〔レポート〕全日本実業団自転車競技連盟主催「第1回JBCFトラック記録会 松本大会」大会初日レポート

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

 

「第1回JBCFトラック記録会 松本大会」大会初日レポート

 

 本年度より、国内のトラック競技普及のため

JBCF(全日本実業団自転車競技連盟)が主催する

第1回 JBCFトラック記録会 松本大会

7月2日㈯・3日㈰の両日、美鈴湖自転車競技場で初開催された。

今大会は実業団登録選手に限らず

実業団未登録の中学生・高校生にも広く門戸を広げ開催された。

長野県からは、先月の北信越高校自転車大会で

団体総合優勝を果たした松本工業高校の選手のほか

高校生が8名、中学生2名も初参加。

また、現役競輪選手として活躍する堀江省吾選手や

マスターズの2019日本王者の岩佐信吾選手等も含め

全18名の長野県選手がエントリーした。

今回は大会初日の模様をレポートします。

 

〔長野県出場選手〕

 

 

 

大会初日レポート

 

今大会最初の種目となった200mフライングタイムトライアルに
長野県の第1走者として出走する中学3年生の松村竜誠(ボンシャンス)

 

走路は35℃を越えて熱さが増すなかで出走を待つ
ベテランの岩下直貴(イナーメ信濃山形)
選手・スタッフ・競技役員・審判…
走路にいる全ての者にとって非常に過酷なコンディションだった。

 

長野県マスターズチームのエーススプリンター
武井秀周(MISUZUKO TEST TEAM)がトラックの
上部から一気に加速して計測に入る。

 

松本トラック・国体長野予選に引き続いて連続出場の
増田遼馬(MISUZUKO TEST TEAM)

 

先月の北信越高校自転車大会ではケイリンで1年生ながら
決勝に進出するなど活躍をみせた山田愛太(白馬高)が
久しぶりに美鈴湖の大会に出場。

 

同じく先月の北信越高校大会で長野県に
初の学校団体総合優勝をもたらした
小松篤史主将(松本工高)も力走を見せる。

 

直近の防府競輪では三日間で総合優勝
本業である競輪でも昨年から好調をキープする
堀江省吾(MISUZUKO TEST TEAM/日本競輪選手会)
この200mフライングTTではプロの実力をみせ準優勝。

 

 

 

 

 

 

午前中の「200TT」というスプリント種目が終わると
午後は中距離種目の「個人追抜き」が行われた。

 

 

 

 

2019年のマスター個人追抜き日本王者の岩佐信吾(イナーメ信濃山形)が
個人追抜きの長野県第1走者として出走する。

 

今大会最年少の中学2年生である小林洋平(信州大附属長野中)
今月開催されるJOCジュニアオリンピック出場を狙う。
今大会は個人追抜きと1㎞タイムトライアルにエントリー。

 

北信越高校大会スクラッチで優勝の上里翔瑛(松本工業)が出場
長野県高体連自転車専門委員長の竹岡先生の激が飛ぶ。

 

 

 

 

計測系種目が終わりいよいよ競走系種目へ…

 

 

 

 

 

ケイリン2組目に小松篤史(松本工)が出走すると
大粒の雨が走路に叩きつける始める。

 

ケイリンの僅か5周の中で一気にゲリラ豪雨となってしまい
激しい雷雨に加えて、雹やあられが降ってくるような
天候となりレースはこの後、約1時間程度中断となる。
(小松選手は2着で決勝へ進出)

 

 

 

 

激しい雷雨と雹のためレースは約1時間程度中断へ…

 

 

 

降り始めから一気に豪雨となり、中断中には審判長から
監督・チームアテンダントが集められ
天候に関する協議と説明が行われた。

 

 

 

中断後に、スクラッチの本日の開催と
ケイリン敗者復活戦・チームスプリントの
明日への順延が決定した。
同時に中断中は午前中に行われた
競技の表彰式も行われた。

 

 

午前中の男子200mタイムトライアルの表彰式
〔画像左から:堀江・村田・山中〕

 

女子200mタイムトライアル優勝の小沼美由紀(ラバネロ)

 

 

 

 

中断後、スクラッチが本日最後の種目として開催された。

 

 

 

再開後にスクラッチ決勝18名が出走位置につく

 

松本工業の3名が後方でレースを伺う。

 

今回一つ松本工業の各選手を評価したいことは
レースの展開の中でかならず誰かが動きについて行ったこと。
上里・山口・片田の誰かがしっかり逃げ集団の中にいたり
逃げが吸収されても誰かがレースをしっかり見ていて
チェックに行ったり要所となるポイントをおさえていた。
順位以上にこのあたりの

レースマネージメン・積極的・冷静な姿勢を評価したい。

 

 

大会初日リザルト

 

女子2㎞個人追抜き優勝:大関 奏音(MOPS)

 

大会公式スタートリスト〔PDF/JBCF公式〕

200mタイムトライアル結果〔PDF/JBCF公式〕

個人追抜き結果〔PDF/JBCF公式〕

男子ケイリン1回戦結果〔PDF/JBCF公式〕

男子スクラッチ決勝〔PDF/JBCF公式〕

大会二日目の日程について〔PDF/JBCF公式〕

 

 

 

 

という訳で初開催となった

JBCFトラック記録会でした。

とにかく35℃を越える猛暑の中

選手・スタッフ・役員・審判の

皆さんお疲れ様した。

 

自分も先週倒れて

かなり体調的に厳しいかなぁ…

と思ったのですが

なんとか無事に初日を

終えることが出来ました。

 

朝の7時には会場に行って

設営のお手伝いを始めたかったのですが

どうしても体調がイマイチで

8時になってしまい、既に

設営が終わりかけている状態へ

行ってしまいました。朝早くから

設営をされていた皆さんには

本当に心苦しく思っています。

 

今日は大会二日目ですが

残念ながらMTBのほうへ行く関係で

見守ることが出来ません。

 

特に中学生・高校生の選手には

暑さに気を付けて頑張って欲しいと思います。

スタッフ・役員・審判員の皆さん

サポーターや応援の引率の皆さんも

くれぐれも倒れないように…

 

大会の無事終了を祈っています。

 

 

 

関連LINK

大会公式インフォメーション

全日本実業団自転車競技連盟

長野県自転車競技連盟