〔報告〕2019年 第1回「東信・北信育成合同練習会」を上田市にて実施しました。

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

〔報告〕2019年 第1回「東信・北信育成合同練習会」

 

 昨年末行った「東信・北信合同練習会」を3月24日(日)に上田市の上田自動車学校で行いました。これは、東・北信の競技者もしくは競技や各種イベント参加を目指すサイクリストを対象に行われるもので、今回もレースやイベントで安全に走る為の基礎練習を中心とした練習を行いました。

先ず最初にお馴染みの「JCFスポーツサイクル基礎スキル」のカリキュラムを行い基礎技術の確認。さらに、集団走行練習を行い、全体で3時間程度の練習を行いました。

 

 

練習内容

 

 

 今回は、JCF基礎スキル教本を利用した「基礎操作練習」を確認の為に行い、その後「集団走行練習」を行った。参加者の多くが講座を受けて見違えるようにスムーズに自転車を操作している姿が印象的だった。今後もスラローム・2.25mターン・一本橋などは、日常の練習にも取り入れて制度を高めて欲しい

 

 

《基礎操作練習》

 

サドルプッシング

目的:自転車は傾けたほうに曲がると云う特性と、バランス感覚を理解する。
方法:2.5m間隔のパイロンの間をサドルを押して歩かせる

 

 

直線スラローム

目的:ラインを考えながらハンドルに頼らないターンを目指す。
(方法:700Cの場合2.5m間隔のパイロンを6本置き間を走らせる)

 

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2.25mターン

目的:走行ラインの軌跡と内輪差の感覚、スタンディングの感覚を養う。
(方法:半径2.25mの円の中でターンを行う)
参照動画〔美鈴湖自転車学校より〕

 

 

一本橋走行

目的:ハンドルへの加重を抑え、ポジションとペダリングを意識し感覚を養う
(方法:凡そ幅20㎝×長さ4mの橋を用意、無ければチョークやテープを使う)
参照動画〔美鈴湖自転車学校より〕

 

 

ジャイアント8の字スラローム

目的:今回は通常よりも大きなカーブでコーナー内でのペダリング感覚を養う
(方法:JCF教本のものはパイロンの間隔を2.5mにしてそこを8の字に走行する)
参照動画〔美鈴湖自転車学校より〕

 

 

ハンドル投げ練習

目的:今回のハンドル投げは、「急制動/パニックブレーキ」の際のフォームチェックとして。
(方法:助走をとり目印の所でハンドルを投げる。それが急制動の際のフォームとなる)

 

 

ボトルタッチ練習

目的:目標とした地点で確実にブレーキをかけて止まる練習。
(方法:助走をつけて急ブレーキをかけボトルに前輪をタッチさせる。)
参照動画〔美鈴湖自転車学校より〕

 

 


 

 

 《集団走行基礎練習》

 

一列直線集団走行&先頭交代練習

目的:道路の中央線をなぞって1列棒状になりながら先頭交代を行う集団走の基本スキル

 

 

二列直線集団走行&先頭交代練習

目的:二列になって集団走行を行いながら先頭交代を行う。

 

 

集団からの1Lapアタック練習

目的:集団から飛び出す、それを追うより実践的な練習
参照動画〔2018年東北信育成練習会より〕

 

 

意見交換とディスカッション

今回も様々な意見交換が行われた。各自が様々な意見を交わし
新たな方向性を見出して行ければ最良です。

 

 

 

練習動画

 

 

直線スラローム

身体の軸を利用したバランスを用いて滑らかにスラロームをして行く

 

 

直線スラローム:自転車を漕がないで行う

湯原コーチが自転車の推進力だけで直線スラロームを行うデモンストレーションを見せる。

 

 

2.25mターン

 

2.25mターンは非常に難易度が高く基礎スキルながら県内の殆どの大学・高校選手が出来ない。

 

 

ジャイアント8の字スラローム

何時もの「8の字」より大きなコーナーで足を回し続ける変則練習

 

ハンドル投げ練習

ハンドル投げ(急制動の際のフォーム)確認をする藤森UCIコミッセール

 

 

一列集団走行&先頭交代練習

先ずは道路の中央線を利用して一列に集団走行を行う。

 

 

講師紹介

 

 

     藤森信行(UCI国際コミッセール)

 選手として長野県代表・海外でも活躍。審判としても「国際コミッセール」として草分け的存在。シクロクロスを日本に持ち込んだ日本シクロクロスの父。2 days 木島平のディレクターとしてレース運営面でも活躍中だが、昨年からは県内の育成にも携わる。

 

     湯原正行(長野県代表コーチ)

 選手として長野県代表として活躍。2001年には「スプリント」で日本ランキング1位となる。現在は長野県国体代表のコーチとしても活躍。近年は若手の強化や育成・発掘にも力を入れる。自らの体験を基にしたロジカルな指導理論と、卓越したバイクスキルは受講者の最高のお手本となる。日本体育協会公認コーチ

 

 

 

次回予告

 

 

 

 ◇次回開催予定

  4月14日(日)午後 上田自動車学校

 なお、次回はスポーツベレーニョ主催「ロードバイクテクニカルゲームス」の後に行います。もし午前中のゲームスにも参加希望の方は、ベレーニョへ直接お問合せ下さい。詳しくは下記のページへアクセスを…

 

 

 

今回の報告は以上です。

今後も東北信育成練習会の参加者を

募集しています。今後、競技会や

サイクルイベントに出場をお考えの方は

是非ご参加下さい。また、

トライアスロン界からご参加の

皆さんも大歓迎です。

気になる方はお問合せのほどを…

 

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