〔レポート〕「UCI-3 2018 Coupe du Japon白馬国際大会」白馬スノーハープ《前編》

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Coupe de Japon白馬国際大会レポート

 8月11日・12日に白馬スノーハープで行われた「Coupe de Japon白馬国際大会」の2日目に行ってきました。この日はお盆にも関わらず200名を越える選手・チームスタッフが集結。真夏の白馬で熱き戦いが行われました。

 

・舞台は98年長野五輪会場スノーハープ
この大会の会場は長野五輪クロスカントリースキーの会場となったスノーハープ。ここでUCIクラス3Coupe de Japon白馬国際大会が行われました。会場には今なお長野五輪のエンブレムが…

 

・五輪の熱戦を伝えた電光掲示板
つい最近のようにも思える長野五輪、今年はちょうど大会から20年目の節目の年。あの日五輪の感動を伝えた電光掲示板は、この日MTBライダーの活躍を伝えていた。

 

・大会2日目は8時からレース開始
二日目は男・女子チャレンジと男・女オープンクラスからレースが開始された。天候は薄曇りで比較的走りやすいコンディションに思えたが、実際は雲が蓋をしたかのように蒸し暑さを感じる厳しい展開となった。

力走する #872田村選手(マウンテン☆ポテト:広島)と #801元島選手(motoji:長野)

 

男子チャレンジでは、山口浩司( 松本エキノコックス)が5位入賞。女子チャレンジでは牧田三知代(MTBクラブ安曇野)が優勝。男子オープンクラスでは山内利紀(長野県)が優勝、クロフォード一樹(長野県)が6位入賞と県勢の活躍が目立った。

2位の青木選手(UltraSetaSelect:東京)と優勝の牧田選手(MTBクラブ安曇野:長野)

男子オープンクラス優勝の山内選手(長野県)

 

・給水地点の補助は地元高校生
給水地点で補助を行ったのは地元白馬高校の生徒さん達、バイクで走りながらやって来る選手達に上手くボトルを手渡していた。また、暑い中ボトルを回収して洗浄。そして、また水を充填する大変な作業。

次々にやってくる選手達ににボトルを渡す白馬高校の生徒さん達と#683長谷選手(Sonic Racing)

 

・第二レースは男子ユース&アドバンス
9時30分からは、主に中学生が対象の男子ユースと男子アドバンスクラスが行われた。ユースでは今年の全日本王者である松本一成(TEAM SCOTT:長野県)の他に北林仁(Pro Ride:長野)や永野昇海(イナーメ信濃山形:神奈川)が登場。

ゴール前のスプリント勝負を制し6位入賞の永野選手(イナーメ信濃山形)

アドバンスクラスでは、山田憲司(スワコレーシング)と堺章吾(Power Sports Sick)が登場。徐々に暑さが増して来る中で堺選手が7位入賞した

粘りの走りで7位入賞の堺選手(Power Sports SICK

上りで力走する山田選手(スワコレーシング)は18位完走を果たした。

 

・松本一成選手が男子ユース優勝
 この年代で強さを見せる松本一成(TEAM SCOTT:長野)は、ライバル選手達の挑戦を受けつつも日本王者らしい堂々とした走りを見せて優勝を果たした。

ライバル村上選手(松山工)と登りで競合う#501松本選手(TEAM SCOTT:長野)

 

・ピットエリアの補給は勝負の分れ目
この日の天候からピットでの給水・補給は勝敗の分れ目となる重要なポイントとなった。各チームのスタッフは飲料・補給食の他に、選手が頭から水を被れるよう予め蓋を取り除いたボトルを選手に手渡す工夫もしていた。

飲み水の他に、予めボトルの蓋を開け水を被りやすくする工夫をしていたTeam Rudea 36隊

身体に水をかける細谷選手(YRT:神奈川)

 

・小学生達の戦いも始まる
 11時からは小学校の男女・低学年と高学年のレースも開始された。地元の白馬マウンテンバイククラブ(HMBC)の選手が多数出場した。女子低学年ではそのHMBC所属の吉川和花と原みらいがワンツーフィニッシュ、吉川心晴も4位に入賞した。

諦めずに必死に前を追い4位入賞の吉川心晴選手(HMBC:長野)

ワンツーフィニッシュを果たしたHMBCの原選手と吉川和花選手(左から:吉川・原・千葉)

 

男子高学年は、平川 遼(HMBC)と萩原瑠彩(HMBC)が共に3位・4位。福島 奏(HMBC)が6位入賞を果たした。

コーナーを前に集中する平林選手(HMBC)は3位に

 

・高学年は県期待の選手達が登場
 高学年は先週のJrオリンピックで活躍した選手達が登場。女子はHMBCの原あさひ・原つばさが2位・3位に。4位にもHMBCの吉川陽菜が入った。男子では山田愛太(Pro Ride)が圧倒的な力を見せて優勝を果たした。また3位には山田縁美(HMBC)、4位には萩原叶有(HMBC)が入った。

優勝した石川七海(千葉)に続いて原あさひ・原つばさ(HMBC)が2位・3位で表彰台へ

快調に最終ストレートへ向かう小林縁美(HMBC)は高学年男子3位に

高学年男子優勝は山田愛太(Pro Ride)2位は沢井選手(Team GRM) 3位に山田縁美(HMBC)

 

後半はエリート・マスターズを

中心に午後の部をご紹介します。

 

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関連LINK

MTBリーグ

Coupe de Japon白馬国際大会(MTBリーグより)

長野県自転車競技連盟



 

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