橋本嶺登(中野立志館高)がシクロ東京Jrの部で3位表彰台

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橋本嶺登(中野立志館高)がシクロ東京Jrで3位表彰台

 東京お台場で行われた冬自転車の祭典「2018シクロクロス東京」で中野立志館高校3年の橋本嶺登(パワースポーツSICK)がCJクラス(Jr.クラス)で3位となり2年連続の表彰台に上がった。

大熱戦を制しての3位表彰台!

 レース開始直後から、ジュニア日本代表の積田連 (Team CHAINRING)が大きく飛び出す。それを追う橋本は上野悠佑太(TEAM GRM)とマッチアップし、3-4位を激しく争うレース展開となった。

  リラックスして試走を行う橋本(パワースポーツSICK)

上野との熱戦は互い譲らず最終週までもつれ込み、最終直線200mでのゴールスプリント勝負。橋本はこの一騎打ちを見事に制し2年連続の3位となりお台場の大観衆が見守る表彰台に立った。

また、敗れた上野選手も見事な走りを見せた。彼のレースレポートが橋本との熱戦を伝えてくれている。悔しい思いをした上野選手の今後にも多いに期待したい。

 

2018 CYCLO CROSS TOKYO CJクラス (1周1.8km×5 Lap=9.0km)

1位 積田連 Team Chainring 36分31秒37
2位 小島大輝 Snel Cyclocross Team 37分37秒88
3位 橋本嶺登 パワースポーツ Sick 37分54秒88
4位 上野悠佑太 TEAM GRM 37分55秒04

 

長野県高校自転車界から次のステージへ

 今春「中野立志館高校」を卒業する橋本は、県高校自転車界では早くから「トラック中長距離」・「ロード」で活躍。この数年で着実に力を付けてきた県期待の若手選手の一人であり、自らが積極的に動いて展開を作るプレースタイルと競技に真摯に取り組む姿は観る者に強く印象を与える選手だった。

今後活躍が期待される橋本嶺登

 そんな橋本は、昨年公立化された上田市の「長野大学」へ進学する。新生長野大学はバレーボール部を始めスポーツ部強化の方針を打ち出しており、橋本がそこに入学することは信州の大学自転車界にとっても大きな可能性を秘めている。

それは単に競技者としてだけで無く、中野立志館高校で一人自転車を続けてきた橋本が中心となり長野大学自転車競技部を盛上げ、県の大学自転車競技界に新たな勢力が誕生すれば、信州の自転車界全体に大きな新風が吹くことにも繋がって行く。

まだ若干18歳の若者に多くを背負わせることは酷かも知れない。しかし、彼は長野県自転車界の未来を担って行くであろう若者の一人であることは間違い無い。信州自転車ファンには今後も彼の直向で積極的な走りを温かく見守って欲しい。

 2018シクロ東京表彰式

 

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