〔レポート〕「2025 東京デフリンピックに向けて」第14回大学自転車フォーラム東京2024 参加レポート。

〔レポート〕「2025 東京デフリンピックに向けて」第14回大学自転車フォーラムに参加しました。

 

 

　ここの所、シーズン前でなかなか多忙のため

ホームページの更新が滞ってしまって申し訳ありません。

さて、去る2024年3月9日㈯に東京代々木にある

国立オリンピック記念青少年センターにて

「第14回大学自転車競技フォーラム2024」に参加してきました。

毎年、当サイトが参加しているシンポジウムですが

今年のテーマは来年に迫った、聴覚障碍者のオリンピックである

 

 

2025 東京デフリンピックに向けて
自転車競技を通した共生社会

 

 

について、日本パラサイクリング連盟の

ハイパフォーマンスディレクター権丈泰巳氏と

日本ろう自転車競技日本代表の早瀬久美氏による

講演ならびにパネルディスカッションが行われました。

今回ですが、本来は内容は学連関係者のみなのですが

近々にせまった「東京デフリンピック」を

長野県サイクリストの皆さんにも知って頂くべく

プロモーションの観点から少し大会を紹介出来ればと思います。

 

 

 

レポート

 

 

　今回は、障碍者サイクリングがテーマということで

日本パラ自転車連盟の権丈ディレクターと

デフジャパンの早瀬選手が、それぞれ現在の

障碍者サイクリングの現状や、今後の展望。

そして、東京デフリンピックについて

様々なお話をして下さいました。

 

 

日本パラサイクリング連盟のハイパフォーマンスディレクターの
権丈泰巳ディレクターは、地元福島でのパラサイクリングの
取り組みや、地域共生など細かく話してくれた。

 

とりわけ、パラサイクルの底辺拡大や
障碍者の方も自転車に乗ってもらえるように
また、障がいに関わらず自転車を楽しめる共生の街づくりについての
取り組みは我が信州にとっても非常に興味深く学ぶことが多かった。
特に自転車を通じて様々な活動に取り組むことで
自転車の地位向上も目指されていることに感銘を受けた。

 

長野県内開催のシクロクロス大会・MTB大会でもおなじみの
デフサイクリング日本代表の早瀬久美選手は
改めて、聴覚障碍者とは？デフ・サイクリストとは？について
細かく説明を頂いた。

 

また来年に迫った「2025東京デフリンピック」についても
詳しい説明があった、今回はインターネットでの同時Live配信もあったが
少し問題を感じたのが「デフリンピック」の存在を知っているのが
広聴者の3割程度に留まったことが個人的に非常に驚きだった。
信州ではデフ日本代表の選手が様々な大会に出場し
デフジャパンのユニフォームは自転車競技関係者にお馴染みだが
改めて「デフ・サイクリング」「デフリンピック」
そして、聴覚障碍者をこのサイトを通じて興味を持ってもらいたい。

 

 

〔早瀬選手紹介〕

〔参照元：Youtube/smailesports公式チャンネル〕

 

 

 

信州のサイクリストの皆さんへ…

 

第24回デフリンピックロードで銅メダルの蓑原由香利選手
〔2018全日本MTB選手権より〕

 

　信州サイクリストの皆さんには

お馴染みのデフ・ジャパンの選手たちですが

自分も言われて気が付いたことが幾つかあったので

改めて皆さんにも知ってもらえればと思います。

 

 

◇皆さんに知ってもらいたいこと   　・デフジャパンのユニフォームのイラストの意味 　皆さんお馴染みの、デフ・日本代表の赤いジャージ 　あの背中のイラストの意味知ってましたか？？ 　あのイラストの指の意味するものは 　「I LOVE YOU」なんですって！（知らなかった！） 　これは手話で「I」「L」「Y」の３文字を意味するそうです。 　思わず「これトリビアじゃん！」と思ってしまいました。　 　 聴覚障碍者日本代表「デフ・ジャパン」のジャージ 自分は審判時代から見慣れているが意味は知らなかった。   ・聴覚障碍者って… 　早瀬選手から最初に説明があったのですが　 　「聴覚障碍者ってわかりにくいんです…」とのこと。 　耳が聞こえないだけで、見た目は健常者と変わらない。 　そして、「聴覚障がい」といっても 　　・片耳しか聞こえない（片耳は聞こえる） 　　・補聴器をつけても音しか感じない  　　・全く聞こえない（音があっても気づいていな状況） 　など様々だということ、実際に東日本大震災の時にも 　津波が迫っていることに気づくことが出来ずに命を落とした人もいる。 　だからこそ、聴覚障碍者という存在を先ずは知って欲しい。   　・無意識な差別（アンコンシャス・バイアス） 　無意識の偏見というものが確かにある、それを無くすためにも 　先ずは「知る」ことが「気づき」につながり「行動」につながる。   ・自転車会場では… 　どうしても「音」による情報を受け取り難い部分があるので 積極的に様々なインフォメーションを教えて欲しい。最近のUCIレース（国際レース）では スターティングライト（車レースのようにシグナルでスタート）などが主流のほか 陸上や水泳などでもライトや掲示板などをつかって試合中の選手に情報が伝わるような 工夫がされている。ぜひ、目を合わせてコミュニケーションをとってもらえれば有難い。   〔手話でデフリンピック自転車を応援！〕 〔参照元：Youtube/静岡県聴覚障碍者協会〕

 

 

 

東京2025デフリンピックを応援

 

東京2025デフリンピックのプロモーションユニフォーム

 

東京デフリンピック会期
2025年11月15日㈯～26日㈬

 

東京デフリンピック競技

陸上	バドミントン	バスケットボール	ビーチバレーボール	ボウリング
自転車（ロード＆MTB）	サッカー	ゴルフ	ハンドボール	柔道
空手	オリエンテーリング	射撃	水泳	卓球
テコンドー	テニス	バレーボール	レスリング（フリー＆グレコ）

 

 

自転車ロード（種目）
会場：日本サイクルスポーツセンター（静岡県）

・1000mスプリント（男・女）
・個人タイムトライアル（男・女）
・ロードレース（男・女）
・ポイントレース（男・女）

 

 

自転車マウンテンバイク（種目）
会場：日本サイクルスポーツセンター（静岡県）

・クロスカントリー（男・女）

 

 

〔デフリンピックの歴史〕

〔参照元:Youtube/全日本ろうあ連盟スポーツ委員会〕

 

〔東京2025公式HP〕

 

 

 

学連フォーラム概要

 

クリックすると大きくなります。

 

 

 

というわけで、遅ればせながら

先々週の東京遠征の記事でした。

本来はもう少し深堀したいのですが…

 

 

この日は午前中は東京サイクルデザイン専門学校へ

行って、そのままのんびり散歩をして

代々木五輪センターへ行ったのですが

本当に現地へ行って良かったなと思います。

 

 

パラリンピックがあって

その際に、松本市でも

パラサイクルの合宿があって

自分も深くパラリンピックに携わって…

残念ながら、そこから未だに

未来を創り出せていない

負い目が自分のなかにあります。

それでも、今後改めて我が信州でも

TOKYO2020から未来へ繋げる

何かを少しずつ準備出来ればと思います。

 

 

さて、昨年はこのデフの関係者の方が

長野県での2級審判講習会にこられて

手話通訳の方が同時通訳をされているのを

目の当たりにしましたが、今回も手話通訳を通じて

早瀬選手ともお話をさせて頂きました。

 

 

デフ・ジャパンの選手は

長野県ではお馴染みであり、

自分も身近には見ていたものの

初めてお話をしてみると

やはり自分とデフ自転車との間に

大きな距離があったと思います。

 

 

こうした機会を得て

今後デフサイクリングとの

距離を少しずつ縮められたらと思います。

先ずは少しずつデフジャパンの選手と

コミュニケーションをとるところから…

先ずはそこから始めたいと思います。

 

 

県サイクリストの皆さんも

デフジャパンの選手は非常に

信州とゆかりが深いと思います。

是非、大きなボディランゲージで！

健常者選手と垣根無く

応援して頂ければと思います！

TOKYO 2025　頑張れニッポン！！

 

〔Coppiさんの記事〕

正直、自分の記事よりもプロのCoppiさんの記事を読んで下さい。

 

 

 

そういえば、東京オリンピック＆パラリンピックのロードの時に
我々スタッフは山中湖の宿舎で暮らしていたのですが
フロントのお姉さんが、早瀬選手と会って話をしたらしく
「デフの早瀬選手と話をしてしまいましたー！感激です！！」
「やさしくて、すごい聡明でファンになっちゃいましたー」と
興奮して話をしてくれました。何だか凄くほほえましかったのを
よく覚えています。

 

 

関連LINK

東京2025デフリンピック公式ホームページ

第14回大学自転車フォーラム2024（公式HP）

第16回明治神宮外苑クリテリウム（公式HP）

日本学生自転車競技連盟

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