〔結果〕「2022年JOCジュニアオリンピックカップ2022トラック競技大会」長野県勢の大会二日目結果。

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

〔結果〕「2022年JOCジュニアオリンピックカップ2022トラック競技大会」長野県勢の大会二日目結果。

 

 

 2023年のJOCジュニアオリンピック自転車競技大会が

7月16日(日)・17日(祝/月)の両日、

松本市の美鈴湖自転車競技場で開催。

長野県からは、各大会から厳しい派遣標準記録を切った

U-17(高校1年・中学3年)、U-15(中学2年・中学1年)の

4名の中学生が出場した。

 

今大会は、昨年のU-15で銅メダルを獲得した

小林洋平(信州大付属中3年)が、年齢が上がり

U-17で二年連続となったが

それ以外の3名はこの大会初出場となった。

 

大会二日目は今大会長野県から出場の4選手

全てが登場、この日が初出場となった

原みらい(白馬中1年)清水京一朗(松本市旭中2年)

初めての大舞台での初出場を果たした。

 

 

〔長野県選手紹介〕

〔大会初日〕

 

 

 

 

女子U-15 500mタイムトライアル

 

順位 名前 チーム タイム
優勝 冨田 愛琉 OMVELO Coaching 42秒604
2位 笹岡 保歩 三重県自転車競技連盟 43秒041
3位 小川このは 三重県自転車競技連盟 43秒625
4位 原 みらい 白馬マウンテンバイククラブ(白馬中学) 45秒968

公式リザルト(コミュニケ30)〔PDF/大会公式〕

 

原みらい(白馬MTBクラブ/白馬中1年)は
キッズの頃からMTBで活躍、今年のダウンヒルシリーズでは
第3戦で既に表彰台に上がるなどレースの経験は十分ながら
初めてのピスト競技公式戦ということで控えテントでは緊張の様子がうかがえた。
それでも、監督である小峰競輪選手会長野支部長が
様々に話しかけ緊張をほぐしていた。

 

出走の出番が近づき、小峰監督に付き添われ
検車場へ向かう。いよいよ出番となるなかで
その背中には、緊張と初出場への期待が漂っていた。

 

検車場では、JCFマウンテンバイク1級審判員である
浅田審判員(信州大出)のヘルメットチェックを受ける。
遡ること数週間前、大会にはJCF公認ヘルメットが必要ということで
この大会のために新しく購入した。

 

MTBでの審判でもある江下審判員(長野県)が
競技役員として今大会の「選手招集係」をつとめていたため
レース前に挨拶をしながら言葉を交わす。
デビュー戦ではありながら
原選手にとってはMTBで幼少の頃から知っている
浅田・江下両審判員がいたことは心強かったものと思われる。

 

いよいよウエイティングゾーンに座る
先程まではリラックスしていたが
ここからは集中して行く…

 

「思いっきりホームランを場外までかっ飛ばして来い!」と
声をかけるとこの表情。

 

カウントダウンが始まり再び集中力を高める。
流石にKids時代からMTB各大会で活躍しているだけあって
大舞台というものに場慣れしているというか
変に強く緊張してガチガチになるような感じが全くない。
言葉にすれば「緊張と集中の出し入れ」が凄く上手な選手という印象を受けた。
緊張する時はしっかりしているし、突然ふわっと緊張感が抜け
そこから再び集中するまでのスピードが非常に早い。
MTBで培ったレース経験を感じさせられた。

 

普段行っているMTBダウンヒル競技・モーグル競技では
ゼロスタートが無いということで、スタートを課題にしていたが
初めての発走機スタートで綺麗なスタートを決める。

 

距離にして僅か1.5周の500mだったが
初出場となった全国の大舞台で全力疾走を見せてくれた。

 

レース後「楽しかった!また来年も出たい!」と明るく応えてくれた。

 

クーリングゾーンで同走した選手と談笑する
45秒968 来年は自身の出したこのタイムを再び更新に戻って来る。

 

 

 

 

男子U-15 1㎞タイムトライアル

 

順位 名前 チーム タイム
優勝 入田  翔 鹿児島県自転車競技連盟/田崎中(鹿児島) 1分10秒857
2位 久我口 頼 kochi cycling junior club(高知県) 1分12秒635
3位 山本 修斗 伊豆CSC(神奈川) 1分13秒329
12位 清水琥太朗 美鈴湖VELOクラブ(上田第五中) 1分18秒617
16位 清水京一朗 美鈴湖VELOクラブ(松本旭町中) 1分20秒782

公式リザルト(コミュニケ31)〔PDF/大会公式〕

 

この日、長野県美鈴湖VELOクラブの中学生たちで
出場しない選手は「大会補助員」として参加
朝の搬入作業のなかで、相変わらずワイワイガヤガヤとやっている。
戦うにはあまりに緊張感が無いが、これが今年のチームの特長であり
新しい長野県チームの象徴となる世代。

 

第1組ホームから出走した清水京一朗(松本市旭町中)
昨年はスタンドでこのレースを外から見ていた。
「何時かこの大会に自分も出てみたい…」そんなことを語っていた
清水京一朗は、大会前に何とか1分20秒ギリギリで
その段階では出場当落線上であったが、見事に今大会出場の吉報が届いた。
1年前のこの大会への憧れが見事に実現してのスタートとなった。

 

長野県の自転車が好きな子を集めた代表チームの中でも
群を抜いて自転車が好きな子。
おそらく県自転車関係者のなかでそれを否定する者はいない。
そんな子がこの一年間楽しみ・苦しみながら夢の舞台に立ったことは
本人だけで無く多くの自転車関係者の感動を誘った。

 

昨春から本格的に自転車競技を始め多くの仲間や指導者と出会い
多くの人の想いを乗せて走った記録は1分20秒7
残念ながら大舞台での自己ベストは出せなかったが
未来へ繋がる初出場となった。

 

走り終えた清水京一朗だが、何時も常に走ることが楽しくて
大会でもニコニコと走っている姿はそこにはなった。
終始うなだれ、それは泣いているようにも見えた。

 

そんな京一朗選手の姿をみて、岡山県マスターズチームの皆さんが
クールダウンエリアに戻って来た京一朗選手に寄り添って下さる。
岡山チームの方々は、さかのぼること一年前
「スタンドから何時か自分もこの舞台で走りたい」と目を輝かせていた姿を知っており
松本市到着と共に「京一朗くんは出場出来るんですか?」と
わざわざ聞きにきてくださった。
岡山の皆さんが美鈴湖に練習に来る際に
何時も自分の自転車で楽しそうに坂を登って競技場へ
向かっている姿が凄く印象に残っているそうで
京一朗選手のひた向きな姿に「ダメだもう泣きそう」と言われ
その場を去って行かれた。彼のひた向きな姿は県を越えて世代を越えて愛される。
それはおそらく、多くの人にとって自転車を始めた頃の
原点にもどされるような… 原風景を思い出させるような…
そんな想いを呼び起こさせるのかも知れない。

 


 

前日に引き続き今大会2回目の登場となる清水琥太朗(上田第五中学2年)
前日は緊張の初出場だったがこの日は少しリラックスして臨む。

 

課題であり、昨日もトラブルがあったスタート
この日は綺麗に決まった。

 

リラックスしてレースに臨んだものの
この日は自己記録を更新出来ずに悔しい想いをした。

 

【清水琥太朗初日のレース】

 

 

 

男子U-17 スプリント予選・決勝

 

予選200mフライングタイムトライアル

順位 名前 チーム タイム
1位 児玉東次郎 岐阜第一高校(岐阜) 11秒084 ※準々決勝進出
2位 山本 武蔵 南大隅高校(鹿児島) 11秒328 ※準々決勝進出
3位 清水 快晟 岐阜第一高校(岐阜) 11秒341 ※準々決勝進出
5位 小林 洋平 信州大学教育学部附属長野中学校 11秒699 ※準々決勝進出

公式リザルト(コミュニケ27)〔PDF/大会公式〕

 

大会二日目最初の競技スプリント予選200mタイムトライアル
昨年のJr.五輪U-15銅メダルから1年

今年は中学3年生になりU-17へ上がり
全国の強豪高校の1年生・2年生に挑戦する
小林洋平(信大附属長野中)が登場

 

昨年の大活躍から1年が過ぎ、今年は信州大学・信大付属中
そして、信大自転車競技部や競技部OBの格別な計らいがあって
信州大学のユニフォームで登場した小林洋平。
附属中も学校を挙げて応援してくれたそうで
沢山の人々の想いがこもったユニフォームを着て出走した。

 

今大会初戦となった小林洋平のタイムは
なんと「11秒699」の自己ベストでこちらも予想していなかった
予選5位で準々決勝に進出が決定。
これには長野県の自転車関係者が大きくざわついた。
このあと1㎞タイムトライアルを経て午後は
インターハイ4連覇中の名門「松山学院」の大村選手との対戦が決定した。

 

 

スプリント準々決勝 第4試合(1本勝負)

順位 名前 チーム タイム
1着 大村 貫太 松山学院(愛媛) 11秒718 ※準決勝進出
2着 小林 洋平 信州大学教育学部附属長野中学校  

公式リザルト(コミュニケ27)〔PDF/大会公式〕

 

 

午後行われた準々決勝第4試合で
大村選手と対戦となった小林洋平は
アウトからのスタートとなった。

 

強豪高校の選手の胸を借りる貴重なレース。
お互い牽制をしあいながらの静かなスタートで
レースが始まる。

 

ラスト1周の鐘がなる最終コーナーで小林洋平が
チャレンジャーらしく積極的に先に出る。

 

レースは小林洋平先行で一気にスピードアップ
残り1周のストレートで両者共に加速して行く。

 

第2コーナーで大村選手が先行すると
今度は小林洋平が前方を追う立場となる。

 

最後は自力の差で敗れるも、王者松山学院の選手相手に
中学生が堂々たる走りを見せた。

 

レース後に、小林洋平から大村選手に
「ありがとうございました」と挨拶する姿を見ていた
マスターズの河野選手は、自身が初めてピストに乗った日から
共に走って来た洋平選手の一番の成長した部分を上げ
「自らから他者に対して率先して挨拶出来るようになったところ」と
目を細めて語っていた。

 

 

 

男子U-17 1㎞タイムトライアル

 

順位 名前 チーム タイム
優勝 児玉東次郎 岐阜第一高校(岐阜) 1分06秒826
2位 成田 光志 学法石川高校(福島) 1分08秒496
3位 山本 武蔵 南大隅高校(鹿児島) 1分08秒948
12位 小林 洋平 信州大学教育学部附属長野中学校 1分12秒585

公式リザルト(コミュニケ33)〔PDF/大会公式〕

 

朝イチのスプリント予選200mタイムトライアル直後に
行われた1㎞タイムトライアル。
昨年はU-15でまさにこの種目で銅メダルを獲得した
小林洋平(信大附属長野中3年)は
今年は年齢が上がりU-17で再びこの種目に挑戦する。
レース前に小峰監督から指示を受ける。

 

昨年はレース後に「スタート」を課題に挙げた。
実際に昨年の連続写真を見ると少しヨレている部分があるが
今年はスムーズなスタートを見せた。

 

今年は先輩方に挑戦する年、何が通じて・何が足りないのか?
とにかく今の全力を出し切って走ることを課題にして
その通り昨年の1分15秒より約3秒早い1分12秒でゴールした。

 

レースを終えた小林洋平選手。再三の通り「挑戦の年」という
テーマで臨んだジュニア五輪だったが、記録や成績も去ることながら
昨年から1年経って精神的にも大きく成長した。
自身が着ているユニフォームが物語るように
今大会は所属している信大附属長野中を始め
信州大学、信大自転車競技部、自転車競技部OBのほか
沢山の美鈴湖に集う先輩・仲間たちが応援してくれた。
初めて美鈴湖に来た日に怒られ
以来、美鈴湖で走るたびに先輩方に怒られ続けた。
しかし、今この時にこれだけ多くの人々の声援・支援を
受けるまでに成長したことが、これから先の人生において
最大の収穫となったことを何時までも忘れないで欲しい。
そして、応援・支援をして下さった方々への感謝を忘れないで欲しい。

 

 

 

2023年Jr.オリンピックを終えて

 

 

 

2023年のジュニア五輪を終えて
四者四様の収穫

 

 さて、今年のジュニア五輪が終わりました。長野県の少年・壮年育成クラブである「長野県美鈴湖VELOクラブ」にとっても、この大会は一年の目標であり、厳しい書類選考の中から今年も四名の選手がジュニア五輪に出場してくれたことを率直に嬉しく思います。

また、子供達をほぼボランティアで指導して下さった、競輪選手会長野支部長の小峰烈監督、長野県美鈴湖自転車学校・VELOクラブの講師である、兼平コーチ・金原コーチ・平林武流コーチ・榊山来実コーチ・宮崎岳人長野県代表総監督など指導を頂いた全ての皆さんに心より御礼申し上げます。

 

今ここで思うことは…
今回出場した「四者四様の収穫」があったと思います。

 

五月の自転車学校で初めてピストに乗った、原みらい選手(白馬MTBクラブ/白馬中1年)は、MTB選手としてKids時代から活躍しており、既にダウンヒル競技では選手として確固たる存在です。それでも、未体験のピストに乗ってくれたことは非常に勇気のいることで、初めて出場したジュニア五輪後に「楽しかった、また来年も…」と明るく話してくれたことは非常に大きな収穫だったと思います。MTBの女子ユース選手の出場は長野県では初めてで、これをみたMTBのキッズ選手や、まだ見ぬ長野県内の自転車少女に大きな影響を与えてくれたものと思います。

 

また、美鈴湖VELOクラブのムードメーカーである、清水琥太朗(上田五中2年)・清水京一朗(旭町中松本2年)の「W清水」(ダブル清水)の出場決定も非常に明るいニュースとなったと思います。特に清水京一朗は長野県での派遣タイムである1分20秒ギリギリということもあり、選抜された際の周囲の反応はひとしおだったと聞いています。

 

今年のVELOクラブは長野県代表の自転車大好き少年を揃えたようなメンバーで、出場出来なかったメンバーも含めて皆が毎回心から自転車の練習を楽しんでくれています。そうしたワイワイと楽しむ雰囲気を大切に育成して来たのですが、今回のレース終了後、出場したW清水の様子が何時もと違いました。二人とも何も話さずふさぎ込んでいた。きっと彼らは初めて全国大会に出てそこで初めて「敗北」を知りました。レース後に暗くなる二人に小峰監督が声をかけて、二人の口から「悔しい」という言葉が出て来ました。この言葉は、彼らが今後変わって行く一つの大きなサインだったと思います。 

 

今大会を終えて、初出場の3人はこれから競技を続けて行く上でそれぞれが「階段を一つ上がった」モノと思います。レース後の感想を聞いていませんが、彼らの心境には少なからず変化があり、特にW清水に関しては、この敗北を経て彼らがどう変わって行くか?(場合によってはW清水に関しては、今日この日から強くなるための本格的な自転車の練習をさせて行っても良いと思います)悔しさを感じたことで今後どれだけ成長出来るのか?そして、VELOクラブに帰った彼らがこれからチームメイトにどんな影響を与えて行くか?それも楽しみにしたいと思います。

 

最後に、小林洋平(信大附属中3年)です。洋平選手に関しては、一昨年Jr.オリンピックの書類選考で落選して「悔しい想い」を紡ぎながら昨年初出場、銅メダルの快挙を果たしてくれたことも記憶に新しいところですが、もう周知のとおり、当初は自身の素行の問題もあって洋平選手に手を差し伸べる人はほぼ皆無どころか、自分の所へ「洋平の素行に対する厳しいクレーム」が集まりました。「誰だよ!あんなの連れて来たのは??」という強い言葉は洋平選手を連れて来た自分としては一番堪えたことで、今でも忘れられません。

しかし、洋平選手のひた向きさが、徐々に周囲の人の心を変えて行き、今年は自身の中学校を始め、美鈴湖に集う多くの自転車仲間が洋平選手を応援してくれました。レース後、ハッキリ言ってあれだけ評判の悪かった洋平選手の評価がガラッと変わり、今大会終了後は「洋平よく頑張った!凄いぞ!」と寧ろ彼を称える声しか本当に聞こえなくなりました。これは本当に凄いことで…

レース終了後も、県最年長選手であり特に洋平選手のメンタル面を支えた小林英樹選手から電話があり、「実はレース前に洋平が俺の家に挨拶に来たんだ…」という話しをして下さいました。その話を聞いて自分も非常に心動かされるモノがあったし、前筆のように同時期にピスト自転車を始めたマスターズの河野選手のコメントや、兼平コーチからは、洋平選手から直接「感謝の連絡」があったと聞きました。ここまで評価が変わったというのは、本人の努力であるとともに、彼のことを影に日向に支えた小林英樹選手や堀江選手・北澤長野県代表主将の指導があってのことだと思います。

ただし、洋平選手が悪かった時こそ褒めて励まして来た自分としては、いま周囲の評価が上がっている洋平選手に対して、今度は厳しく接したいと思っています。洋平選手は言ってもまだ中学3年生です。まだまだ心身共に大きな器であると思っているし、これからさらに成長してもらい長野県の自転車界を引っ張る存在になってもらわなければなりません。特に「洋平さんのようになりたい!」と子供達に憧れる存在になってもらわなければなりませんし、これまで、沢山の壁にぶつかり、痛みを持って苦しんできたからこそ、他者の気持ちや、これから自転車を始める子供達の気持ちを理解できるような選手になって欲しいと思います。

 

 

こうして、厳しい戦いを終えて、四者四様の大きな大きな収穫がありました。それは、長野県自転車界にとっても大きな財産となることと思います。 

 

 

一方で、彼らを導く立場としては、反省と課題が絶えません。特に春先からJr.オリンピックまでのアプローチには課題が残るし、この小中学生を育成して行くということに長野県全体でなかなか理解が得られていないのが偽らざる現状であり、今後の大きなテーマです。

この一年のVELOクラブを見てきて思うことは、もしも小峰選手会長がいなければどうなっていたことか?小峰選手会長が夏の暑い日も毎週サマーナイトVELOクラブを開催して下さり、御自身の競輪出場がありお忙しいなかでも常に子供達のことを気にかけて下さいました。特に春先の競輪競走中に落車して大怪我を負ったその深夜にメールがあり、「暫くVELOクラブに行けなくなり申し訳ありません…でも、今年はJr.五輪のサポートをします」と大怪我をした直後にも関わらず子供達への想いが綴られていました。今大会のレース用機材についても、ほぼ全てが小峰選手会長の私物です。今年1年の全ては小峰選手会長あってのこととここにハッキリと書き残しておきたいと思います。

以前、当サイトで小中学生・壮年を育成するプロジェクトが全く理解されていないという記事を上げました。県や、県の自転車有識者は「育てる…」という言葉の意味を解っていない…。「国体」も「世界」も「ツールドフランス」も理想は大いに結構だが、今改めて「ここの世代を育てなくてどこを育てるのか?」長野県自転車界全体に広く問いたいと思います。

 

 

そうしないと、これからを担う子どもたちも、それを支える大人たちも育たない。

 

 

それと、今回ですが長野県はここ2年続いたメダルが獲れませんでした。ここに不満を感じた方も多いらしく、自分の耳には称賛よりも非常に厳しい声のほうが多く入って来ました。典型的なのは「ただ楽しくやっているだけのVELOクラブは車連主催としてやる意味が無い。車連の存在意義は競技力を高めるため…」 だとか。

なかかな手厳しく一理ある部分もあるが、常に言っている通り、モノには段階があり、厳しい競争の世界であればこそ「一段飛ばし」をしながらは歩めない。2015年自分が初めて自転車界に来た頃、初めてインターハイに行った岸和田競輪場には長野県代表校も長野県チームのテントさえ無かった。

つい数年前の長野県自転車界はそんな状況だったにも関わらず、モノ言いのついた中学2年生のW清水のタイムは、今年の『北信越高校1年生大会』出場の28人中、京一朗は5位・琥太朗は3位相当だったこと。そうした背景も理解した上で、非難も大いに結構だが、それよりも先ずはこの一年頑張った子供達を称えて欲しいと思っています。

返す返すも、子供達には足りない部分が多くて申し訳無かったと心から思います。それでも、四人が四人とも今大会を通じかけがえの無い経験を得たこと。そして、何よりも四人とも「出場して良かった」「楽しかった」と言ってくれたことが何よりの成果だったと思います。

 

今年の長野県代表チームと大会補助員を行ったVELOクラブメンバー
自転車は個人競技で、特にMTBなどの小学生などを見ていると
親子だけでやっているきらいがあり、自転車をやっていても
仲間と何かを達成するという概念が殆ど育たない。
それでも今回は出場しない選手たちが「何か出来ないか?」と「応援に行く」と
申し出て来た辺りに、チームとして1年間やってきた個々の成長を感じた。

〔左から:松宗・清水京・原みらい・清水琥・村上〕

 

 

 

 

 

という訳で、今年の

ジュニア五輪のレポートでした。

 

 

本当にこの一年様々なことがあって

ここに選ばれていない選手も沢山いて

その子供達も沢山のストリーを持っている。

 

 

こうして書き終えて思うのは

大会に出してやれなかった子達のことです。

 

 

ただ、小林洋平選手が教えてくれたように

選ばれなかったことが、彼自身を

大きく変えたということも忘れないで欲しい。

 

 

勝つことよりも、悔しいという

想いのほうが、時に人を強くする。

 

 

とは言え、今年のVELOクラブの

メンバーは明るく楽しく

長野県代表のイメージを変える子達でした。

 

 

自分も彼らのそばにいて

もう毎回、お祭りさわぎで

大変だったことしか浮かばないけど

その記憶の中に、ワイワイガヤガヤと

共に明るく・楽しかったことも

沢山ありました。

 

 

正直、今はまだ終わったばかりで

どこかで、やり切った部分と悔恨と…

来年のことというのを

まだ考えられない状況です。

 

ただ

 

今年の子供達は

本当に良く頑張ってくれたと思います。

県サイクリストの皆さんも

是非、今年の長野県中学生チームを

褒めてもらえればと思います。 

 

 

自分は今大会出場した選手も

出場出来なかった選手も

彼らは長野県自転車界の希望であり

一人ひとりを心から誇りに思います。

 

 

沢山の御声援を頂きました

皆様に心より御礼申し上げます。

 

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