〔レポート〕「新たな試み」と「新たな課題」令和二年度長野県高校総体自転車競技代替大会レポート。

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

令和二年度長野県高校総体自転車競技代替大会レポート。

 

 もう既に自転車業界の方は、ご存知の方も多いかと思いますが

諸般の事情により、某県の某プロジェクトのプロデューサー?に

成り行き上、成らざるを得なくなってしまいました。

 

これ… ボランティアでやる仕事の量か!頼む!!

長野県にはお金をもらって自転車の仕事をしているプロとか

元日本代表とか沢山いるからそっちに仕事をふってくれ!!!

 

と… 豪快に愚痴らせて頂きました。そんな訳で

もうやることがあり過ぎて、何からやっていいのかわからず

呆然とYoutubeで、都会の夜景の映像を見ては時間を浪費して

日付が変わると、「ジェット… ストリィーーーム」とPCの前で

独り言を呟き、現実逃避している今日この頃ですが

県高体連代替大会、無事に終了しました!

遅ればせながらですが、大会レポートをお送りします。

 

 

 

大会開催の御礼と御報告

 

多くのご支援のお申し出とボランティアスタッフ

 

 先ず、今大会が無事に開催されましたことを

ご報告いたします。また、コロナの影響で審判不足が

懸念される中、当サイトでは長野県の自転車関係者の皆様に

ご支援をお願い致しましたが、それに対して

多くの長野県サイクリストの皆様からの「激励」や「ご支援のお申し出」

そして、多くの皆様が「大会運営ボランティア」に

名乗り出て下さいました。

 

特にボランティアに関しては、最後は多くなり過ぎてしまい

申し出をお断りをするほどでした。

改めまして、ご支援・ボランティアをお申し出頂いた

全ての皆様に心より御礼を申し上げます。

 

新入生 塩沢選手(飯田風越)の発走機をセットする
サイクルショップベレーニョのスタッフKanehira氏

 

 

 

地元の専門学校有志の生徒さん達による協力

 また、高体連大会を行う上で、今まで直接の交流が

少なかった、県MTB業界の方のご参加を頂いた他、

地元である松本市の「松本情報工科専門学校 スポーツ学科」の

寺島桜太君(1年生/長野南高出)が音頭をとり

7名の生徒さんに大会運営スタッフとしてご尽力を頂きました。 

今まで長野県自転車競技界と、松本情報工科専門学校さんは

殆ど繋がりが無かったのですが、これを期に新たなご縁が

出来ればと思います。ご参加頂いた学生の皆様、 

生徒さんを派遣頂いた学校関係者の皆様・保護者の皆様には

改めまして心より厚く御礼を申し上げます。

 

閉会式を見守る「松本情報工科専門学校スポーツバイシクル学科」の皆さん。
今回、長野車連ではトラック競技の運営について、各ポジションに分かれて
実戦を踏まえ大会運営と競技役員の指導をさせて頂きました。短い時間でしたが、今後この中から
各地域の自転車競技連盟等、地域の自転車界を担う人材が出て来てくれればと思います。
そして、数年後に日本を代表するようなコミッセールが現れることを願っています。

 

 

 

各校のOB、昨年の長野県代表、マスターズからも…

 その他にも、昨年の長野県代表だった増田遼馬選手(イナーメ信濃山形)を始め

審判ライセンスを持つ、マスターズの平林和美選手(イナーメ信濃山形)も参加。

美鈴湖自転車学校の生徒さんから、昨年の審判試験に合格して

初執務となった山田学選手(美鈴湖ベロクラブ)にも御協力を頂きました。

 

また、昨年引退した各校のOB達が会場で「不遇の年に当たってしまった

後輩たち」を献身的にサポートしている姿が印象的でした。 

飯田風越では、昨年まで黄金期を作った 青島冬弥選手(明星大)と、

Jr.日本代表の山田拓海選手(早稲田大)。

松本工業は、社会人となった田中裕一郎氏・平山大地氏などが

後輩を激励している姿がとても印象的でした。

 

力走する加科爽人(松本工)を見守るマツコウOB達。
今大会は大声での声援が出来なかったものの、各校の控所では
OB達がセッティングをしたり、アドバイスをして後輩をサポートした。

 

 

前週・前々週と2回にわたって行われた事前合同練習会

 また今回は、代替大会がトラック競技しか開催されないため

ロード専門の選手を何とか救いあげ、ピストに乗れるようにしてあげよう!

云うことで、大会の2週間前から、各校OB・地元各大学競技部選手の皆さん

長野県代表選手・各自転車関係者。そして美鈴湖自転車学校の講師が

入れ替わり立ち代わりボランティアで、高校生に指導を行いました。

ほぼ初めてピストに乗る選手もいたのですが、そんな選手を

献身的に教えている関係者の姿。

集まった選手達にイチからレースのマナーや、禁忌。ルールを教えていた

藤森信行UCI国際コミッセール等の姿を見ていて

長野県自転車界が一丸となって代替大会に向かっているのを感じました。

 

 

殆ど初めてピストに乗る新入生を指導する橋本嶺登(長野大学)

 

UCIの藤森信行 国際コミッセール(上田市)によるルールと戦術講座。
因みに、自分もケイリンの「追走義務違反」に関するルール説明をさせてもらった。
またその際に、富山県の大ベテラン古本清文選手にも補足として説明を頂いた。

 

 

このように、今大会は本当に様々な皆様の

サポートを頂き、無事開催されました。

改めまして、携わって頂いた全ての皆様に

心より御礼を申し上げます。

 

 

 

 

大会レビュー

 

 

 当サイトは、昨秋の新人戦における選手達の立ち振る舞いに対して強い苦言を呈しました

それから凡そ8か月間、選手達がどのように競技に対して取り組んだのか?を踏まえながら

今大会を振り返りたいと思います。

 

 

 

 

 

200mフライングタイムトライアル

 助走をつけて200mをダッシュしてタイムを計測する「200mフライングタイムトライアル」は、選手の「瞬発力」と「パワー」が問われる種目です。この競技の指針として「11秒台」と云うタイムが全国大会における一つの基準となります。昨年の新人戦時、この11秒台を記録したのは、加科爽人(松本工)・田総蓮(松本工)の2名のみでしたが、今大会は2・3年生全てが11秒台を叩き出す好レースとなりました。多くの選手が自己ベストを叩き出した背景には、インターハイ中止が決まった後も選手達は腐らず、練習を続けた成果だと思っています。

 

氏名 チーム 秋新人戦 今大会
加科 爽人  松本工業 11秒906(優勝) 11秒484(優勝)
田総 蓮 松本工業 11秒910(準優勝) 11秒594(準優勝)
平田 開人 松本工業 12秒228(3位) 11秒880(4位)
中島 壮琉 松商学園 12秒454(4位) 11秒755(3位)
宮澤小太郎 松川高校 12秒617(5位) 11秒967(6位)
柴田 晃宏 飯田風越 12秒683(6位) 11秒938(5位)
小林 雅幸 松本深志 12秒742(7位) 不出場
小松 篤史 松本工業 不出場 12秒050(7位)
塩澤 武留 飯田風越 不出場 13秒771(8位)

 

 

【戦評】

 今大会の注目は、昨年の新人戦からこの種目の連覇を目指す短距離のスペシャリスト加科爽人(松本工)と、同校のオールラウンダー田総蓮(松本工)の両選手。新人戦ではコンマ4秒差で加科が初優勝を果たした。

今大会最初の種目となったこのレースは、3番手で出走の柴田晃宏(飯田風越)がいきなり11秒台を出すと、中長距離のスペシャリストである中島壮琉(松商学園)が、秋の新人戦優勝タイムを更新する11秒755の好タイムを出して田総・加科にプレッシャーをかける。

それでも秋準優勝の田総は力強い走りで中島のタイムを更新して、最終走者となった秋王者の加科の結果を待つ。そんなプレッシャーの中、2年生の加科は重圧をモノともしない力強い走りを見せ11秒台前半のタイムで見事に秋・夏とこの種目で連覇を果たした。また新入生の小松・塩澤もこの時期としては決して悪いタイムでは無い。今後の1年生の活躍にも期待したい。

 

前評判通りの強さを見せた2年生の加科は、押しも押されもしない
長野県高校自転車短距離のエースとして今後の活躍が期待される。
このまま11秒前半、10秒台を出せるようになると全国での入賞が見えてくる。

 

 

 

 

1kmタイムトライアル

 トラック競技においては、総合的な能力を図る意味でも重要視される1㎞のタイムトライアル。ひと昔前は1分10秒を切ることが求められたこの種目も、現在の高校自転車界では1分8秒を切るタイムでないと全国大会での入賞が難しくなってきている。現在、競輪界で「令和の怪物」として活躍する菊池岳仁(岡谷南:当時)が福井国体で4位入賞した際のタイムは1分06秒676で、ここ数年の表彰台タイムは1分5秒を切らなければならない。今大会では中島壮琉(松商学園)が唯一の1分10秒台を出した。

 

【戦評】

 ここでも第2組で登場した柴田晃宏(飯田風越)が1分11秒659と云う、自身の秋の大会の記録を6秒近くも更新する1番時計を叩く。この記録は秋の新人戦で優勝した田総蓮の記録を2秒上回る好タイムで、ついに最終組まで誰もこのタイムを上回れずに、昨秋の優勝者である田総連(松本工)と、優勝候補の中島壮琉(松商学園)の最終組の結果を待つこととなる。

最終組のレースは、優勝候補の中島・田総共に大きくペースを崩すことなくゴール。結果は中島が唯一の1分10秒台で優勝。柴田も秋の新人戦6位と決してこの種目が得意では無いながらも見事な走りで準優勝を果たした。この種目優勝こそ逃したものの、最後の大会にかける3年生の柴田の走りが大きなハイライトとなった。

 

昨秋の新人戦この種目6位から6秒近くタイムを縮めての準優勝
柴田(飯田風越)は最後の大会で終始堂々たる走りをみせた。
秋大会から一番成長したのは柴田だったのかも知れない。

 

 

3km個人追抜き

 トラック競技においては長距離に当たる「個人追抜き」は、昨年の春のセンバツで山田拓海(飯田風越:当時)が3分29秒420の大会新記録を出して3位表彰台に立った。昨年の県新人戦では、小林雅幸(松本深志)が3分49秒744で優勝したものの、全国レベルでは3分35秒を切らなければ入賞は難しい。今大会では、中島壮琉(松商学園)が3分47秒483で、1㎞タイムトライアルに続いて優勝を果たした。

 

【戦評】

 ここでも三度、柴田晃宏(飯田風越)が台風の目となる。昨秋の新人戦では最下位の4分08秒5だった柴田が3分47秒台を叩き出すと、1㎞タイムトライアル同様にそのタイムを誰も更新出来ないまま、レースは最終組で昨秋2位の加科爽人(松本工)と、3位の中島壮琉(松商学園)が登場。

加科は序盤から全開で飛ばし、一時は同走の中島の背中が見えるほど快走をみせるものの序盤のハイペースが祟り、中盤から後半にかけて一気にペースダウン。これが響き加科は4位、一方で終盤から盛り返した中島は1㎞タイムトライアルに続き優勝を果たした。2位柴田との差は僅かコンマ5秒だった。

 

同走の加科がハイスピードでレースを展開するも
ペースを淡々と維持して1㎞に続いて2冠を果たした中島

 

 

ケイリン

 午前中の「計測種目」に続いて、午後は「競争系種目」が行われた。短距離系の競争種目ケイリンは、高校自転車の中でも人気があるものの県勢はここ数年、目立った活躍を残せていない。今大会では、注目のスプリンター加科爽人(松本工)が、前週の合同練習会の模擬レースで圧勝。優勝候補と目されていたが勝敗は予想外のものとなった。

 

【戦評】

 今大会最初の「競争種目」。1回目のスタートが不成立となり再出走となった。レースは先頭誘導員が離れると、ロードレースを専門とする宮澤小太郎(松川高)が積極的に「逃げ」を見せる。これに反応したのが柴田晃宏(飯田風越)中島壮琉(松商学園)の二人、この動きで集団は一気に宮澤を捉える。

残り1周となった所で、今度は田総蓮(松本工)が一気に逃げを見せるとこの動きに後続はついて行けずに田総が1着。2着には加科、3着には1年生のルーキー小松篤史(松本工)が滑り込んだ。このレースは勝負所を上手く見極めた田総の勝負強さと、ルーキーながら3位になった小松のレースマネージメントが光った。

 

先手をとった宮澤小太郎(松川高校)を柴田(飯田風越)が追いかけ集団は一気に活性化した。

 

 

 

スクラッチ6㎞

 競争系中距離種目のスクラッチは、トラック競技場で行われるロードレース。単純に最終順位がそのまま成績となる。この種目も長野県はここ数年、目立った成績を残せていない。今大会では、下馬評を覆して短距離のスペシャリストである加科爽人(松本工)が優勝するサプライズ。加科は200mタイムトライアルに次いで二冠を話した。

 

【戦評】

 今大会最後の種目となった「スクラッチ」。優勝候補はここまで2冠で、昨秋のロードレース準優勝の中島壮琉(松商学園)。レースはスタートから互いに牽制が入り、大きな動きも無く中盤に差し掛かる。このまま大きな動きも無く終盤に入るかと思われた直後に、優勝候補の中島と、今大会で台風の目となった柴田晃宏(飯田風越)二名が逃げて集団がそれを追うカタチとなる。終盤に差し掛かると柴田が脱落し、中島が単独の逃げになるかと思われたが、残り3周回程度を残して中島は集団に戻ることを選択。ここがこのレースの大きな勝負の分かれ目となった。中島を吸収した集団から、今度はカウンターでスプリンターの加科爽人(松本工)が逃げを打つ。

残り1周半程度からスプリンターの逃げに集団の対応が一瞬遅れ、加科が独走となるとそのまま粘りの走りで逃切り今大会最終レースで会心の勝利を挙げた。また2位となったのはこのレースで冷静に展開を見極めた試合巧者の宮澤小太郎(松川高)、中島にとっては悔いの残る3位となった。また、4位にはルーキーの小松篤史(松本工)が入り、ここでも競争系種目におけるセンスを見せた。

 

終盤で中島(松商)・柴田(飯田風越)の二人が逃げる展開となる。
この展開は、中島の必勝体制かに思えたのだが…
このレースは勝った加科選手と、敗れた中島選手の「特性の違い」が如実に現れた。
中島選手にとっては悔しい敗戦であり、ここに飛躍への大きな課題が浮き彫りとなった。

 

 

 

【総評】

 今大会は、出場全選手・参加した競技スタッフにとっても特別な大会となった。そうした中で、引退となる4人の3年生は秋から格段の成長を見せた。とりわけ、全ての種目でレースを動かした柴田晃宏(飯田風越)の力走は見事で、優勝こそなかったものの今大会の全ての競技のキーマンとなった。また、今年の長野県高校自転車界のエース田総蓮(松本工)平田開人(松本工)も最上級生として存在感を見せ続ける走りをしてくれた。また、ロードの選手ながらスクラッチ準優勝で見事な走りをみせた宮澤小太郎(松川高)も、慣れないトラック競技で大きな成長を見せた。

活躍の目立った2年生では、来期の長野県高校自転車界で最も全国レベルに近い加科爽人(松本工)が、200mで11秒前半を叩き出し、秋の新人戦が俄然楽しみになってきた。また、1㎞・3㎞で二冠を果たした中島壮琉(松商学園)だが、競争系種目において大きな「課題」を残す結果となった。この課題が何かを考えて克服して行くことが来季、全国の強豪と戦うための大きな鍵となる。加科・中島とも来年の長野県高校自転車界の短距離・中長距離を担う選手だけに、今後の飛躍を期待したい。

1年生に関しては、山村昭雄(松本工)が落車のため、平山なつみ(松本工)がコンディション不良の為に欠場となり、今後しばらくは体調の回復にまわる。二人とも高い潜在能力を持つだけに秋の新人戦での復活に期待したい。また、ボンシャンスから飯田風越の門を叩いた塩澤武留は、トラック競技を始めて殆ど練習する期間が無かったものの、クラブチーム上がりの操作技術の高さを見せ今後の活躍が期待される。その他では、美鈴湖自転車学校に中学から通いトラックレーサーに乗り込んでいた小松篤史(松本工)は、パワー・スピードでは上級生に劣るものの、そのハンデを技術と経験でカバーして、ケイリンで3位・スクラッチ4位と競争系種目における競い合いでのセンスを見せた。今年の1年生4名は非常にポテンシャルが高く各選手の今後の活躍に期待したい。

 

 

 

 

サイクリング長野より

 

 

引退する選手の皆さんへ

 前筆したように、当サイトは昨年の秋の新人戦での

選手達の立ち振る舞いを見て、大きな苦言と

根本的な意識の改革を厳しく求めました。

 

それに対して、選手達はコロナで練習が出来ない困難な中でも

その課題に取り組み、大きな成長をしてくれたと思います。

 

結果として、ほぼ全員が昨年の自己記録を更新。

会場でボランティアに来て下さった方々や

審判員・競技役員の方々へ挨拶をしたり

御礼を述べたりと、その立ち振る舞いも

とても良かったと思います。

 

今思うことは、今年の選手の皆さんは

こうした困難な状況であったからこそ

選手としても、人間としても大きな成長をしたものと思います。

 

選手の皆さんには、大会を通じて言ってきましたが

今大会を開催するにあたって、多くの方々が

皆さんを支えてくれました。

 

改めて、ご家族・先生方・チームメイト・友人

大会運営スタッフ等など、全ての方々への

感謝の気持ちを忘れずにいて下さい。

 

そして今度は、後輩と長野県の自転車界を

支える側の人材になって下さい。

 

引退する3年生にとって今年は

本当に不遇な年でした。それでも

それ故に、過去のどの世代と比べても

人の心の痛みを知る世代だと思います。

 

今の長野県の自転車界には

そんな「人の心」を慮れる人材が必要です。

 

これから3年生は進路を決めて

春には新生活が待っています。

暫くは自転車界を離れることになるかと思います。

 

それでも、またいつか

長野県の自転車界に戻って来て下さい。

選手でも、審判でも、メカでも

どんなかたちでも構いません。

 

また再びレースの現場で

会うことを楽しみにしています。

 

レース終了後、引退する3年生達の笑顔が非常に印象的でした。

 

 

サイクリング長野の課題

 秋の新人戦で高校選手に苦言を呈する一方で

当サイトにも課題をだしました。それは、

ロードしか練習が出来ない選手達に、トラック競技の

練習の機会を作るというものでした。

今年はコロナの影響で、部活動の活動禁止時期もあり

都合2回しか合同練習の機会を与えられませんでしたが

その2回は参加した選手達、ボランティアでお手伝いを

してくだった、OBや県自転車界の皆さんとの

結びつきを強く出来たものと思っています。

また来年もこうした機会を作れればと思うと同時に

今回はかなり強引に様々なことを決めました。

長野県車連・長野県高体連自転車専門部の

皆様の皆様には、格別なご理解・ご高配を賜りましたこと

心より御礼を申し上げます。

 

昨年からの課題として、ピスト自転車を持っていない人達・中高選手達にどうピストに親しんでもらうか?
長野県内の自転車店の皆さんに、使わないフレームや、余っているパーツを提供して頂き
自転車普及・競技人口の拡大に御協力を頂いた。
現在、美鈴湖では6台のピスト自転車を貸し出すことが出来るようになり
今回の合同練習や、美鈴湖自転車学校でも利用をさせて頂いている。

 

各校のOBや地元大学生が大会2週間前からボランティアで練習相手をつとめた。

 

以上が、高体連代替大会の

ご報告とレポートでした。

とにかく、選手・保護者の皆様

各先生方・ボランティア・大会役員他

ご声援を頂いた長野県内の

サイクリストの皆様に

改めまして心より御礼を申し上げます。

10名の高校生と共に

多くの長野県サイクリストの方々が

大会を作り上げた

後年にも語り継ぐことが出来る

大会だったと思います。

今後も変わらず、長野県の自転車界

長野県高校自転車界に温かい

ご支援・ご声援の程

宜しくお願い申し上げます。

 

 

大会に際しまして下記の皆様
スポンサー様より、選手・大会スタッフに対して
飲物のご提供を受けました。

・大塚製薬様
・長野県自転車競技連盟審判委員会
・Cyclingnagano.com

 

 

関連LINK

全国高体連自転車競技専門部

長野県高体連

長野県自転車競技連盟