〔レポート〕「第75回インカレ -トラック競技-」開幕!大会第一日目の模様をレーポート!

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「第74回インカレ・トラック競技」開幕!大会第一日目の模様

 

 本日8月24日(土)、本年の大学自転車界の最高峰の大会にあたる「第75回文部科学大臣杯全日本大学対抗選手権自転車競技大会」(通称インカレ)のトラック競技が松本市美鈴湖自転車競技場にて開幕しました。全国から30を超える大学と、厳しい学連基準タイムを満たした者達が各大学の威信をかけて戦うまさしく大学生達の甲子園。本日行われた大会初日の模様をお伝えします。

 

 

 

第75回インカレ大会初日《午前の部》の模様

 

大会初日の朝早くから会場には多くのファン・OB・各校サポーターが集まった。

 

レースを前に検車場は車検を受ける選手で長蛇の列が出来る。
信州大の緑のジャージも見える。

 

オープニングレースはいきなり団体競技の花形種目「4㎞チームパシュート」
第一組の
東海大学がスタートする。

 

第4組で地元の信州大学(兼平・寺尾・西尾・阿部)が登場する。
力走をみせたが予選18位となった。

 

強豪校の朝日大学は全員が「朝日大オリジナルペイントの自転車」で登場し予選7位。

 

 鹿屋体育大は恒例の「インカレスペシャルTシャツ」を着て部員一丸で声援を送る。
今年のデザインはデフォルメされた黒川監督が松本城の天守台から顔を出しているコミカルなもの。

 

その声援を受けて力走を見せる鹿屋体育大学は予選を8位でゴール。

 

マネージャーに見守られながら早稲田大学がスタート位置につく

 

期待の早大だったが途中で落車に見舞われDNFゴールに辿り着くことが出来なかった。

 

優勝候補の呼び声高い中央大学が登場すると1番時計を叩き出し
評判通りの力を見せつけ暫定首位となる。

 

同じく表彰台を狙う京都産業大学は長野県中長距離のエース小出樹(松本工出:左から二番目)が出走。

 

先頭を牽引する小出樹(京産大:松本工出)は期待通りの走りをみせ
京産大は明日の3位決定戦に進出する。

 

最終出走となり、大歓声の中で走る優勝候補の日本大学だったが
僅か0.4秒及ばず予選2位となり、翌日の決勝で中央大学に雪辱を誓う。

 

今年のインカレ、女子最初の種目は「3km個人追抜き」
第1走者は大久保希美(新潟大学)

 

淡々とラップを刻んだ阿部花梨(順天大)が8位でゴール。

 

先日の全日本学生選手権でもここ美鈴湖で強さをみせた
橋本優弥(鹿体大)が、
この日も強さをみせ予選1位で決勝へ進出。

 

 

第75回インカレ大会 開会式

 

午前の部終了と同時に、開会式の準備となり選手が集まり始める。

 

学生委員長の山田瑞季(東京大)が開会宣言を行う。

 

先ずは国旗・大会旗(学連旗)の掲揚と国家の演奏が行われ
次に来賓の挨拶などが行われる…

 

前年度の男子総合優勝校「日本大学」から優勝旗・優勝杯の返還がされる。

 

同時に日本学生自転車競技連盟の村岡会長より優勝杯のレプリカが日本大学に贈られる。

 

続いて前年度の女子総合優勝校 日本体育大学より優勝杯の返還が行われる。

 

日本体育大学にも村岡会長より同じくレプリカが贈られる

 

中央大学の山根主将より選手宣誓が行われた。

 

 

第75回インカレ大会初日《午後の部》の模様

 

午後の部に向けて検車場が再び賑やかになる。

 

周回板は48回を表示、午後は《オムニアム予選》ポイントレース16kmからスタート。

 

オムニアム予選ポイントレースに地元信州大の寺尾駿(4年生)が登場。

 

緩急激しいレースの中で寺尾も終始粘りの走りを見せるが
僅か1ポイント差に泣き11位、予選敗退となった。

 

オムニアム予選が終わると男子スプリント予選200mタイムトライアルがスタート
実に8位までが大会新記録というハイレベルな戦いとなった。

 

スプリント予選では、午前中の団体追抜きで両脚を攣る力走をみせた
阿部祐介(信州大2年)が出走したが、午前中のダメージが響き26位となった。

 

注目のスプリント予選最終走者 山根翔太はただ一人9秒台の
「9秒892」の大学新記録で予選第1位となった。

 

唯一学連で公式競技として行われる二人乗り「タンデムスプリント」
関西大学(森下・中村組)は予選11位。

 

力走を見せる新潟大学(藤岡・神代組)は予選10位。

 

女子チームスプリントが開始されスタートを待つ八戸学院大(菅原・佐々木組)

 

スタートする日体大(松本・中村組)が期待に応え予選1位で決勝進出。

 

スプリント男子準々決勝は先ほどの予選で9秒台の学連新記録を叩き出した
山根(中央大学:画像右)が三井(法政大:画像左)を圧倒し準決勝へ

 

準々決勝第二試合は中野(早大)が道城(同大)を破り準決勝進出。

 

陽が傾き、最終種目となる「男子4㎞個人追抜き」でも多くのファン・サポーターが残り
選手に大きな声援を送っていた。

 

この日、最後の走者となった兒島直樹(日大)は個人追抜き2位で決勝進出となった。

 

 

大会初日の全ての日程を消化し誰もいなくなった美鈴湖自転車競技場は
明日の大会二日目の激戦を静かに待つ…

 

 

 

大会二日目のお知らせ

 

 

美鈴湖自転車競技場正面入り口にて

パールイズミ社・競輪選手会のブースがあります。

選手会テントでは「冷たいお飲み物」と

「競輪仕様のパーツや備品」を販売しています。

お気軽にお立ち寄り下さい。

大会二日目のスケジュールはこちらから

 

 

大学生にとっての夏甲子園

インカレが開幕しました。

初日は主にタイムトライアルなどの

計測系種目が行われましたが

いよいよ明日からは

ケイリンなど競争系種目が始まります。

見逃せないハイレベルな戦い。

是非明日も美鈴湖自転車競技場へ

お越し下さい。

 

 

関連LINK

大会初日のリザルト(PDF:学連公式)

日本学生自転車競技連盟

 第75回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会(学連公式HPより)

信州大学自転車競技部(ブログ)