〔レポート〕6年ぶりの復活!「2days race in木祖村 2022」大会レポート【後編】

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「2days race in木祖村 2022」大会レポート【後編】

 

 さて、今度こそ「2 days race in 木祖村」後編をお送りします。

大会二日目残すは第3ステージのみとなりました。各賞を争う

レースも最終局面を迎えます。

とりあえず、今後もしも大会本部から公式リザルトが出るようであれば

また改めて加筆しますが、現状ではこれが最終版となりますので

ご理解いただければ幸いです。

 

 

 

大会二日目 第3ステージ ロードレース120km

 

 コンソレーションが終わり、いよいよ

2日間の最後となる第3ステージとなりました。

第二ステージを終えた段階での各賞リーダーは

 

タイトル 氏名
総合時間賞 神村 泰輝(早稲田大学)
ポイント賞 比嘉 祐貴(日本体育大学)
新人賞(U-23) 神村 泰輝(早稲田大学)
壮年賞(40歳以上) 高岡 亮寛(Roppongi Express)

 

 

昨日に続きWポーズ(湾岸ポーズ)の湾岸サイクリング・ユナイテッド
大会初日で誰一人欠けることなく選手個々の強さを見せつけた

一方で今大会3チームの出場となったイナーメ信濃山形は
1stチームの「イナーメ」が2名とやや寂しい2日目となった。

第1ステージ・第2ステージと2枚のジャージを守り
さらに団体総合リーダーのゴールドゼッケンを獲得し
最終日のフォトセッションに臨む

レース前にリーダーの神村選手にはイエローのバーテープが贈呈され
さらに団体総合の早稲田大にはゴールド・ゼッケンをつけての
最終ステージ出走となる。

U-23長野県代表の「長野県選抜チーム」は2名が最終ステージに残った。
大島監督・日比メカニックの指示をスタート前に聞く
辻本青矢・井上智巴の両選手

いよいよ最終ステージ108名がスタート。

1周目からアタックを試みるも暫くは決定的なものにはならない。

昨日は序盤から驚くほど手段がボロボロと細切れになったが
初日をしっかりサバイブした選手達だけあり集団は大きく人数を減らさない。

小さな駆け引き・アタックなどはあったものの
集団は比較的穏やかな状態で中盤へと突入して行く

辻本・井上の長野県選抜チームの選手に指示を送る宮﨑強化委員長

その長野県選抜チームは辻本(信州大学)が一人奮戦する。

激しいレースの中でリタイアした選手達はお互いに
ゼッケンを外し合う

終盤にかけては、完全なサバイバルレースへ…

レースは最後の坂で粘り強さを見せたが吉田圭吾(京産大A)が
第3ステージ優勝を果たした。
第2位は白尾雄大(明治大学)第3位は加藤辰之介(Nerebani) となった。

吉田圭吾(京産大A)によるシャンパンファイト

 

第3ステージリザルト〔PDF/大会公式HPより〕

 

 

 

最終総合成績

 

【個人総合時間賞】

神村 泰輝
(早稲田大学)

 


 

【ポイント賞】

大仲 凛功
(早稲田大学)

 


 

【最優秀新人賞/U-23】

神村 泰輝
(早稲田大学)

 


 

【最優秀壮年賞/Over40】

高岡 亮寛
(Roppongi Express)

 

最終総合リザルト〔PDF/大会公式HPより〕
最終ポイントリザルト〔PDF/大会公式HPより〕

 

 

 

大会を振り返って

 

 という訳で、6年ぶりの木祖村での

ツーデイズレースの開催が行われました。

6年前に味噌川ダムが豪雨災害に見舞われ

開催が出来なくなってしまって…

 

その時に、県内の町や村を回って

自転車の大会やらせてください!と頭を下げて

あーでも無い、こーでも無いがあって

やっぱ、木祖村なんだよなぁ…と

国交省行ったのも良い思い出です。

 

とにかく、長野県の自転車関係者の方は

皆そうだと思うのですが

もう木祖村の開催は絶望と

思っていた時期がありました。

 

そうした中で、ここでの再開に尽力して下さった

方々には本当に心より御礼申し上げます。

 

個人的には、去年色々とあって…

「結構な想い」もしたけど

こうして味噌川ダムでレースが行われているのを見て

本当に感慨深いモノがありました。

 

今回の課題としては、自分が受けた「結構な想い」の中に

本当にこの「2 days race 」と「地元地域社会」との

意識の乖離というものを強く感じました。

 

単刀直入にいえば「2 days race」は

本当の意味で地域の理解を得られてはいない。

 

昨年、自分の所へ様々な意見が集まりましたが

それを自分なりにまとめてみれば 

 

コロナの状況下において、そこまで理解を得られていない大会を

開催すべきでは断固無い!無理に地域の皆さんに負担をかけて

大会を開催するのは我々と一部人間のエゴに過ぎないと思いました。

 

それを踏まえて、この先の未来へ向けた課題を考えた時に

一番最初に取り組まなければならないのは

 

①地域の皆さんに自転車を理解してもらうこと。
②地域の皆さんに自転車に興味を持ってもらうこと。

 

先ずはここからだと!明確な課題を頂いた気がします。

そうした中、今回は「自転車学校」と「長野選抜派遣」

以前には無かったモノを二つ出来たことは

歩は小さいが、大きな進歩だと思います。

 

 

 

 

今後も木祖村の皆さんの理解を得られて行くように

活動して行って貰い、何時の日か

村の人が大勢で自転車レースを応援に来て

もらえるようになればと願います。

 

※恐らく多くの人が、自分に語ってもらいたいこと、
 訴えて欲しいことって、
こういう事じゃ無いんですよね。
 それは解っていますが、
今回の総括は
 また改めて(出来れば)別の機会を設けたいと思います。

 

シャンパンファイトを行う総合の上位3名

 

 

とりあえず、先ずはツーデイズの

レポートが終わりました。

今回の大会は…

 

無事に開催出来て良かったという

関係者の方々への感謝と

本当にこれで良いのか?という

業界への強い懸念の二つの想いがあります。

 

特に2020TOKYOで自分が

一番危惧したことが起こっている気がします。

このサイトを始めて5シーズン目

個人的に今回のツーデイズで

浮き彫りになったのは

正直、時間が再び過去へ向かって

歩き始めているような…

 

相当に大きな危惧と不安を感じています。

この状況をどうするべきか?

このサイトもまた変革をしないと

後ろへ戻ろうとする力に流されてしまうような…

踏ん張りどころのような気がします。

2 days 皆さんはどう思われましたか?

 

 

関連LINK

2 Days Race シリーズ公式HP(大会公式HP)

長野県自転車競技連盟