〔頑張れ信州!〕春のセンバツに挑む! 長野県代表校紹介 その2「松本工業高校」

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

春のセンバツに挑む! 長野県代表「松本工業高校」

 

3月21日(木)から24日(日)まで北九州市(トラック競技)と熊本県五木村(ロードレース)で第42回全国高等学校選抜自転車競技大会が行われる。この大会は高校野球同様、昨秋各地域で行われた新人戦での成績を参考に全国から選手の選抜が行われ、長野県からは「松本工業」「飯田風越」「伊那北」の3校6名の選手が選抜された。

全国高体連自転車専門部は2月18日に全種目の出場校と登録選手を発表。サイクリング長野ドットコムでは、今年もセンバツに出場する県代表校並び登録選手を特集。第二回目は松本工業高校を紹介する。

 

 

松本工業自転車競技部

 

 松本工業高校は、長野県の高校自転車界において

数多くの名選手・プロ競輪選手・県審判員を輩出した

県内きっての自転車名門校。マツコウの愛称で親しまれ

現在の県下最多の部員数を誇る。

 

一昨年は、現在大学自転車界で活躍する

小出樹(京産大)・中村吉伸(日大)

実業団で活躍する渡邉玲・平林武流(共にイナーメ)等を擁して

北信越大会総合準優勝を果たしたことが記憶に新しい。

 

一昨年以降は、ライバル飯田風越に苦戦が続いているが

今季は、昨年の都道府県大会長野県少年代表の

山浦秀明新主将を中心に巻き返しをはかる。

 

 

全国都道府県大会に長野県少年代表として出場する山浦秀明

 

 

出場予定・予備登録選手紹介

 

 今年のマツコウは4名が登録されたが、

 山浦・田中・萩原の3名は、昨年のセンバツに1年生ながら出場し

 いずれも2度目の選抜出場となる。また、前筆のとおり

 山浦秀明(2年)主将は昨年の都道府県大会に長野県代表として出場。

 田中裕一郎(2年)も昨年度の長野県強化指定選手に選出され

 共に今年の長野県代表入りが期待される。

 注目は、昨夏から急激に成長した笠井大太郎(2年)

 昨秋の新人戦では非常に闘志あふれる走りをみせ

 その存在を県自転車関係者に大きくアピールした。

 この笠井選手がセンバツでどんな走りを見せるか?

 新たなキーマンの活躍に大いに注目したい。

 リザーブの萩原隆祐(2年)も昨年のセンバツを経験しており

 バックアップメンバーとしても頼もしい存在。

 

昨夏のJICF INTERNATIONAL TRACK CUPジュニアで表彰台を独占するマツコウ勢
〔左から:萩原・山浦・田中〕

 

春のセンバツ大会メンバー(PDF:高体連自転車公式HP)

 

松本工業出場予定スケジュール

 

大会初日 3月21日(木)

会場:北九州メディアドーム

 

男子スプリント予選 200m TT 13:00~
笠井 大太郎 出場予定

全49名出場
各組上位5名が決勝へ

 

【レース展望】

 開会式直後の第一レースに登場するのは

注目の笠井大太郎選手。

スプリントは、通常1対1で先着を競うレースだが

予選に関しては、助走をつけて200mのタイムを競う

フライング・タイムトライアルで行われる。

 

昨年のセンバツでは、今年の競輪学校試験に合格した

長田龍拳(星陵)の11秒117〔時速64.8km〕が予選トップタイム

予選通過タイムは11秒765〔時速61.2km〕となった。

昨年とは競技場も気象条件も異なるものの

笠井は長野県予選で11秒336の好タイムを叩き出した。

 

昨秋一番の成長を見せた笠井選手には

今季長野県のトップバッターとして

思い切り良い走りに期待したい。

 

 

男子スクラッチ6km予選 17:15~
山浦秀明 出場予定


全4 組〔74名〕
各組上位5名が決勝へ

 

【レース展望】

 エントリーされた山浦選手は、ロードも強い選手だが

どちらかと云えば短距離に適正のある選手。今大会の予選となった

昨秋の長野県大会新人戦では膝の負傷もあり苦しみながらも

意地の走りでセンバツ出場を決めた。

 

スクラッチは、伊那北の鈴木選手と共に県勢が2名出場するが

鈴木選手同様に終盤の勝負どころまでいかにリスクを避けながら

なおかつ余力を残したレース展開を構築できるかが鍵となる。

県内でも屈指のパワーを持つ山浦選手、勝負どころで

一歩も引かない粘りの走りに期待したい。

 

 


 

大会二日目 3月22日(金)

会場:北九州メディアドーム

 

男子ケイリン予選 12:20~
田中 裕一郎 出場予定


全7組〔48名〕
各組上位1名が1/2決勝へ ※

 

【レース展望】

 昨秋の長野県トラック競技予選大会では

200mで3位、1kmで3位、個人追抜きで4位と

大崩れしない安定ある走りをみせた田中選手。

昨年のセンバツでは1年生ながらスクラッチに出場も予選敗退。

雪辱を期してケイリンでのエントリーとなった。

もともとダッシュ力には定評があり

過去のケイリン種目でも、昨年インターハイ長野予選で

2年生ながらも4位。インターナショナルカップのJrでも3位と

各大会で結果を残している。上位1名のみ決勝進出と

厳しい条件ながら、ここ一番での爆発力に期待したい。

春のセンバツ大会スケジュール(PDF:高体連自転車公式HP)

 

センバツ予選〔秋季長野県新人戦〕

 

《秋の新人戦の関連記事》

 

 

サイクリング長野より

 

 松本工業の皆さん、センバツ出場おめでとうございます。昨秋の県高校新人戦では、山浦・田中・萩原の昨年のセンバツ出場組に加えて、山形村ヒルクライムから大きく成長した笠井選手の台頭もあり、今年も非常に楽しみなチームに仕上がって来ました。その他にも2年生の平山・小野・宮坂、田総を始めとした1年生達。一冬越えた各自の成長がさらなるチーム力向上の鍵となります。県内最大の部員数を誇るマツコウ、出場する選手は控え選手の想いも背負い、控え選手に恥じない走りを選抜で見せて下さい。

 

山形村ヒルクライムで力走する笠井大太郎

 

 

春のセンバツ出場校紹介

第二回目は松本工業でした。

昨年の新人戦では、山浦主将の負傷を

チーム力でカバーしての出場となりました。

県サイクリストの皆さんの

温かいご声援を…

宜しくお願い致します。

 

関連LINK

松本工業高校自転車競技部(twitter)

全国高体連自転車専門部

長野県自転車競技連盟

飯田風越高校自転車競技同好会(twitter)

伊那北高校自転車競技同好会(twitter)