《速報》「第54回北信越高校体育大会自転車競技」大会三日目の長野県勢の結果。

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

「第54回北信越高校体育大会自転車競技」大会三日目の長野県勢の結果。

 

 昨日、石川県で開幕した本年度のインターハイ最終予選となる

第54回北信越高等学校体育大会-自転車競技- は

本日6月18日土曜日が大会三日目、トラック競技の最終日となり

競技終了後に石川県立自転車競技場がある内灘町から

ロードレース会場の七尾市能登島へ約80㎞の移動となった。

大会三日目の長野県勢の結果は以下の通り。

 

※全日本マスターズならびに、マスターズ国体のエントリーが始まっています。
 お問い合わせも頂いていますが、詳しくは強化委員会へ…
※Jr.五輪杯MTBのエントリーに関するお問い合わせを複数いただいておりますが
 未だエントリーが始まっていません。詳しくはJCF・MTBリーグにお問い合わせください。
※自転車学校は自分が長野に帰るまでお待ちください。

 

 

 

大会三日目様子

 

 

男子チームスプリント決勝
マツコウは1分21秒960で僅か0.5秒差で準優勝

 

女子2㎞個人追抜き決勝
県内唯一の女子高校生選手である平山なつみ(松本工3年)が
3分16秒990で9位となった。

 

平山なつみに声援を送るのは2019年の松本工業高校OB
当時の北信越大会は新潟で開催され大会二日目は強風で中止となった世代。
ところで2019年の秋の新人戦があまりに酷く
当時引退直後の2019年の松工OBを呼んで二つのことを話したんです。
先輩達は後輩に何を伝えたんだ?何で後輩に経験を伝えることを遠慮してるのか?
・とにかく高校で学んだことを後輩に伝えてほしい
・高校引退後も走り続けてほしい走れなくなったら
裏方として後輩を支えに競技場へ戻って来てほしい
その時に自分に強く苦言を呈された萩原・田中・平山・宮坂がこうして遠く
内灘まで応援に来てくれたことが本当に当サイトとしても嬉しかった。

 

 

 

男子ケイリン決勝

 

 

前評判通り予選を余力を残して勝ち上がった小松篤史(松本工3年)と
敗者復活戦からしぶとく勝ち上がって来た山田愛太(白馬高1年)
この二人については昨夜、自転車学校の受講生をはじめ関係者から
激励のメール・メッセージ・電話複数もらい
改めて多くの人に愛されているし
長野県の中でも注目されていることを痛感した。
そんな注目の二人の出走…

 

ギリギリまでウォーミングアップをする小松篤史(松本工3年)

 

対照的に招集開始前から緊張を漂わせていた山田愛太(白馬高1年)

 

隊列を整えに行く山田愛太(白馬高1年)と小松篤史(松本工3年)

 

ペーサーが離脱していよいよラスト1周となるが小松篤史(松本工3年)が
位置取り・走りの切れ共に精彩を欠く

 

結局ゴール前まで何時もの冴えが無く小松篤史(松本工3年)は4位
逆に最後半周で再びラストスパートをかけた山田愛太(白馬高1年)が5位となった。
これにより小松のインターハイ・ケイリンの出場は厳しいものとなったが…
小松(3年)の後ろが山田愛太(1年)だったこと…
それが一つの世代交代を垣間見た気がして新たな希望を見た気がした。

 

男子ポイントレース決勝
10番のヘルメットキャップの上里翔瑛(松本工2年)が序盤でポイントを稼ぎ4位。
昨日のスクラッチで落車に巻込まれケガが心配された黒沢響冴(飯田OIDE長姫2年)は
後半でポイントを獲得して7位入賞を果たした。一方で非常に残念だったのが
序盤で10点を獲得しながらも後半失速をした横林海斗(松本工2年)で
得点能力は非常に高いことは大きなアピールとなった一方で
最後まで走りきる後半のスタミナが今後の課題となった。
しかしながら今大会において非常に大きな可能性を見せた。

 

男子スプリント順位決定戦
昨日のスプリント準々決勝で快勝、本日の3位決定戦を迎えた
片田啓太(松本工2年)は相手選手の負傷棄権により3位表彰台となった。
5位‐8位決定戦では酒井優太郎(松本工2年)が3着となり
総合で7位入賞を確定させた。

 

 

大会最終日のみどころ

 

 

 大会最終日は能登島でのロードレースとなる。1周約11㎞の周回コースで河岸段丘のアップダウンが多い山頂ゴールのコースレイアウトとなる。男子は朝6時30分スタート。長野県の注目は昨秋と先月の長野県大会を二期連続優勝中の酒井優太郎(松本工2年)と、先々週行われた国体長野県少年予選で優勝の田切智裕(飯田風越1年)。加えて今日の試走後に非常に強い手ごたえを口にしていた湯澤瑚楠(駒ヶ根工2年)となる。 

昨年のこの大会は、現在順天堂大で活躍する中島壮(当時:松商学園)・自衛隊の加科(松本工)・松本情報工科専門学校の小山大登(当時:エクセラン)が学校を越えてチーム長野として戦ったことが記憶に新しいところだが、今年は少し様相が違う。

おそらく、今の面子を見る限りマツコウ勢・南信州勢の思惑は少し違っている。そこがどうレースに影響を及ぼすか?2年生中心のフレッシュな顔ぶれが揃う長野県勢。このレースは早くも来年を見据えても非常に興味深いものとなる。

大局を見れば今大会のトラックでもその力を垣間見たとおり、昨年大会優勝の篠島選手(福井科学技術高)の力が抜きに出ている。そうした中で、まだ出場権を持っていない選手の争いが非常に重要となってくる。前回大会でもそうだったが、長野勢は誰を行かせていいのか?誰が出たらチェックに行かなければならないのか?その辺りのスカウティングと、局面での状況判断が非常に重要。

今回の信州は昨年と違い、核になる選手がいないところに若干の不安要素はあるもののマツコウ勢・南信勢それぞれのチームワークと、特に南信勢はロードに重きを置く選手が多く、トラック競技を見てアナライズとスカウティングする時間が非常に長かった。各チームの「考える力」にも注目したい。

 

〔昨年大会の模様〕

 

 

6月19日(日)

種目 時間
招集・検車 6:00 ~ 6:15
⑰個人ロード・レース 男子決勝 6:30 ~
⑱個人ロード・レース 女子決勝 8:00 ~
監督会議(選手選考会議) 11:00
閉会式(能登島コミュニティーセンター) 監督会議終了後

 

 

ということで、大会三日目ですが

小松選手がケイリンで4位ということで

これを読んで驚かれている方も多いと思います。

ただ、5位が山田愛太選手だったこと…

 

これは、県サイクリストの皆さんも

非常に思う所があるのでは?と思います。

一つの時代が終わりを迎え、新しい時代の

胎動を感じる…そんな日でもありました。

 

いよいよ明日は最終日となります。

正直、色々とレースパターンを考えて

プレビューを書いてはみたのですが…

アップダウンの連続は木祖村のコースに

似ているところもあるかと思います。

 

昨年の木島平のような平坦基調で

チーム戦のような展開にはならないのか?

ましてツーデイズ同様に上りでのゴール…

いかに最後まで食らいつけるか?

策では無く「忍耐」と「スタミナ」が

最後まで試されるものと思います。

 

ともあれ、今のマツコウには

非常に勢いもあり

またツキもあると思います。

明日も引き続き、長野県高校自転車選手に

あたたかいご声援のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 

関連LINK

令和4年インターハイ公式HP(高体連)

全高体連自転車競技専門部

長野県高体連

内灘町観光協会

能登半島広域観光協会

長野県自転車競技連盟

石川県自転車競技連盟

石川県高等学校体育連盟