決勝

順位 氏名 チーム タイム
優勝 細江 星矢 岐阜 11.122
2位 前川 将輝 三重  
3位 横林 海斗 長野  

 

 

少年ケイリンはエントリーがちょうど6名ということもあり
1発決勝戦となった。長野県からは横林海斗(松本工高3年)が出場。

 

残り1周で愛知の選手が逃げを見せると集団は一気に「縦長」になり
最終回を4番手から前方を追いかける展開となる。

 

岐阜の選手が抜け出し1着を獲ると、横林は僅差の順位争いで
粘っての3位表彰台を獲得した。

 

横林もこの大会が長野県代表チームで初となる表彰台となった。

 

〔大会速報〕

 

 

 

 

成年男子ケイリン

 

成年男子ケイリン1回戦第1組

順位 氏名 チーム タイム
1位 櫻井 仁志 福井 10.9353 ※準決勝進出
2位 山浦 秀明 長野 ※準決勝進出
3位 田賀 森羅 石川 ※準決勝進出

 

成年男子ケイリンには山浦秀明(松本大学4年)登場
序盤は最後尾から前方を伺う展開となったが
最終回に一気に前方へ出ると福井の選手と共にゴール。
上位3名が決勝進出というなかで、展開にも恵まれ
比較的余裕を持っての2着決勝進出となった。

 


 

成年男子ケイリン決勝戦

順位 氏名 チーム タイム
優勝 櫻井 仁志 福井 11.285
2位 吉田 大悟 静岡  
3位 山浦 秀明 長野  

 

成年男子ケイリン決勝は抽選の結果
一番外側からのスタートとなった山浦。
序盤は最後方からレースを伺う展開となる。

 

残り1周で一気に集団のスピードが上がり
福井・静岡が抜け出す動きを見せ
それを山浦が3番手から追いかける展開で終盤を迎える。

 

最後のストレートで懸命に前を追うも僅かに届かず3位となった
それでも山浦は長野県代表としては初の表彰台となった。

 

〔大会速報〕

 

 

 

少年男子スクラッチ

 

少年男子スクラッチ決勝

順位 氏名 チーム タイム
優勝 笹瀬 力輝太 静岡 8’14.512
2位 木村 優輔 福井  
3位 若原 享佑 岐阜  
4位 黒澤 響冴 長野  

 

今年はインターハイ長野予選・インターハイ本戦とロードで活躍した
黒澤響冴(飯田OIDE長姫3年)が長野県代表に初招集された。
スクラッチでは序盤から終始積極的な走りを見せ存在感を示したが
同走選手のマークも厳しく表彰台を逃した。
それでも初の代表戦で4位入賞となった。

 

 

成年男子スクラッチ

 

成年男子スクラッチ決勝

順位 氏名 チーム タイム
優勝 加藤 弘喜 福井 10’10.674
2位 渡邊 蓮 岐阜  
3位 渡邉 鈴 長野  

 

 

昨年のこの種目で国体に出場した渡邉(京セラ)が登場。
今大会の長野県代表チームの中では既に中堅選手になるが
その試合巧者ぶりを見せ、序盤に出来た逃げの予兆を見逃さず
しっかりと3名の逃げにのり、今大会長野勢最初の表彰台を獲得した。

 

ここ数年、若返りが進む長野県代表チームのなかで
中堅選手としてチームを牽引する立場にもなってきた渡邉選手。
来月の国体でも活躍を期待したい。

 

〔大会速報〕

 

 

 

女子スクラッチ

 

女子スクラッチ決勝

順位 氏名 チーム タイム
優勝 大蔵 こころ 長野 8’34.362
2位 藤川 留唯 石川  
3位 山口 二葉 岐阜  

 

昨年の国体ではこの種目で長野県勢唯一の入賞を果たした
大蔵こころ(早稲田大学2年)は、今年全日本学生選手権では二種目制覇
インカレでも3種目で表彰台に乗る活躍を見せ、この大会は
勝たなければいけないプレッシャーのあるレースとなったが
残り12周(4㎞)付近で一気に単独の逃げを決めると
そのまま3㎞強を一人で逃げ切って圧勝した。

 

昨年の国体ではこの種目8位入賞となったが
本人曰く「後方からの追走をかわすのが精いっぱいだった」という
薄氷を踏む入賞だった、あれから1年で大きく成長した
大蔵選手は来月の国体で再び上位進出が期待される。

 

〔大会速報〕

 

 

 

少年男子ポイントレース

 

少年男子ポイントレース決勝

順位 氏名 チーム 得点
優勝 東 右京 三重県 20点
2位 上里 翔瑛 長野県 19点 
3位 筧 庵侍 福井県 18点
6位 田切 智裕 長野県 8点

 

今年のインターハイ最終予選北信越大会では四冠を達成した
上里翔瑛(松本工業3年)が初回から積極的に動き
3回まで毎回得点で9点を獲得この段階で2位に
4点以上の得点差をつけ序盤から優位な展開となる。

 

夏のインターハイに初出場した田切智裕(飯田風越2年)が
今大会で長野県代表チームに初招集される。
田切はそのプレッシャーを跳ね除け
いきなり初回で2着3点を獲得して幸先の良いスタートを切る。

 

2年生の田切はしぶとい走りをみせ全8回のポイント周回中
5回で得点をかくとくして合計8点で6位入賞を果たした。
レース後、本人は物足りなさを口にしていたが
毎得点周回でしっかりと存在感を見せたレースを展開したことを
先ずは評価したい。
特に来年の春のセンバツ予選となる長野県新人戦では
しっかりとした走りを見せセンバツ切符を獲得して欲しい。

 

上里は7回までに2位に6点差以上をつけて
後はライバルの同行を見ながらゴールするだけという
絶対優位な展開を作り出したが、残り4~3周の辺りから
脚が止まり大失速。優勝した選手に最終回で
9点をひっくり返される大逆転を許した。
準優勝という結果ではあったが本人には悔いの残る結果と
国体に向けて課題の残る大会となった。

 

〔大会速報〕

 

 

 

成年男子ポイントレース

 

成年男子ポイントレース決勝

順位 氏名 チーム 得点
優勝 山本 元喜 三重県 51点
2位 山口 涼輔 岐阜県 19点 
3位 大山 航平 愛知 県 18点
DNF 小松 篤史 長野県 途中棄権

 

 

国体本戦でのポイントレース、長野県は山田拓海選手が出場予定だが
山田選手は日本代表欧州遠征の直後ということもあり
急遽代役で今年の競輪学校(養成所)入所を目指す
昨年の長野県高校短距離のエース小松篤史(無所属)が出場。
短距離の小松選手、本人いわくポイントレースに出場するのは
昨年の東海・北信越ブロック記録会で優勝して以来とのこと。
今大会は途中棄権となったが
競輪学校の入試前に急遽の代役を務めてくれた。

 

 

男子チームパシュート

 

男子団体追抜き決勝

順位 チーム 氏名 タイム
優勝 岐阜県 安達・渡邊・細江・若原 4.21.947 
2位 長野県 北澤・渡邉・上里・黒澤 4.30.552 
3位 福井県 加藤・浮田・筧・藤井 4.32.610

 

 

今大会の団体追抜きは、北澤・渡邉の社会人組と
上里・黒澤の高校生組の混成チームとなった長野県代表。
スタートから椿監督の激が飛ぶ。

 

北澤主将・渡邉の社会人コンビがチームを牽引
大崩れすることなく隊列を保ち準優勝を果たした。

 

長野県代表は高校生の黒澤がチームを代表して表彰台に上がった。

 

〔大会速報〕

 

 

男子チームスプリント

 

男子チームスプリント決勝

順位 チーム 氏名 タイム
優勝 福井県 櫻井・上杉・片岡 1’01.379 
2位 静岡県 熊谷・大塚・丸山 1’01.469
3位 石川県 白井・田賀・山下 1’03.229
7位 長野県 齋藤・山田・横林 1’07.336

 

昨年この種目で3位表彰台となった長野県
今年は横林(松本工高)・齋藤(ヤッホーブルーイング)・山田(白馬)で臨んだ。

 

1周目で第一走の横林が好スタートを見せるものの
第二走以降の連携が上手く行かずに7位。
来月の国体へ向けて課題が残った。

 

 

県別対抗成績

 

対抗戦最終総合成績

順位 チーム 監督名 得点
優勝 福井県 津田達也(成年)
小林郁弥(少年)
荒井優弥(女子)
144点
2位 岐阜県 高橋翔太(成年)
萩野良信(少年
139点
3位 長野県 宮崎岳人(成年)
椿 宏尚(少年)
宮崎岳人(女子)
87点

 

長野県は団体種目での成績での加点が大きく87点を獲得
県別対抗総合成績で3位となった。

 

〔大会速報〕

 

 

 

大会関連記事

 

 

 

ここのところ忙しくて

纏まった時間がとれず

チュウハチの長野県代表結果と

レポートが1週間遅れてしまい

申し訳無く思います。

 

 

今年はコロナ禍を挟んで

長野県でおよそ10年ぶりの開催ということで

一つ心残りは

ロードレースを長野県で

開催出来なかったことかなと思います。

 

 

この件は、本当に沢山の人が

尽力したけれど上手く行かなかった。

自分も「2days木祖村」の頃に

ストレスがMAXで

もうかなりピリピリしていて

関係者の皆さんにも

準備段階でとばっちりを与えてしまい

本当に申し訳無く思います。

 

 

それでも今大会、長野県が

県別総合成績で3位になったことは

一つ進歩だと思います。 

 

 

特に、山田愛太・田切・岡庭ノア

という2年生が台頭してきたことは 

自転車学校など、多くの人が携わった

下支えの成果が出てきたとも思います。

 

 

その他でも成年の層も徐々に

厚くなり始めているし

このサイトを始めるきっかけとなった

2017年から比べると

本当に長野県代表とそれを

とりまく環境に活気が出てきたのを感じます。

 

 

ただし、全てはまだまだこれからです。

これで「満足」とか

少なくとも自分はあり得ない! 

 

 

県サイクリストの皆様には

引き続き長野県代表チームに

あたたかい御声援と御理解・御支援のほど

宜しくお願い申し上げます。

 

 

開会式で選手宣誓をした横林海斗(長野県代表/松本工高3年)

 

 

関連LINK

大会特設サイト

長野県自転車競技連盟

野県スポーツ協会



 
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