〔エッセイ〕塩田平サイクリングで出会った信州プロレスから学んだこと

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エッセイ:塩田平サイクリングで出会った信州プロレスから学ぶ 

 昨日「塩田サイクリング」のレポートを書きましたが、信州プロレスの記事が少し自転車界に深く携わる人達への提言になり過ぎてしまった為、切り離してエッセイと云うかたちでリリースします。これはあくまで自分の考えであり、この考え方に対して色々な意見を持たれるかも知れませんが是非それを関係者の皆様には各々の現場で取り入れてもらえばと思います。

 

世界初?サイクリング×プロレスの異色コラボで感じたこと。

 今回の塩田平サイクリングの楽しみの一つが、ゴール地点の別所温泉「あいそめの湯」で行われたお楽しみイベント「信州プロレス」との大会コラボレーション企画。自分もエリートの自転車レースから、誰でも参加できるサイクリングイベントまで様々見て来たが、「サイクリング×プロレス」のコラボは見たことも聞いたことも無い。

 プロレスと他スポーツのコラボで思いつくのは、先日「鎌ヶ谷ファイターズ」(日ハム二軍)がKAIENTAI DOJOとコラボし『プロ野球×プロレス』と云うダブルへッターイベントを行ったが、塩田平サイクリング実行委員会は自転車業界においてかなり進んだ取り組みを行っていた。

 

獣神サンダーライチョー(千曲市)と超獣キノッピー(上田市)のスペシャルシングルマッチ。

 

ちょっとガチ!と云うか、初めて信州プロレスを見て非常に感銘を受けたのでスーパーストロングスタイルな提言を自転車界にしたいと思う。今回の信州プロレスを見て考えさせられたことは「プロスポーツとは何か?」「地域密着とは何か?」「スポーツチームがその地域で果たす役割とは何か?」この3点を敢えて自転車界に問いたい。

 

最近の自転車業界では、やたらと各地で「サイクリングイベント」や「地域密着系プロ?アマ?チーム」が増えて来た。信州プロレスと自転車のチーム、非常に似ているのは選手の多くが他に仕事を持っているということ。限られた予算の中で大会やチーム運営をしなければならいこと等だろう。それを踏まえて信州プロのレスラーを見れば彼らは真のプロフェッショナル精神を持ったアスリートであり、エンターテイナーだと痛感した。

 

信州プロレス代表のグレート☆無茶氏(上田市出身)

 

彼等は直向な姿でファイトで観に来てくれた人を精一杯楽しませる。予算が無くても知恵を振り絞ってそれをカバーしている。それこそ地元の大小様々なイベントに分け隔て無く参加して、皆に元気と笑顔を与えて帰って行く。Jプロツアーのチームだけじゃ無く様々なスポーツでここまでプロフェッショナルに徹したスポーツチームがあるだろうか?

 

 

子供達が率先リングに上がりレスラーと戦うのはプロレスファンには結構衝撃的!

 

また、驚いたのが「子供達が殆どレスラーを怖がらないこと」。自分は子供の時に上田市民体育館でタイガージェットシンに襲われてからレスラーは怖いものだと思ったし、大抵の子供はレスラーに襲われると逃げる。しかし、信州プロレスの場合はむしろ積極的に子供達がリングに上がって行って選手と戦い始める。超獣キノッピーが子供達にボコボコにされていて少々気の毒になったが…

もしかしたら今日の体験からレスラーや格闘技を志す子供がいるかも知れない。これがきっかけで精神的・肉体的にも強くなる子供もいるかも知れない。信州プロレスはその辺りまで考えている。先日のコモンウエルスゲームのトラック競技とは真逆を言っている。もう一度あえて問いたい。

自転車業界は観に来てくれたお客さんの為、応援してくれる地域の方の為、未来の選手になる子供たちの為に何を見せることが出来て、何を残すことが出来るだろうか??

 

試合終了後のサイン会に殺到する子供達、レスラーは既に子供達のヒーローになっている。

 

正直、今の自転車界には「信州プロレス」の凄さは伝わらないかも知れないが、彼等は単にその興行の成功だけで無く、それがもたらす影響まで深く考えられている。もしかしたら我々の業界はこの先「信州プロレス」と云うモデルケースから非常に多くのことを学ぶことになるかも知れない。

ショッパイ提言でスンマセン!でも、自転車業界の誰かがこれを読んで賛否あれど思いを巡らせてくれれば幸いです。

 

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上田電鉄別所線(大会主催)

別所温泉旅館組合(後援・協賛)

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