〔告知〕全サイクリスト・自転車関係者必読!「JCF競技規則集2020」に関するお知らせ。

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

「JCF競技規則集2020」に関するお知らせ。

 

 日本自転車競技連盟(JCF)は、2020年5月15日に

本年度の「競技規則集」を発表した。

これは、国際ルール(UCIルール)を翻訳したもので

このルールブックが日本国内における自転車競技の

スタンダードとなる。選手・審判員・役員はもちろんのこと

イベント運営者の皆様、各コース・施設運営者の皆様

自転車販売店の皆様、一般サイクリストの皆様

ボランティアとして大会に従事して下さる皆様にも

ご覧いただければと思います。

ルールに関しては、細かいことを言いだすと

キリが無く、ツッコみたい部分も多々あるのですが

今回は、当サイトより幾つか知っておいて欲しいことを

抜粋いたしました。

 

 

 

 

2020年JCF規則集ダウンロード

 

 

クリックすると大きくなります。

 

JCF競技規則集2020 (PDF:JCF公式HPより)

 さらに各種目別の細分化されたルールブックはこちら(JCF公式HPより)

 ※長野県内におけるルールブック本の販売については暫くお待ちください。
   (長野県内以外の方は所属団体・各都道府県連盟にお問合せ下さい。)

 

 

 

大会参加者(サイクリスト)の責任

 

 先ず、全てのサイクリストの皆さんに確認して頂きたい

大会・イベント参加者の責任についてです。

大切なところを抜粋したのでご覧ください。(86ページ参照)

 

-自身が完全に健康で,エントリーした大会において走るために必要な
 身体的努力が可能であることを大会で走る前に保証することは各競技者の責任である-

 

 

参加者は常に関連する道路交通法規を順守しなければならない.
・参加者は適切なスポーツ精神を実践しなければならない.
・参加者は環境を尊重する態度で振る舞わなければならない.

 

 

 

勝敗以前に、「サイクリスト」として「スポーツマン」として
先ず問われることがあることを認識したい。

 

 

 

気を付けたい自転車本体のルール

 

 特に自転車販売店の皆様に、ご周知頂きたいものが

UCIが規定する自転車本体に関するルールです。

このルールは単に競技運営上のものだけでは無く、

自転車の安全性などにも直結する部分が多々ありますので

是非ご覧いただけますようお願い申し上げます。

 

 

《精神と原則》

  自転車およびその付属品は,スポーツとしての自転車競技の
  精神と原則に対応していなくてはならない。
  この精神は,競技者が平等な条件で競技することを指針とする。
  この原則は,人間が機械より優
位であることを断言するものである。

 

《自転車の定義》

  自転車は,同径の2つの車輪を持つ乗り物である。前輪は操舵可能で,後輪は
  ペダルとチェーンからなる装置を介して駆動される。ある自転車競技部門のために,
  この規則の例外は存在でき,その場合,具体的な規則がそれぞれの競技部門において規定される。

  ※競技規則集21ページより

 

 

◇検車において最も多い違反の事例

  検車をしていて違反の一番多いものが

  サドルの先端部とBB中心の位置が挙げられます。

  規定ではBBの中心からサドル先端は5㎝後方でなければなりません

  ただし、競技者の体格(特に小さい選手)には、このケースが

  当てはまらないことがあります。その場合はその旨を

  バイク検査員に当該選手は申告しなければなりません。

 

 

特にジュニアの選手や、女性の選手はこのルールの適応外となりますが
その際、必ず選手は検査員に申告しなければ弾かれてしまいます。
(22ページ参考)

 

 

 ◇高校生・中学生以下のギア比制限について

   販売店の皆様には、昨年何度かお願いを申し上げましたが

  ジュニア選手(高校生)、ユース(U17)、キッズの選手には

  野球のリトルリーグのように、身体の発育の妨げにならないように

  ギアの重さに関して一定の制限があります。なかなかジュニア用の

  ギア比にアッセンブルして自転車を販売することは

  難しいとは思いますが、ジュニア選手における国際基準として

  知っていただき、自転車購入の際に選手・保護者の方へお伝え下さい。

  ※現在の所、ロードレース競技では義務、トラック競技では奨励となっております。

 

・ロードレースギア比制限

男子・女子ジュニア 7.93m
16歳以下(U-17) 7.01m
14歳以下(U-15) 6.10m
12歳以下(U-13) 5.66m

・フロントギアとスプロケットの組み合わせについては
 競技規則の211ページをご覧ください。

・今年度の審判講習会に参加予定の皆様
 ジュニアギア7.93mは、例年の傾向としてテストに出ます!

 

 

・トラック競技“推奨値”

16歳以下(U-17) 7.01m
14歳以下(U-15) 6.01m

・フロントギアとスプロケットの組み合わせについては
 競技規則の212ページをご覧ください。

 

Jr.の場合の検査方法は地面に7.93mの線を引き、フロントギア1回転の距離が
7.93m以内に収まるかどうかで判断する。
(2019年JCF公認審判講習会より)

 

特に、トラックのTTバイクのエクステンションバーについては
細かい規定があるのでご確認下さい。
(24・25ページ参考)

 

 

と云う訳で、今年のルールブックが

発表されたと云うお知らせでした。

とにかく、競技・非競技問わず

全てのサイクリストの方、販売店の方

スタッフの方、イベントを運営する方に

斜め読みでいいので、目を通して頂きたい

と思っています。

 

また、去年何人かから問い合わせが

あったのですが、本(紙媒体)で欲しい方は

また個別にご相談を頂ければと思います。

本当に細かいことを書き始めると

キリが無いのですが、多くの方に

ご覧いただけますようお願い申し上げます。

 

 

 

関連LINK

日本自転車競技連盟

野県自転車競技連盟



 

 

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