《重要なお知らせ》中高生の自転車選手の皆さんへ「多発する落車・事故防止」に関する重要なお知らせ!!

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中高生の自転車選手の皆さんへ落車・事故防止に関する重要なお知らせ!!

 

 いよいよ来週から「長野県大会ロード&トラック」を控えて

週末の土日は、中高生の自転車選手が多く美鈴湖で練習を行い

非常に活気があるトレーニングが行われていました。

 

自分も日曜日は、美鈴湖競技場で中高生の練習を見てたのですが…

中学生はJr.オリンピックへ向けて、高校生はインターハイへ向けて

これが一番最初の予選会ということもあり、各自が自主的に集まり

そこへ来ていた選手達同士が話し合い、互いにアドバイスをしながら

練習している姿をみて、長野県自転車界が大きく成長しているのを実感しました。

 

しかし、そんな中で、不幸にも

この週末、練習中・練習外で落車と事故が起こりました。

 

今回は、これから週末に控えた長野県大会トラック競技と

来週末に控えた長野県大会ロードレースを前に

改めて中高生の皆さんへ注意して欲しいことを記します。

 

 

 

一瞬の気の緩みに要注意!

 

 日曜日、午前中練習をしていた高校生達が練習終了後に

自走で美鈴湖から松本方面へ下って行く際に、下りで落車した

という報告を受けました。詳細は解らないながらも

とりあえず命に別状は無いとのことで一安心でしたが… 

 

峠の下り道での事故と云えば、昨年の8月に千曲市で起こった

ロードバイクに乗った高校生の痛ましい死亡事故を思い出し 

正直、背筋が凍る思いをしました。

 

このサイトでは、この事故を非常に重大に受け止め

練習時における下りの重要性を訴えてきました。

また、美鈴湖自転車学校でも 

練習時の下りにおける事故のメカニズムを

スポーツバイク基礎スキル講座でとくに小学生選手達を

中心に解説を行って来ました。 

 

昨年の事故以降、千曲市では再発防止の為に活用推進委員会でも分析が行われ
秋の美鈴湖自転車学校では、特に小中学生を中心に下りで起り得る事故の注意点
また、県交通白書から長野県内で起る事故傾向の講座を行った。

 

 

 

改めて、長野県大会ロードレースまで2週間という

大事な時期に、質の高い練習を行うために

どう事故や落車を回避するか?を各自が真剣に

考えて欲しいと思います。

 

そして、大会前のいま「下りでリスクをとる」ような

練習をする必要は全く無いということ。むしろ下りは

安全第一で帰ってくるようにして欲しいと切に願います。

 

 

 

 

オーバーワークに注意!

 

 もう一つのケースは、日曜日の午後も17時になるころ 

今度は競技場内で単独落車が起こりました。

もうクールダウン程度のような状況だったので 

自分もその現場を見ておらず

落車の後に、慌てて選手のサポートに向かった感じです。 

 

落車した本人も、自分がどうして落車したのか?解らず

驚いているような状況で、幸いクールダウンだったこと。

また、単独落車だったので他車を巻き込まなかったことは幸いで 

大きな打撲も無く、肘と臀部の擦過傷だけで済んだのですが…

 

やはり、オーバーワークによる集中力の欠如が落車を

起こしたものと考えられます。聞けばその選手は午前中ロード練習を行い

午後はトラック練習を行ったということで、長時間にわたる練習の中

最後のクールダウンで、一瞬集中力を切らしたことが何よりの原因と考えます。

 

 

前筆の、練習終了後に自宅へ帰る途中で起きた落車事故もそうなのですが、

この二つのケースが、トレーニング中というよりもむしろ

トレーニングが「終わっている」「終わりかけている」時に起こっていることを

重く受け止めて下さい。

 

 

そして、自転車が他のスポーツと違うのは

その一瞬の気の緩みが、他者をも巻き込む

大事故・大怪我に発展してしまうということを忘れないで下さい。

 

 

またこうした事故・落車を起こさないためには

日ごろの練習、特に一般公道練習では

車や歩行者など、他者への配慮はもちろんのこと

登山と同じように…

 

 

「体力に余力を持たせて」安全マージンを多めに取りながら

無事に練習を終え、家に帰ることも

《非常に重要な技術》だと考えて下さい。

 

 

あと二週間という時期に追い込みたくなる気持ちも解りますが

先ずは、無事に県大会のスタートに立たないことにはレースも何もありません。

くれぐれも各自がその辺りを考えながら

長野県大会に臨んでもらえればと思います。

 

 

 

親御さんへお願い

 

《お子さんの事故防止に細心の注意を》 

 ここ数日、大会を前に事故・落車が続いています。

くれぐれも事故の無いように、お子さんに働き掛けてもらえればと思います。

特に先週の自転車学校から感じたことを幾つかお知らせします。

 

・自転車の整備がされているか?
 親御さんの解る範囲で結構です。先般の自転車学校では
 ホイールのスポーク(針金部分)が2本折れている受講生がいました。
 そのまま走行していたら、ホイールが潰れてしまい落車に繋がり
 非常に危険な状態でした。

 メンテナンスが解る方は、お子さんの自転車を出来る限り
 チェックしてもらえればと思います。

 メンテナンスが解らない親御さんは、お子さんに自転車に不備が無いか?
 声をかけて頂き、安全に関する部分(ブレーキ・タイヤ・チェーン/変速機など)
 不具合を訴えるようであれば、お子さんを連れて街の自転車屋さんに
 相談して頂けますようお願い致します。 

 中高生にプロと同じような高価な機材を購入する必要ありません。しかし、
 安全にかかわる部分には「少しのお金」と「気」を使ってもらえればと思います。

 

・ケガを抱えていないか?
 先般、自転車学校で一部の親御さんの前でお話をしましたが
 自分は小中時代に野球をかなり真剣にやっていました。
 高校へ行く頃はもう身体が結構ボロボロだったのですが…

 30歳ころに足首を怪我して、初めて足首のレントゲンをとりました。
 その際に、レントゲンに「白くて太い魚の骨」のようなものが写っていて
 「これは何か?」とドクターに聞いたところ、骨折の後だと知りました。

 特に中学生時代、常に膝が痛かったし、肘・腰の痛みのほうが深刻と考え
 気にもしていなかったのですが、「自分が骨折していたこと」
 「足首を怪我していたこと」を、30歳になるまで知りませんでした。

 選手としての自分から見れば、痛いのは当たり前で
 もはや、それ自体は大したことが無い話なのですが、
 いまの若い子達の練習を見守る立場の人間になってみれば
 これは本当に狂気の沙汰です。

 お子さんは怪我をしても、なかなか親やコーチに言い出せません。
 ましてレギュラーの子や、責任感の強い子は怪我を隠してしまいます。

 親御さんにお願いしたいのは、お子さんの疲労やケガのサインを
 見逃さないようにしてほしいと思います。自転車は「一瞬」が
 重大な交通事故や集団落車に繋がります。くれぐれも
 こうしたことを頭の片隅にでも留めておいて頂けますようお願い申し上げます。

 ※今日、美鈴湖でストライダーの子供達の練習を見ていて思ったのですが
  たぶん、あのストライダーの子達は怪我をしても絶対に親にソレを隠すと思います。
  問題は、親がその小さな異変に気付けるかどうか?気になったので合わせて記載します。

 

以上の点を、日常の中で少し気遣って頂ければと思います。

 

 

 

中高生の皆さんへ

 

 とにかく、先週の自転車学校から

落車が続いています。その原因は非常に

些細なことで「一瞬の気のゆるみ」のようなものだと思います。

しかし、何度も言いますが、その気の緩みが

他のスポーツでは考えられないほど

重大な事故を引き起こしてしまう可能性があるのが自転車競技です。 

 

特に中高生の皆さんには、あくまでも楽しく

自転車に乗って欲しいと思っています。

でも、同時に思うことは… 

 

 

自転車に乗っている以上は、

自分の技量・体力を過信したり

気を抜くことが無いようにして下さい。

 

 

「交通安全」や「事故をおこさないこと」も技術のうちだと

強く認識してください。

 

 

本当は前々回の自転車学校の時に

少し他の講師陣からも指摘があったので

その際に一度、中高生を集めて厳しく言うべきだったと

自分も少し後悔をしていて 

それを、中高生に伝えられなかったことを

申し訳なく思っています。

 

とにかく県大会まで2週間くれぐれも事故が

無いように、オーバーワークにならないように

大会を迎えてもらえるように

あらためて、選手一人一人にお願いをします。

 

2020年高体連代替大会の様子

 

ここのところ、何だか毎週

選手の怪我の応急処置を

し続けているような気がします。

 

スポーツである以上、怪我はつきものなのですが

ここ数週間の事案の傾向をみていると…

 

正直、これが一般のサイクリストや

大学生選手・実業団の選手ならば

厳しく叱られる事案だと思います。

 

しかし、中高生は殆どがまだ

自転車競技を初めて1年満たない

選手がほどんどです。

いま改めて思うことは

 

・自転車を安全に走らせるための基本の啓蒙。

・レース前の過ごし方

・自分の自転車のメンテナンス などを 

 

自転車技術以全の部分を

中高生にしっかり教えて行かないといけない!

改めて大きな課題を得たような気がします。

 

とにかく週末、怪我無くレース会場で会えるように。

そして、県大会での中高生の活躍を期待しています。

 

 

 

関連LINK

長野県自転車競技連盟