〔レポート〕長野県自転車競技連盟主催「2019 第1回美鈴湖自転車学校」《午後の部》集団走行練習編

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

長野県車連主催「2019 第1回美鈴湖自転車学校」の午後の部

 

 昨年の開催で好評だった長野県自転車競技連盟主催「美鈴湖自転車学校」。今年は上半期に全三回で行われ、その第一回が4月20日(土)に松本市美鈴湖自転車競技場で行われた。参加者は中学生から社会人まで15名が参加、午前中は安全技術の基礎スキル。午後は集団走行練習が行われた。

今回は午後の「集団走行練習」の模様をレポートします。

 

〔午前中に行われた基礎スキルの部〕

 

 

 

美鈴湖自転車学校 午後の部 レポート

 

 午前中は、JCF(日本自転車競技連盟)の基礎スキルを行った。また午前中最後のプログラムに団体走行の為の基礎スキル「二列走行スラローム」を行ったので加えて記載する。

 

【二列走行スラローム】

先ずは二人で意識をしながら二列でパイロンの間を走る。
〔お互いを意識しながら走行を行う〕

 

 

【二列走行スラローム(片側肩組走行)】

先輩が肩を組み下級生をコントロールしながら走行する。
〔この練習は上級者と初心者をペアにして行う〕

 

 

【肩組走行スラローム】

上記の練習の最終目的として、お互いが肩を組合ながら走行する。
〔これがスムーズに出来ると集団二列走行も安定して行えるようになる〕

 

 

【一列集団走行】

先ずは、インフィールド内の白線の上を一列で走る。
〔先ずは自転車一台分の間をあけて走る所から始める〕

 

 

【一列先頭交代走行】

一周おきに先頭交代を行う練習。
〔先頭は交代する際に、白線のアウト側にズレて下がって行く練習〕

 

 

【一列先頭交代走行:半周交代】

先頭交代を半周にして交代のスパンを早めて行く
〔先頭交代した選手が最後尾ににつく〕

 

 

【二列走行練習】

先ずはゆっくりと二列走行を行う
〔先ずは集団で走ることになれる〕

 

 

【二列先頭交代練習】

二列で先頭交代を行って行く
〔集団内で声をかけながら行う〕

 

 

 

トラック(ピスト)走行講座

 

 集団走行練習後には、次回「ピスト走行練習」を控えて藤森コミッセールからトラックを走る上での諸注意やマナー等の講習が行われた。特にどこを走ればいいのか?前走者を抜く際にははどうしたらいいのか?等は非常に重要なことなので、今年からピストを始めたい・始めるサイクリストには徹底して欲しい。

 

次回のトラック講習会を控えてトラック講座が行われた。

 

講習は藤森信行UCI国際コミッセールが行った。
(初めての方には新鮮な体験となった。)

 

 

 

各練習の動画紹介

 

 

【二列走行スラローム】

先ずは二人で並走しながらパイロンを通過して行く。
息を合わせてシンクロ率を上げる。

 

 

【二列走行スラローム(片側肩組走行)】

最初はどちらか一方が肩を組みながら共に走ることで間隔を養う

 

 

【肩組走行スラローム】

お互いが協力し合いながら行わないと選手登録者者同士でも難しい。

 

高校生と中学生が見事なコンビネーションを見せる。

 

 

【一列白線走行練習】

白線上を一列で走行。途中から徐々に先頭交代を開始して行く。

 

 

【一列先頭交代走行:半周交代】

半周で先頭交代をすると下がる選手が重なり難度が上がる。

 

 

【二列先頭交代練習】

二列走行での先頭交代
(イン側走行者はイン側へ、アウト側走行者はアウトへズレて下がる)

 

 

講師・スタッフ紹介

 

 

     藤森信行(UCI国際コミッセール)

 選手として長野県代表・海外でも活躍。審判としても「国際コミッセール」として日本自転車界の草分け的存在。シクロクロスを日本に持ち込んだ日本シクロクロスの父。近年は「2 days  Race in 木島平」のディレクターとしてレース運営面でも活躍中だが、昨年から新たに県内の「育成」にも携わる。※UCI国際コミッセール

 

     湯原正行(長野県代表コーチ)

 選手として長野県代表として活躍。2001年には「スプリント」で日本ランキング1位となる。現在は長野県国体代表のコーチとしても活躍。近年は若手強化の他、「育成」・「人材発掘」にも力を入れる。自らの体験を基にしたロジカルな指導理論と、卓越したバイクスキルは受講者の最高のお手本となる。※日本体育協会公認コーチ

 

    小林秀一(前長野県自転車競技審判長)

 長年監督として「松本工業自転車競技部」を率いて、数多くの自転車選手・プロ競輪選手・審判員を育成。長野県自転車競技連盟の審判長としても県自転車界の発展に多大な功績を残した。昨年、UCI規定で審判員を定年退職したが、定年後の9月に《美鈴湖自転車学校》を立ち上げ、今年からは「普及」と「育成」の両面で陣頭指揮をとる。 ※飯山市名誉審判委員長。

 

 

次回の予告

 

(詳しくは画像をクリック)

 

 次回開催は5月2日です。

  現状で、次回は「ピスト班」と「ロード班」に別れて講習を行います。
 ピスト参加者はピストを用意してお越しください。レンタルはお問合せ下さい。
 また、「次回初参加の方」「ロード班」の方は今回に準じた練習メニューを行います。
 詳細については、後日改めてこのサイトでお知らせ致します。
 ※2回目から参加の方でピスト講習希望の方はその旨をお伝え下さい。

 

お問合せ・お申込み

長野県自転車競技連盟 小林秀一
hide481004@yahoo.co.jp 
TEL 0261-62-2553  FAX 0261-62-3775

 

 

 

2019年最初の美鈴湖自転車学校を行いました。

先ずはご参加頂いた皆様に厚く御礼申し上げます。

今回は落車やアクシデントもあり

改めて、より安全に講習会が行えるように

改善して行きたいと思います。

第2回は5月2日に行います。

引き続き、これから大会やイベントを目指す方

スキルアップを目指す方のご参加

また、指導者を志す方のご参加もお待ち致しておりますので

お気軽にご参加下さい。

 

 

 

関連LINK

長野県自転車競技連盟