〔特集〕フリートーク「サイクルスタンド(ラック)」のお話し。

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

サイクルラックのお話し

 

 こんばんは、今日は久々にフリートークです。

とりとめも無く書くので当サイトのコアなファン以外の方には

オススメ致しませんので悪しからずご了承ください。

 

さて、今日も自分の周辺の自転車界は色々と大変でした…

自分はこれを生業としている訳で無いので

完全なボランティアなのですが

今日だけでも…

 

「長野でイベントをやりたいんだけど…」「イベント雨の場合どうすんですか?」

「現在の募集人数は何人ですか?」「自転車のアルバイトいないッスか?」

「長野のコロナの状況どうです?」「ボランティアの話しどうなってンすか!!」

「長野県内で自転車のこと解る人を集めて欲しいんですが…」

「自転車学校はどうしたら入れますか…」「明日から道交法改正ですがどう思います?」

「美鈴湖競技場のナイター照明なおった!」

などなど… 

 

メールしたり、SMS?したり

いつの間にか加入させられていた委員会の

グループチャット?をしたり

朝・昼・夕方・夜と電話がかかってきたり、かけたり。

 

連絡が来るたびに戦々恐々で

「今度は誰から何を怒られるんだろ?」と緊張が走ります。

 

サイクリング長野のサイトにも

告知お願いします!の依頼やら

熱心な方から感想や激励を頂いたり…

 

そうそう!

 

今日は1つの記事に対して、1日で1000人以上が

アクセスするなんて珍しいこともありました。

 

なかなか「やらなきゃいけないこと」「たのまれること」「やりたいこと」の

バランスをとるのが難しく、この一年は久しぶりに「休める一年」と思ったのが

むしろ平日まで忙しい今日この頃…

 

そんな一日の終わりに、少しガス抜きも兼ねて

長野県内の自転車関係者のブログやSNSを

読んでたら、これは自分には思いつかないな!と思う記事が

あったのでそれに触れたいと思います。

 

 

バイシクルラック・バイシクルハンガーの話し

 

 とある自転車関係者の方がネット上で

サイクルスタンドについて興味深いことを

おっしゃられていて…

 

 

 長野県がサイクルツーリズムの一環で道の駅にサイクルスタンドを設置するのだが…。スチール製の傾斜式にする意味あるのか?しかもアンカー打つ必要あるし…。観光だぞ観光!駅近くやアパートの駐輪場じゃないだろ。だったら朝日村のスタンドが良い。やぱり長野県の配ったサイクルスタンドはおかしい。土台が肌色のスチールでステンレスにタイヤを載せるのはサイクルツーリズムじゃない。観光地を自転車で走るのに都会の電車駅近くにる駐輪場のような雰囲気はいらない。観光地のバイクスタンド(ラック)は収納だけが目的じゃなくて自転車を格好よく見せる額縁なんだよ。

《抜粋して要約しました》

 

 

あぁ言われてみるとなるほど

コレは自分に無い視点だなと。

特に興味深いのは

 

観光地のバイクラックは収納だけが目的では無く

自転車を格好良く見せる為の額縁だと… 

 

これは自分のように、自転車をトレーニングや

リハビリの一環で始め、どうしても

「自転車=キツイこと/つまらないこと」と

考えてしまいがちな人間には絶対出来ない

「自転車を好きな人」ならではの発想だと思いました。

 

そこで…

 

過去に自分が暮らしていた街のサイクルハンガーって

どんなだったっけ??と思い出して

少しアルバムを開いてみました。

 

 

 

トレーニングコース途中の海沿いの町にある「フィッシュ&チップス屋」さんに
あった「バイク・ハンガー」で地中に
固定で設営されており
ハンドルをひっかけて、前向きに止めるのが凄く珍しくて面白い。
因みにここの「カラマリフライ」(イカのリング揚げ)はマジで美味い!オススメ!!
今年は中止となりましたがB2GCに行く方は是非訪れてみて!

 

 

ウチの近所のフェリー乗り場にあった「サイクルハンガー」
引っ掛けるのが多少面倒だが、日本人にはあまり無い発想。
ちゃんとパラソルになっているからスコールでも濡れない。

 

 

毎朝走っていたトレーニングコースで「ペリカンがシンボルの町」があって
この町のバイクハンガーは全てペリカンのかたちをしていた。
ただ最初は、町の至るところにあったコレが何なのか良く解らなかった。

 

 

ハンガーと云うか、これは州と自転車メーカー各社が市内に共同で設置した
公共の自転車修理スタンドで誰もが無料で使用できる。
凄いのは、空気入れも必要工具も殆どが使えるような仕組みになっている。
州サイクリング協会で働いていた日本人の方もブログで紹介している
自分の記憶では、確か2004年には出来たと思う。

 

 

この時は、まさかのホイールのスポークが緩んでガタガタ言い始め
ここにあったニップル回しを使わせてもらった。
空気入れ・工具は。全てワイヤーで固定されていて盗難出来ない。

パンクした際も、このリペア・ステーションへさえたどり着けさえすれば大丈夫!
という
安心感が常にあった。

 

 

確かに「東京の駅前の自転車駐輪場」に

あるような無機質なスライド式の自転車止めは

公園や公共施設等には殆ど無かったし

 

海外って使い勝手はいいかどうか?解らないが

面白いなぁ… 洒落てるなぁ…

と思わせるものは多分にあります。

 

長野県でも、信州らしいデザインの

「バイクラック・バイクハンガー」があることは、

独自性をアピールする上でも

とても興味深いアイディア。

 

それが全国に広がる可能性もあるし、是非こういうところから

長野県独自の面白いものが生まれてくればと切に思います。

 

とかく、こういった細かい所になかなか気づけない

自分にとっては目から鱗の投稿だなと思いました。

(バイクラックなんて本当に考えたことも無かった…)

 

願わくば、こうした意見がどんどん出て来て

より活発な意見交換から、新しいアイディアが生まれる 

長野県自転車界であればと願います。

 

 

 

 フリートーク「バイクラック設営・千本ノック!」

 

それは、鈴鹿サーキットのイベントに

初めてお手伝いに行った時の体験です!

 

小学生時代にセナに憧れ、ホンダに憧れた

何時かの少年にとって、鈴鹿の土を踏むことは人生の一大事!

自分史の中でも初めて甲子園の土を踏んだ日以来の大事件で

もう本当に、よーわからんうちに取り込まれてしまった

自転車界だけど、やってて良かったなと!

 

 

 

 

 

 

 

イベント終了後に一人、1番グリッドに行って故本田宗一郎氏と
アイルトン・セナ氏・加藤大治郎氏に黙とうを捧げます。

 

さて、前日設営と云うことでバイシクルラックを

役員総出で場内のピットエリアに作ると…

 

その量がもう尋常じゃない!

 

一体どれほどの数があるんですか?と尋ねると

う~ん、多分100個くらい⁉との返事。

 

とにかく日暮れまでに作らなければ

間に合わないと言う訳で各地から集まった

競技役員・ボランティアの皆さんと作るのですが…

 

おわんねぇ!!

 

10個までは作った数を覚えていたが

それ以上は数えてられない…

 

※因みにこの大会の落車による救急車出動の回数
 8回以上は数えてられなかった…(←前も書きましたがこれは本当に深刻な問題)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作っても作っても終わらないバイクラックと 

まだ隣に大量に転がっている鉄パイプ…

 

「鉄の心」を持つと言われる⁉

国内最強を誇る戦闘民族

「長野県自転車競技役員」の端くれである

自分も心が折れかけました…

 

半日前、憧れの鈴鹿!「イェーイ!」と浮ついていたのが

結局いつもの「うえええぇぇぇぇ…」で終了。

 

さらに恐ろしいのは、この話しを聞いた某メーカーの方が

スズカの夏はあんなもんじゃ無い!

夏のスズカでお待ちしています…とのご招待。

 

 

ラック設営が怖くて行けません!(笑) 

 

 

それにしても毎回これをやっている

鈴鹿のスタッフの皆さんに脱帽です。

 

 

さて、もはやネタとなりつつある

そんな笑い話から

話しはくるりんぱと戻って…

 

 

県内の「各道の駅」には県から予算が

下りた筈だったと思っていたのですが

同じものが配られたんですね?

 

バイクラック設営千本ノックを

受けた自分としては、県内の各施設で使うならば 

毎日の出し入れが軽くて簡単で、手入れも簡単。

アルバイトの人達も出し入れに負担の無い

アルミの奴がいいのかも??知れません。

 

 

深夜のためオチがありませんが

 

各施設で毎日、サイクルラックを出し入れされている

お役目の皆さん、毎日出し入れ大変だとは思いますが

くれぐれも指を挟むなど怪我無く

頑張っていただければと思います。

 

近所の日帰り温泉施設なんて凄い立派なラックがあっても何時も
玄関横の見えないスペースに放置… そんな公共施設をを2~3カ所知っています。
言うならば運動中のサイクリストが、途中の日帰り温泉に立寄るとは思えないし
そもそもサイクリストなんて、田舎ではなかなか平日には来ないですもんね。
某川沿いの公共施設では、完全に放置され吹きさらしにされているのも見かけます。
倒れたら危なくね?とも思いますが、まぁもうフツーの人はそれさえも面倒ですよねぇ…
自分がバイトなら少なくとも重いラックを毎日出すのは結構いやかも。
今回はバイク・ラックを通じて色々と考えさせられました。

 

 

 

そんな訳で、今日はTwitter以来のフリートーク

徒然にサイクルラックについて書いてみました。

 

「そうか!確かにそうだよな!!」と思わされる

非常に興味深い投稿でした。そして、

自分が気付かない視点で本当に考えさせらえました。

 

正直、サイクルツーリズム・自転車活用・都市計画に

関しては、もう自分はお腹いっぱいです。

 

これらは、御商売でやられているプロ自転車の方々…

政治家の方、お役人の方、コンサルタント会社の方

ここをブルーオーシャンと考える野心ある方が

本気で真剣に考えるべき問題だと思っています。

 

サイクリング長野としても、ウチはウチなりに

自転車界で差し迫ってやらなければならないことが

冒頭に書いた通り沢山あるので、そちらに

専念して行きたいと思っています。

 

それでも、今回のように面白いネタがあれば

今後も拾って行きたいと思います。とにかく

どなたか心ある方の考える糧になれば幸いです。

 

 

関連LINK

長野県自転車活用推進計画

ジャパンアルプスサイクリング