〔結果〕特別国体「燃ゆる感動かごしま国体 -自転車トラック競技-」大会2日目の長野県勢の結果。

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〔結果〕「特別国体燃ゆる感動鹿児島国体 -自転車トラック競技-」大会2日目長野県勢の結果。

 

 2023年の特別国民大会「燃ゆる感動かごしま国体」自転車競技が

本日10月12日㈭が大会二日目、本日も鹿児島県南大隅町

根占自転車競技場でトラック競技が開催された。

 

大会初日は、各団体競技ならびに、ケイリン予選などが行われた。

 

 

 

大会2日目長野県勢の結果

 

 

女子ケイリン敗者復活戦第1組

順位 氏名 チーム タイム
1着 黒河内 由実 長野県 12秒682 ※準決勝進出
2着 池原 杏 沖縄県  
3着 清水 知美 兵庫県  

大会公式リザルト〔国体公式HP〕

 

昨日は東京の石井寛子選手と接戦の末「2着」で敗者復活戦にまわった
黒河内由実(日本競輪選手会―長野清泉女学院出)が第1組に登場。
抽選の結果、大外4番手からのスタートとなる。

 

負ければ後の無い敗者復活戦、最後尾からゆっくりとスタートする。

 

先頭誘導員は昨日に続き、地元鹿屋体育大学時代に
世界選手権銀メダルを獲得した上野みなみさんがつとめる
最後尾からの黒河内選手、前の選手がスタート直後にパンクし
その影響もあり、前の選手と少し車間を開けて最後尾につく。


パンクした選手がリタイアし、残り1周の鐘が鳴ると
黒河内選手は躊躇なく先頭へ出るとそのまま一気に後続を引き離す。

 

最後はガールズ競輪選手の力を見せつける圧勝で
敗者復活戦を1着で勝ち上がり、明日の準決勝へ
表彰台・入賞をかけたレースに臨む。

 

 


 

成年男子ケイリン敗者復活戦第6組

順位 氏名 チーム タイム
1着 高良 柊也 福井県 11秒759※準決勝進出
2着 田崎 隼翔 愛媛県  
3着 阿蘓 来夢 福島県  
4着 山浦 秀明 長野県  

大会公式リザルト〔国体公式HP〕

 

前日は積極的に勝負に行っての6着で
敗者復活戦に臨んだ山浦秀明(松本大学)
抽選により3番手からのスタートとなる。

 

1着のみが準決勝進出、2着以下は今大会の敗退が決まるという
厳しい条件のなかで、チャンスを伺う

 

最終局面まで隊列は変わらず、残り半周で山浦も周囲の反応に合わせて
一気にスパートをかける。

 

ゴール前、先行選手に届かず4着で今大会敗退が決まった。

 

 


 

少年男子ポイントレース(16㎞)予選第1組

順位 氏名 チーム 得点
1位 稻吉 一生 大阪府 15点 ※決勝進出
2位 広瀬 徳近 香川県 13点 ※決勝進出
3位 長島 慧明 京都府 12点 ※決勝進出
12位 上里 翔瑛 長野県 -38点 ※

大会公式リザルト〔国体公式HP〕

 

長野県中長距離陣の先陣を切って
インターハイ最終予選の北信越高校大会でこの種目優勝。

期待の上里翔瑛(松本工業高)が登場。

 

上里は初回、幸先よく4着1点を獲得してレースを優位に進めると
2回にも4着で連続得点と理想の展開かと思われた…

 

序盤で幸先の良いスタートを切ったものの
中盤から足が止まってしまい苦戦を強いられると
集団から-2LAPの12位でレースを終えた。
本人も不本意な展開となったが
大会最終日のロードレースへ切り替える。

 

 


 

成年男子ポイントレース(16㎞)予選第1組

順位 氏名 チーム 得点
1位 冨尾 大地 鹿児島県 21点※決勝進出
2位 岡本 勝哉 京都府 20点※決勝進出
3位 兒島 直樹 福岡県 12点※決勝進出
9位 山田 拓海 長野県 1点※決勝進出

大会公式リザルト〔国体公式HP〕

 

大島監督に補助されてスタート地点へ向かう山田拓海(飯田風越高‐早稲田大学)

 

予選各組から上位9名が決勝へ進出するため
各選手がいかに有利なレースを行い
9位以内に入り、明日の決勝へ駒を進められるか?が問われる。

山田拓は開始早々に積極的な走りを見せ
初回4着で、先ずは幸先よく1点を先制する。

 

しかし、2回に惜しくも得点を逃すとここから
なかなか得点のチャンスに恵まれず
徐々に後方に置かれ我慢の展開となる。

 

後半も苦しい展開は続き、第3グループの先頭付近でゴール。
この時点では上位進出は厳しいかと思われたが
初回に挙げた虎の子の1点を守り切り薄氷を踏む勝利ながらも
明日の決勝戦へ進出が決定した。

 


 

女子スクラッチ予選(6㎞)第2組

順位 氏名 チーム タイム
1位 岩元 杏奈 宮崎県 ※決勝進出
2位 鈴木 奈央 静岡県 ※決勝進出
3位 渡部 春雅 神奈川県 ※決勝進出
5位 大蔵 こころ 長野県 ※決勝進出

大会公式リザルト〔国体公式HP〕

 

女子スクラッチ予選第2組には、昨年県勢唯一の入賞を
この種目で果たした大蔵こころ(赤穂中-早稲田大)が登場。
大蔵は先月の中部8県対抗選手権のこの種目でも優勝し
この種目での上位進出が期待される。

 

女子は各組8名が決勝ということで、明日の決勝を見据えて
各自がどう戦って行くのか?が問われる。

 

序盤・中盤とライバルの動向を見ながら比較的後方から
レースを展開して行く大蔵。

 

終始、危険なリスクを排除しながらレースマネージメントをして行く
非常に冷静な試合運びをしているように見受けられた。

 

最後はスプリント力のある選手に先行を許したが
しっかりと堅守の5着で明日の決勝へ駒を進めた。
明日の決勝戦、2年連続の入賞とさらなる上位進出を目指す。

 

 


 

少年男子スクラッチ予選(6㎞)第1組

順位 氏名 チーム タイム
1位 藤澤 勇聡 岩手県 ※決勝進出
2位 石川 樹 香川県 ※決勝進出
3位 小林 岳央 福島県 ※決勝進出
6位 黒澤 響冴 長野県 ※決勝進出

大会公式リザルト〔国体公式HP〕

 

今年国体初出場の黒澤響冴(飯田OIDE長姫)
既に昨日の団体追い抜きに続き2種目目の出場となる。

 

少年男子スクラッチ予選は全3組で行われ各組の上位6名までが
翌日の決勝戦へ駒を進める。

 

レースは序盤から岩手の藤澤選手が逃げると
あれよあれよとメイン集団をラップアウト(周回遅れ)にする
意外な展開で序盤から中盤に入って行く。

 

中盤は、藤澤選手を追った香川の石川選手が
一人抜け出したかたちとなり、黒澤は第三集団で
終盤を迎える展開となる。

 

終盤少しけん制が入りスローな展開となった時間もあったが
残り3周辺りからレースが一気にスピードアップ。

 

それでも集団に食らいつき6位に入り6位で決勝進出を果たした。
明日の決勝でも粘りの走りを期待したい。

 

 


 

成年男子スクラッチ予選(6㎞)第2組

順位 氏名 チーム タイム
1位 大仲 凜功 大阪府 ※決勝進出
2位 初川 弘浩 愛知県 ※決勝進出
3位 海老島 卓弥 埼玉県 ※決勝進出
16位 渡邉 鈴 長野県 ※予選敗退

大会公式リザルト〔国体公式HP〕

 

この日、長野県勢で最後の出走となった
渡邉鈴(京セラ)が、前の組のレースを見ながら出番を待つ。

 

いよいよ最終レースの位置につく頃には
陽が陰り始め西日が強くなり始める。成年は全2組で
各組9位までが翌日の決勝へ進出する。

 

渡邉は、再三のとおり2019年の福井国体の際にこの種目で
前方の落車に巻込まれ救急搬送をされている
そこからコロナ期を越えて昨年、3年ぶりに国体の舞台に戻って来た。
今年は予選突破も期待される中での出場となった。

 

序盤からライバルたちの動きを見定めながら
有利かつ安全な位置を見定めながらレースを展開して行く

 

バックスタンド側はいよいよ日が沈もうとするなか
集団はひと塊のまま終盤戦を迎える。

 

いよいよ最終回に突入すると集団は一気に加速
渡邉は大外から集団を追うカタチとなるが
最後に前へ出られず16位となった。
渡邉はこの後、大会最終日のロードレースを走る。

 

 

 

 

大会三日目の予定

 

大会三日目10月13日㈮

No. 時間 区分 種目 備考 長野県選手
25 09:00 少年男子 スプリント 準々決勝  
26 成年男子 準々決勝  
27 09:35 女子 スクラッチ( 8㎞) 決勝 大蔵こころ
28 少年男子 スクラッチ( 8㎞) 決勝 黒澤響冴
29 成年男子 スクラッチ(10㎞) 決勝  
30 10:35 少年男子 ポイント・レース(24㎞) 決勝  
31 成年男子 ポイント・レース(30㎞) 決勝 山田拓海
12:05 《休憩》
表彰

12:30 少年男子
成年男子
ポイント・レース表彰式

女子
少年男子
成年男子

スクラッチ表彰式
32 13:00 少年男子 1㎞タイムトライアル 決勝  
33 成年男子 欠場】北澤 第5組
34 15:15 少年男子 スプリント 準決勝
(1本目)
 
35 成年男子  
36 15:35 女子 ケイリン 準決勝 黒河内由実
37 少年男子 横林海斗
38 成年男子  
39 16:15 少年男子 スプリント 準決勝
(2・3本目)
 
40 成年男子  
表彰 16:45 少年男子
成年男子
1㎞タイムトライアル表彰式

 

〔大会三日目みどころ〕

 午前中のみどころとして、今日決勝へ進出した「長野県中長距離陣」に期待したい。特に女子スクラッチの大蔵こころ(早稲田大)は、昨年のこの種目で長野県唯一の入賞を果たしている。また、少年男子スクラッチの黒澤(飯田O長姫)、成年男子ポイントレースの山田拓海(早稲田大)共に国体での決勝進出は初めてとなる。先ずは一つでも上の順位を目指し最後まで走り抜いて欲しい。

午後は「短距離勢」に期待が集まる。初日の少年男子ケイリンを快勝で準決勝進出を果たした横林海斗(松本工業高)、今日の女子ケイリン敗者復活戦を圧勝で勝ち進んだ黒河内由実(日本競輪選手会)共に3着までに入ると決勝進出となり同時に入賞が決まる。明日もLive配信で長野県選手に熱い御声援のほど宜し宇お願い致します。

 

 

 

Live配信プラットフォーム

 

今大会も「国体チャンネル」にて

大会二日目10月12日㈬から最終日15日㈰まで

全レースLive配信が行われます。

ぜひ、授業やお仕事の合間に

スマホやパソコンにて長野県選手に

熱い御声援のほど宜しくお願い申し上げます。

 

〔Live配信「国体チャンネル」〕

 

 

日時 配信開始時間 備考
10月13日㈮ 09:00 トラック競技三日目
10月14日㈯ 09:00 トラック競技四日目
10月15日㈰ 08:00 ロードレース大会最終日

 

 

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というわけで、大会2日目が

終了しました。

ちょっと忙しくて更新が

ままならず申し訳ありません。

 

 

現地にいて思うのですが

やはり南国だけあって

非常に日差しが強く

日中は暑さを感じます。

明日の天気も晴れですが

中長距離陣にとっては

この暑さと、ときおり強く吹く

風が一つ勝負のカギとなりそうです。

 

明日決勝の

中長距離陣には

一つでも上の順位を目指し…

 

短距離陣は、3着までに入れば

決勝進出とともに

6名ということで入賞が確定します。

 

大会三日目は非常に重要な

一日となります。

県サイクリストの皆様には

是非、長野県選手に

熱い御声援のほど宜しくお願い致します。

 

 

関連LINK

2023燃ゆる感動かごしま国体公式HP

JCFかごしま国体自転車競技特設サイト

南大隅町かごしま国体特設ページ(自転車競技会場)

第82回国民体育大会・第27回全国障がい者スポーツ大会(長野県教育委員会)

第82回ながの国体準備室(長野県)

長野県自転車競技連盟