〔特集〕「信州自転車界コロナの後で…」第1回ーアクセス解析にみるサイクリストの動向

《速報!》新潟弥彦競輪二日目「3レースA級一般戦」上原龍(長野県/佐久長聖出)は残り1周で先頭に立つと粘りの走りで逃切って今節初勝利を挙げた。ハイライト動画(7月8日) 〔結果〕立川競輪二日目「第9レースA級準決勝」菊池岳仁(岡谷南出)この日は最終第2コーナーから前走5名を追いかける展開、最終コーナーでは7番選手のブロックを凌ぐとゴール前の競り合いをモノにして鮮やかな1着。明日の決勝へ進出した。ハイライト動画(7月7日)  《速報》立川競輪初日「8レースA級特別予選」菊池岳仁(長野県/岡谷南出)が登場。残り1周の鐘と共に積極的に前に出ると残り1周を逃切り!明日の準決勝へ進出した。ハイライト動画(7月6日) 〔結果〕6月30日より【改正道路交通法】が施行され「自転車によるあおり運転」が処罰の対象となります!詳しくは こちら(6月29日)〔お知らせ〕松本市美鈴湖自転車競技場のナイター照明の補修・点検が終わり6月29日より通常営業再開。(6月29日) 《走行注意!》先般お伝えした浅間山の噴火活動警戒レベルが2に引き上げられました。軽井沢周辺をサイクリングされる方は十分にお気を付けください。詳しくは こちら(6月25日)   

信州自転車界コロナの後で… 第1回アクセス解析にみるサイクリストの動向

 

 3月24日に東京五輪の延期が決定、その翌日から一気に感染者が増え

緊張感が高まると、ついに4月23日は我が長野県にも「緊急事態宣言」が発令された。

これにより長野県内で予定されていた、6月末までの競技会・サイクリングイベントは

全て中止が決定。その後、5月14日には「緊急事態宣言」が解除となり

翌日から

 

・信州自然郷アクティビティセンター(飯山市)
・白馬岩岳MTBパーク(白馬村)
・松本市美鈴湖自転車競技場(松本市)

 

が、条件付きでの営業を開始しました。

信州自転車界に大きな爪痕を今この時も残している

今回のコロナ問題。その今後を数回のシリーズにして

占って行きたいと思います。

 

第一回は、サイクリング長野のアクセス解析をして

このコロナ禍において、サイクリストは何に興味を持ち

今後どこへ向かうのか?をお伝えします。

 

 

 

記事別アクセス数

 

以下の図は、今年と昨年の

3月1日~5月20日までの期間中に、当サイトで

どのページが最も読まれたかの順位を表したもので

コロナ問題下で、どんな記事が読まれ

それが今後にどう影響して行くか?を探りたい。

※細かい分析をするとキリが無いことと
 数字に関しては、出すと影響を受ける分野も出てくるので
 一応、細かい数字は企業秘密と云うことで…

※調査機関は3月1日から5月20日まで

 

各記事アクセス数別対比

順位 2020年人気記事 2019年人気記事
県道サイクリングロード紹介 2019年長野県内イベントカレンダー
県内の主な自転車店一覧 県道サイクリングロード紹介
県内のレンタサイクル一覧 2019松本トラックレース開催のお知らせ。
県内クラブチーム紹介 県内クラブチーム紹介
コロナウイルスに関する特設ページ 春のセンバツ高校自転車Live中継のお知らせ。
2020年長野県内イベントカレンダー 県内のレンタサイクル一覧
堀江省吾(信州大出)競輪学校合格 神宮クリテ長野県選手の結果
エロイカジャパン中止のお知らせ 2019美鈴湖自転車学校開催のお知らせ
2020年長野県関連注目選手 SDAクロスマウンテン復活のお知らせ
10 白馬サイクルフェスタ・AKI GREEN CUP開催に関するお知らせ。 畑山(上田千曲)が大学生を退け飯山ロード3位。

 

〔今年の特徴〕

 ・今年は視聴率の割合で前年比10倍近い伸びをみせ「サイクリングロード紹介」が1位

 ・昨年の同時期に50位だった「県内自転車店一覧」が大躍進の2位

 ・「県内レンタサイクル一覧」に関するアクセス人数も前年の2倍以上となった。

 ・大会中止が相次ぎ「県内のイベントカレンダー」が急落する一方で
  「コロナウイルス特設ページ」が多くの訪問者を集めている。

 ・国際ビンテージ自転車大会「エロイカジャパン中止」の記事は、幅広く全国からアクセスを集めた。
  ※恐らく初動の情報提供が英語だったため…

 ・長野県の人気選手である「堀江選手の競輪学校入学」は記事公開と同時に
  全国から怒涛のアクセス数を集め、改めて全国規模の「堀江マニア」に驚かされる。

 ・大会中止の影響もあり、公式戦に関する記事は10位以上には入らなかった。

 

〔考察〕

 例年GW前後は、サイクリングロードに関するアクセスが増えるが
 今年の場合、特に興味深いのは、1位から4位までが
 競技・非競技関係無く「自分が走るための身近な情報」と云うこと。

 これを見るといささか抽象的ではあるものの、県内外のサイクリストの
 「何とかこの状況下でも走りたいという欲求」
 「走れないストレス」の両方を感じ取れるような気がする。

 また、見逃せないのは単に順位では無く
 1位から4位の各アクセス人数が軒並み
 前年比で倍以上となっていた。(実数は非公開)

 個人的には、様々なイベントが日々中止になる中で
 そうした「中止情報」が上位を占めるかと思っていたので
 驚きの結果でもあった。

 また前年の50位から2位に躍進した「県内自転車販売店の紹介」だが
 実際に前年に比べて、各販売店で自転車販売数が上がったのか?
 もしそれがコロナ禍の影響であるとするならば、それは何故か?
 非常に興味深い数字だと考えられる。

 当サイトでは、今回最も支持を得た
 「サイクリングロード紹介」に注目して
 今回大きな影響を受けた観光業界の復興も視野に入れて
 コロナ後の、サイクルツーリズムの可能性を探りたい。

 

 

 話題のズイフトについて

 昨今、選手達を中心にムーブメントを起こそうとしている
 未来のサイクリングのカタチであるバーチャルサイクリング
 「
Zwift」については、想像以上にアクセス数が伸びずに
 当サイトでのアクセス数は全体の71位、視聴率にすると僅か0.3%
 思った以上にこの話題への興味が低かった。

 コロナ禍において、爆発的な成長を見せ
 いよいよ一般のサイクリストへの普及も始まるかに
 思えたが、Youtube各ページの再生数を見ても10万再生には
 殆ど届いているものは少なく、思った以上に
 「一般のサイクリスト」・「一般の人達」への訴求効果は低い。
 現状では、限られた一部のアスリートのものと言った感じが否めない。
 

 

 

 

 

 

県サイクリングロードの解析

 

 コロナで全国的に自粛ムードになっている中で

一番のアクセスを集めた「県サイクリングロード紹介」は

誰が見たのか? 何処の誰からアクセスがあったのか?

このデータは、コロナ後の「県サイクルツーリズムの可能性」に

通じるものがあるのか?を含めて見て行きたい。

 

 

地域別アクセス数の対比(県外)両年の3月1日~5月20日までの期間

順位 2020年 2019年
大阪市 新宿区
横浜市 港 区 
新宿区 大阪市
港 区 名古屋市
名古屋市 横浜市
千代田区 札幌市
札幌市 四日市市・吹田市・中央区・鈴鹿市(同率)
渋谷区 千代田区
世田谷区・さいたま市 世田谷区
10 浜松市 福岡市

 

〔今年の特徴〕

 このデータを見る前に、この記事にアクセスした数を見るとスマホが半数と云うことで
 若干、通信基地の影響を受けているものとも思えるが… 

 昨年と比べて、大阪市からの順位が上がっているなど
 大都市圏からののアクセスは昨年に比べ増えているものの
 大都市以外の地方都市は軒並みアクセス数が下がった。
 この点に関してはコロナが少なからず影響していると思われる

 

〔考察〕

 長野県のサイクルツーリズムを考えた場合に最も大きな
 ボリュームを持つのは「東京首都圏」で疑いが無い。

 続いて、シクロクロスシリーズのエントリー数で
 信州シクロクロスの3倍近いボリュームを持つ

  大阪・関西圏が挙げられる。

 次いで名古屋・中京圏が続くが…

 大切なことは、「首都圏」「関西圏」「中京圏」は
 県内に誘致する際にもエリアが違うということ。

 首都圏からの来客は、新幹線(輪行可能)高速道路でのアクセスが良い
 東北信がメインとなるであろうし、遠山郷(飯田市)が行う
 サイクリングイベントのように、飯田市・木曽エリアは中京圏からの
 アクセスが主流となる(一方で首都圏からは難しい)

 逆に自転車競技が盛んな関西からであれば、車での移動が主となり
 かつての信州サイクリングのメッカでもある「松本」「安曇野」あたりが
 一つのハブに成り得るか?(逆に奥信州・東信は距離的ハンデか?) 

 ※関西から信州への「輪行」は、どの路線をとっても大都市での乗り換えがある。
  これは輪行初心者には大きなハンデであり、関西には近場に渡船でいける淡路島や
  琵琶湖・足を延ばして四国と云う選択肢もあり、信州は距離的に遠い…

 

 

地域別アクセス数対比(長野県内)両年の3月1日~5月20日までの期間

順位 2020年 2019 開設からの総数
松本市 松本市 松本市
長野市  長野市  長野市
上田市 上田市 上田市
飯田市 飯田市 飯田市
安曇野市 安曇野市 千曲市
塩尻市 佐久市 伊那市
佐久市 塩尻市 駒ケ根市
伊那市 高森町 安曇野市
千曲市 伊那市・須坂市 茅野市
10 諏訪市 岡谷市 佐久市

 

〔今年の特徴〕

 今回は県外・県内を分けているが

実は、今年の「サイクリングロード」に関する総アクセス数は

県外からよりも、県内からのアクセスが半数以上で

コロナで禍で、県のサイクリストが明日走れる

身近なサイクリングコースを探していたことが予想される

 

 

〔考察〕

 前年比との対比に差異は無いが、当サイトの開設からの地区別アクセス数と比較しても

松本市からのアクセスを多く集めており、県内においては松本市が最も多くの

サイクリストを抱えているものと思われる。

 

今後少しずつサイクリングロードに関する情報を細分化して行く
(一般県道上田千曲長野自転車道)

 

 

 

復興へ ‐サイクリング・トレーニング再開の判断‐

 

 5月14日以降、県の非常事態宣言が解除されて

今週末から「新しい生活様式」を取り入れながら

チーム練習を始めたという、クラブの報告を幾つかもらいました。

 

しかしながら世界的にみると実は、感染者は増えていると

云う報告もあります。また、週末?県内で新たな感染者が

発表されました。こうした状況を見ると、今後も暫く

個々が警戒を怠らない努力が必要だと思います。

 

一方で不要不急に、多くの感染者を出している

大都市へ行き来をするなど、極端なことをしない限りは、

必要以上に恐れることも無いと思います。

(もちろんマスクや大集団での走行自粛が前提だと思いますが…)

 

現状では、5月31日まで県内の多くの施設が休止しています。

当面の間のサイクリングは、地元近隣地域に留めて

一つの基準として31日以降、行政により規制がさらに

緩和されるのであれば、少しずつ活動範囲を広げて行けばいいと思います。

逆に5月31日に規制が再度厳しくなるようであれば

再びサイクリングを、近隣での軽いエクササイズに留める必要があるのかも知れません。

 

個人のサイクリングや、チームの練習再開の基準に関しては

サイトにも数回、お問合せを頂きましたが、

県内の地域によっても状況が違い非常に難しい判断だと思います。

ただ、極端にはならず個々が段階的に判断をして行くことが大切だと考えます。

 

 

既に多くの大会・イベントが中止となっている信州自転車界
今後は段階的な自粛緩和が続いて行くことが予想されるが
その判断は誰にとっても難しく依然として先行きが不透明。
個々の判断や公共性も求められる。

 

 

 ブレイキングコラム「Team Nagano Tシャツ」が役立つ!?

  先日、ちょっと面白いお便りを北信から頂きました。

 昨年作った「Team Nagano Tシャツ」が、コロナの際に

 自宅の周りで走る際に非常に役立っているとのこと。

 大きく「NAGANO」と書いてあるから、地元の人間だと云うことを

 周囲にアピール出来るのだとか…

 なるほど、コロナ禍ならではの話題だな

 と興味深く読ませてもらいました。

 確かに自粛ムードが一番厳しかった時は

 家の前を歩いているだけでも少し周囲に憚られる気がしました。

 非常に特異な経験を我々はした訳ですが

 願わくば「もう一度」は遠慮したいですね…

 Tシャツお役にたてて良かった。

確かにこれだけ大きく長野県をアピールしているTシャツも無いか…
(モデル:インカレを見守る美鈴湖自転車競技場 須藤管理人)

 

 

 

 

 

復興へ ‐県サイクルツーリズムの未来‐

 

 県が昨年から肝いりで始めた「サイクルツーリズム」。

既に、県内の観光業界は大きなダメージを受けている状況です。

こうした状況下、現状では「県を跨いだ移動自粛」は暫く続くものと

考えます。

 

そこで注目されるのが話題の「マイクロツーリズム」です。

提唱者が信州人と云うことで、長野県内では既にスタンダードな

考え方かも知れませんが、これは我々自転車業界にも当てはまるかも知れません。

上のデータでも少し触れましたが、GW期間にも関わらず

長野県のサイクリングロードを検索した人間の半分が長野県民です。

 

今後暫くは、旅行自体が身近な所への

「日帰り旅行」や「1泊旅行」が主流になることが予想されます。

 

 

2020サイクリングロード記事 県別アクセス数

 1位 長野県(50.23%)
 2位 東京都(13.28%)
 3位 大阪府(9.95%)
 4位 神奈川(7.60%)
 5位 愛知県(4.57%)
 6位 埼玉県(1.76%)
 7位 群馬県(1.34%)
 8位 静岡県(1.30%)
 9位 北海道(1.17%)
 10位 山梨県(0.96%)

 

そうした中で、「サイクリング長野」の役割として

今後暫く、長野県サイクリストに向けた

サイクリングロードや、サイクルスポットの

情報発信が求められると共に…

 

県サイクルツーリズム業界もまた、県内のサイクリストに向けた

施設整備・サービス・情報提供が求められると思います。

なかなかモチベーションが上がらないなかですが、

今こうした地道な作業を行うことが後に繋がることと思います。

 

そして、県がしっかりと「アルプスジャパンサイクリング」等の

ホームページを、当サイト以上に解析して現状を理解し、

県を筆頭に、各地域行政や財界等にも働きかけて

今後の信州自転車界の方向性を示して行く必要性を

強く感じます。

 

 

 

 

さて、そんな訳で

こういうの難しいですね。

自分の所の「アクセス解析」を公表するって

企業じゃあり得ないですよね。

 

こんな中途半端な物は参考にならん!と云うのも

良く解るけど、個人的な狙いはこれを土台に

そろそろ、県内の各自転車関係者には

コロナ後のことを各々のポジションで

考え始めて欲しいというメッセージです。

 

これから数回に分けて

今後の信州自転車界が考えて

行かなければいけない問題を

提言して行きたいと思います。 

 

今の長野県自転車界を見まわして

今後何が我々の課題なのか?

それを理解していない人が殆どです。

そして、それは同時に

当サイトの課題でもあります。

 

何時ものことですが

誰かの考える糧になればと思います。

 

 

 

 

 

関連LINK

長野県新型コロナウイルス対策情報(県Twitter)

長野県観光機構

しあわせ信州(県Twitter)

長野県自転車競技連盟