〔レポート〕信州の熱き冬が始まる!2019-2020「信州シクロクロス開幕戦白樺湖ラウンド」。

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

2019-2020「信州シクロクロス開幕戦白樺湖ラウンド」大会レポート。

 

 

 既に速報で結果をお伝えした通り、今シーズンの「信州クロス開幕戦 白樺湖ラウンド」が10月6日(日)に、茅野市の白樺湖ロイヤルスキー場で開幕。まだ国内のロード・トラック・MTB等がシーズン中にも関わらず、信州の冬を待ちきれない多くのシクロクロスライダーが開幕戦に集結した。詳しくは下記の通り…

 

 

開幕戦 白樺湖ラウンドレポート

 

 

例年は白樺湖畔にある3000円の宿に泊まるが今年は前日が自転車学校だった為に
6時30分に会場となる白樺湖ロイヤルヒルスキー場に到着。
昨年に続き「五里霧中」のうえに明らかに寒い!

 

蓼科山のお膝元だけあって火山灰・溶岩質の土壌が特徴。
霧ヶ峰の近くでもあり、毎年早朝は霧が出る。

 

今年も受付の際に温泉の割引券が渡される。

 

チームで仲良くゼッケンをつけるチーム「FM730CX」
ファミリーマートの前に7時半に集まるチームだそう…

 

試走を終えて洗車する選手達、とにかく水が冷たい!

 

試走がほぼ終わりコース補修がされる頃から少しずつ霧が無くなり始める。

 

今年最初の号砲が9:30分に鳴らされ男子4部・女子3部・2部の選手達が混走でスタート!

 

選手達が次々にゲレンデを走り抜けて行く。

 

シケイン障害を飛び越える榛澤選手(BR)とそれを追う地元の山崎選手(スワコレーシング)

 

再び霧が深くなり始め湿度が上がると寒くなり始める。
コースのあちこちからは「キツイわ!」「寒い~!」「死ぬ―!」と
恒例の断末魔の叫びが聞こえ始める。
画像は淡々と先頭を引く小林選手(TEAM YOUCAN)と追う川上選手(ROND CX)

 

再び気温が低くなり始める中を力走する寺平選手(ROND CX TEAM)

 

男子と混走となった中で力走を見せる川島奈菜選手(Racing Heart)

 

壁のような坂を上る山根選手(TEAM YOUCAN)

 

下りのスラローム付近は霧が晴れても滑りやすい状況となった。

 

上田市で行われたテクニカルゲームスにも参加していた高見沢選手(INFINITY:長野)

 

4周回を終えて次々と選手がゴールする。浅野智由選手(チームカイザー)は14位でフィニッシュ

 

今年最初の優勝者スピーチを行う宇賀持選手(FM730CX)

 

U-15の選手には新種りんごの「信濃ドルチェ」が贈呈された。

 

表彰式が終わると男子3部(C3)とマスターズの時差スタート
C3の選手達がスタートを前に伊藤長野県自転車競技連盟審判委員長の注意事項を聞く。

 

1分の時差のあと、マスターズの選手が勢いよくスタートして行く。

 

この時間になると気温が上がり始める。
〔50歳以上の部〕永野智海選手(イナーメCX)が力走する。

 

シケインを飛び越える今大会の長野県勢最年長60歳の工藤耕司選手(イナーメCX)

 

今年MTBで活躍した藤井芳範選手(Milepost BMC Racing)は自転車を低くもって素早く階段を上がる。

 

マスターズ55歳以上の日本王者である中谷聡選手(北陸ドロタボウ)は豪快に自転車を担ぎ階段を上る。

 

今大会最年長の鈴木徹選手(ナカガワRC)が60歳以上の部で優勝!

 

マスターズ60歳・55歳・50歳の各部で優勝のチャンピョン達によるシャンパンファイト

 

お昼を前にカテゴリー2(男子2部)がスタート一斉に最初のコーナーを目指す。

 

序盤から高橋選手(#チャンネル)と飯田選手(ROND CX TEAM)が火花を散らす。

 

今大会のCL1(女子1部)唯一の出場となった水谷有紀子選手(BUCYO COFFE)がシケインをこなす。

 

 男子45歳以上の部で力走する小田昌幸選手(あんどう)

 

C2クラスが終わり午前の部が終了。この頃になると今度は暑さを感じる天候となった。

 

お昼は恒例の豚汁のおふるまいが行われた。

 

大人気の豚汁は具沢山で大会終了後には寸胴が空になった。

 

前日は美鈴湖自転車学校で講師を務めたカナハラ先輩が
この日は大会オフィシャル業務に携わる。
因みに先輩は大会終了後に3杯豚汁を頂いたとか…

 

 

〔お詫び〕
カテゴリー1・ジュニアの際に
急遽、オフィシャルの人員が足りなくなった為に
オフィシャルの執務を行いました。
そのため、レース中の写真がありません。
大変申し訳ありませんがご了承下さい。

 

ジュニアで優勝した鈴木来人(Bonne Chance:伊那北)
今年はもう一度ジュニアで世界選手権を目指す!

 

カテゴリー1の表彰式、今年も兼子選手がお子さんを抱いて表彰式に上がる。

 

レース後にインタビューを受ける戸谷亮司選手(京都岩井商会レーシング:長野県登録)

 

この日1番の熱いレースとなったキッズの部
鈴木選手と榛澤選手が実に7周に渡ってデッドヒート!
二人の互い譲らないレースは多くの人の記憶に残る
今大会最高のレースとなった。

 

昨年は南新種Kidsレースで優勝の鈴木名人(Bonne Chanceキッズ)

 

昨年はキッズ3位の榛澤有輝(BR)途中で落車のトラブルを見事なリカバリーでデッドヒートを演じた。

 

僅かな差で優勝の鈴木選手がスピーチを行う。

 

堂々たる走りで準優勝の榛澤選手もスピーチを行い今大会をしめた。

 

違いに10歳の両選手、今後の活躍に期待したい!
今年からキッズレースはC1終了後となりますが
是非今年も小学生選手達に温かいご声援の程
宜しくお願い致します。

 

以上が開幕戦の様子でした。

次戦は一度信州を離れて

静岡・富士山ラウンドとなります。

県内の次戦は来月の飯山で…

 

 

 

関連LINK

シクロクロスミーティング(信州シクロクロス)

AJOCC(シクロクロス競技主催者協会)

白樺湖ロイヤルヒルスキー場(会場)

すずらんの湯(温泉)

宮坂醸造(真澄:商品提供)