〔レポート〕令和3年 北信越高校総体自転車競技 大会3日目各種目ハイライト。

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

レポート 北信越高校総体三日目のハイライト

 

 今年度のインターハイ北信越ブロック最終予選となる

令和3年北信越高校総体自転車競技大会は、本日が大会3日目。

トラック競技最終日となり、「競争系種目」の決勝が行われた。

 

また、競技終了後、3日間の熱戦が繰り広げられた

松本市美鈴湖自転車競技場から

明日ロードレースが行われる木島平村クロスカントリー競技場へ

選手達は移動を行った。

 

 

※女子個人追抜きの結果が無かったそうです。

 

 

大会3日目ハイライト

 

男子チームスプリント決勝

 この日、最初の競技となったチームスプリント決勝

昨日の大会二日目に「1㎞TT」を1分04秒台で制した渡邊壘擁する

吉田高校チーム(池田・渡邊・村岡)が、2位に4秒以上の大差をつける

1分04秒983の好タイムで圧勝、この記録は同じく同校が

2016年に美鈴湖競技場で出した大会記録1分04秒122に迫る好記録となった。

なお、2位は地元の松本工業で1分08秒573となった。

 

 

優勝の新潟・吉田高校(池田・村岡・渡邊)は大会記録に迫るタイムで優勝を果たした。

 

準優勝の松本工業(加科・酒井・上里)

 

 


 

男子ケイリン決勝

 昨日は「スクラッチ」で優勝、ケイリン1回戦も見事な1着で決勝進出の

加科爽人(松本工高)は、この日も最終周回で先行選手1名を追いかける

得意の展開に持ち込み会場を沸かせるが、最終3コーナーで僅かに膨らみ

ゴール前、僅かな差で惜敗。スクラッチに続く二冠には僅か数センチ届かなかった。

 

僅か数センチ届かなかったが、準優勝の加科爽人(松本工)

 

 


 

男子スプリント

 男子スプリントは、予選200mタイムトライアルを

ただ一人10秒513と、10秒台を出して予選通過した

渡邊壘(吉田高:新潟)が圧勝。これにより渡邊は

1㎞タイムトライアル・チームスプリント・個人スプリントの

今大会三冠を達成した。

 

今大会短距離種目三冠を達成した渡邊壘(吉田高校)

 

 

大会4日目長野県出場予定選手

 

 

大会三日目 6月21(月)

09:00 女子ロードレース(21㎞)
10:00 男子ロードレース(52.5㎞)

 

 


 

女子長野県出場予定選手

61番 平山なつみ(松本工高2年)

平山なつみ(松本工高2年)
長野県唯一の女子高生選手、今大会の北信越女子選手は比較的層が厚く
初出場となる北信越大会で強豪選手の胸を借りることとなる。

 

 

 


 

男子長野県出場予定選手

31番 中島 壮琉(松商学園3年)
32番 小山 大登(エクセラン高3年)
33番 塩澤 武留(飯田風越高2年)
34番 黒澤 響冴(飯田OIDE長姫1年)
35番 加科 爽人(松本工高3年)
36番 上里 翔瑛(松本工高1年)

 

 

小山大登(エクセラン高3年)
昨秋すい星のように現れ、不断の努力でこの夏の長野県大会ロードレースを制した
シンデレラボーイは、今大会初めて押しも押されもしない長野県のエースとして
北信越に出場する。登りを得意とするクライマーだけに
明日の木島平は得意なコースでは無いものの、レースの鍵を握る存在となる。

 

塩澤武留(飯田風越高2年)
名門飯田風越を一人で牽引する塩澤、今回出場選手の長野県選手の中では
決して独走力に秀でた選手では無いものの、明日の
ロードレースにおけるキーマン的な存在となる。

 

加科爽人(松本工高3年)
今大会大爆発の松本工業のエーススプリンター。今回の木島平は
スプリンターには非常に厳しいコースレイアウトではあるが
持ち前の精神力と、ここのところ成長著しい戦術眼で勝負する。

 

 

《プレビュー》

 長野県大会ロードレースのプレビューが非常に好評だったため、今回もリクエストに応えて簡単なプレビューを行いたいと思います。今大会は各県の代表選手19名が参加となります。

先ず注目は、トラック競技で個々の能力の高さを見せた新潟・吉田高校で、「3㎞個人追抜き」北信越大会記録を更新した池田悠生選手を始め3名。毎年全選手の能力が高い北信越の雄「福井県」から、坂井高校2名、ポイントレースで優勝した篠島瑠樹選手を擁する科学技術高3名。その他にも富山の名門氷見高校が1名、新潟工2名、新潟商1名、石川県立工高1名と、比較的に戦力が広く浅い分布となっています。

注目の長野県からは、3名の選手をレースのキーマンに挙げたいと思います。先ずは長野県長距離のエースである小山大登(エクセラン高)。そして、短距離のエースであり今大会好調の加科爽人(松本工)の両名は、共に得意とするコースレイアウトでは無いものの、この二人の戦いぶりがレースを通じて大きな意味を持ちます。特に加科選手は、この二日間のレースを通じて北信越各県の選手にも一目置かれる存在感を見せ始めています。また、第3のキーマンが塩澤武留(飯田風越)で、もともとボンシャンスKids出身でありオフロードを得意とする塩澤もまたこのコース向きの選手では無いが、この選手が中盤からどんなレースをするのか?

今回の北信越大会をみて、強豪選手を相手に長野県の各選手がどう戦うのか?このコンピテンシーの高い3名に注目したいと思います。

そして最後に、小山選手・加科選手の両名のレース前の話しを聞いていると共に胸に帰する「共通のキーワード」が出て来ました。3年生二人の強い思いが交錯する明日のレースを楽しみにしたいと思います。

 

 

 

 

以上が大会三日目のレポートでした。

今日は朝、小雨が降りましたが

9時を過ぎると、晴天となり

コンディションに恵まれました。

午後は、北へおよそ100㎞ほど離れた

木島平村へ移動。

自分を全選手を見送ってから

帰ってきました。また明日は月曜日ということもあり

北信州の役員の方、ボランティアの方に

お力添えを頂きます。

明日は大会最終日ということで

事故無く大会を終えたいと思います。

県サイクリストの皆様には

インターハイ最終予選

最後の種目となるロードレース。

出場する選手、サポートするスタッフ

その他、携わるすべての方に

温かい御声援を賜りますよう

お願い申し上げます。

 

 

〔大会三日目の全結果〕

 

関連LINK

長野県高体連

全国高体連

全国高体連自転車専門部

全高体連自転車専門部北信越ブロック

長野県自転車競技連盟