〔プレビュー〕いざ!沖縄へ!!「2019年インターハイロードレース長野県予選」レース展望。

「令和6年 能登半島地震」で被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。度重なる報道を見ていると本当に圧し潰されるような感情が去来します。特に一昨年お世話になった能登島コミュニティセンターが避難所になっているとのこと…。いまこの時点で出来ることは多くありませんが、当サイトも皆様の御心に寄り添い、皆様と共にありたいと思っております。どなた様も引き続き余震が続いておりますので、先ずはくれぐれも安全にお過ごしください。〔1月5日〕 

「2019年インターハイロードレース長野予選」出場選手発表。

 

 いよいよ7月末週に沖縄県で行われるインターハイの長野県予選「長野県高校総合体育大会-自転車競技大会」が今週の日曜日(5月19日)に木島平村クロスカントリー場で行われる。この大会は 「2 Days Race in 木島平」の大会二日目と共催で行われる。今年の長野県高校自転車界は、ロード・MTB・シクロクロスの各種目で数多くの高校日本代表選手を抱えており、近年まれにみる激戦が予想される。また、三年生にとってはこれが最後の長野県大会となる。詳しくは下記の通り。

 

 

 

出場予定選手

 

前年度王者 飯田風越高校

 

男 子

飯田風越高校 青島 冬弥 3年生  2018年 秋新人戦優勝〔2018年 長野県代表〕
山田 拓海 3年生  前年大会優勝〔2019年 ロード日本代表〕
柴田 晃宏 2年生  
 伊那北高校 鈴木 来人 3年生  2018年 秋新人戦3位〔2019年 シクロ日本代表〕
金田 隼輔 3年生  
上田千曲高校 畑山 駿一 3年生  2019大学RCS飯山ラウンド3位
小松 武功 2年生  
岡谷工業高校 古野 空児 3年生  
北村 夏輝 3年生  
斎藤 祐吾 3年生  
金子 聖 2年生  
長野南高校 寺島 桜汰 3年生  
松川高校 宮澤 小太郎 2年生  2018年 秋新人戦4位
松商学園 中島 壮琉 1年生  2018Mt.乗鞍ジュニア優勝
松本深志高校 小林 雅幸 2年生  
松本工業高校 山浦 秀明 3年生  2018 全国都道府県大会長野県代表
田中 裕一郎 3年生  2018,19春の選抜〔2018長野県強化指定〕
平山 大地 3年生  
小野 悠飛 3年生  
笠井 大太郎 3年生  2019春の選抜
萩原 隆祐 3年生  2018秋の新人戦7位  2018春の選抜
宮坂 元 3年生  
平田 開人 2年生  
田総 蓮 2年生  
原 愛貴 2年生  
加科 爽人 1年生  
鳥羽 尊 1年生  

 

 

女 子

飯田風越高校 榊山 来実 3年生  2018国体・都道府県大会 長野県代表

 

 

各チーム紹介

 

飯田風越高校

 インターハイへの最初の予選となる長野県高校総体。注目は長野県ロードレース三季連続優勝中の飯田風越を誰が止めるか非常に楽しみなレースとなる。絶対王者「飯田風越」は、先月のアジア選手権に日本代表として招集された山田拓海は個人としてもこの大会の連覇を目指す。また同じく昨年の秋のチャンピョンである青島冬弥も二季連続優勝を目指す。その二人をアシストする2年生の柴田晃宏の走りにも秋の新人戦を見据える意味でも注目したい。また、今回唯一の女子参加選手となった榊山来実は北信越大会も見据えた大会となる。得意のロードレースでの走りに期待したい。

 

秋の新人戦優勝の青島冬弥(中央)は二季連続優勝を…
新人戦2位の山田拓海(右)は今大会で連覇を狙う。
〔画像:2018年 秋の新人戦ロードレース長野県大会より〕

 

唯一の女子選手となった榊山来実は北信越大会を見据えた走りを期待。

 

 

 

伊那北高校

 注目は昨冬の信州シクロクロスのジュニアで大活躍、今年のシクロクロス世界選手権日本代表に選ばれた鈴木来人。今年は春のセンバツ大会に続き、インターハイでも全国大会出場を目指す。昨年大会では、優勝の山田・青島の飯田風越コンビに1秒差の3位。秋の新人戦では落車しながらも山田・青島に続く3位となった。今大会は自身初の長野県高校王者に挑戦する。また、秋の新人戦に出場出来なかった金田隼輔がエントリー。共に3年生最後の戦いを迎える。

 

昨年は信州シクロクロスでの大活躍が認められ
シクロクロスJr.日本代表として世界戦を戦った
鈴木来人はロードでも長野王者に挑戦。

 

 

上田千曲高校

 今大会のダークホース的存在となるのが畑山駿一。昨年はクライマーとして春先から夏にかけて成長を見せ大きな期待を背負った秋の新人戦だったが、ほぼフラットなコース・雨天の中の悪コンディションも重なり先頭集団に周回遅れにされる完敗を喫した。それから一冬越えた先月の大学連盟主催大会、得意のヒルクライムで70名の大学選手を相手に3位表彰台にあがり、大学自転車関係者を驚かせた。不運な落車に巻込まれた昨年の北信越、惨敗の新人戦、畑山にとっては高校最後の大会で願っても無い雪辱の舞台となる。また、2年生の小松武功もここのところ技術が各段に上がってきている。秋を見据える意味でも活躍を期待したい。

 

東信唯一の出場校として活躍が期待される上田千曲の畑山と小松。

 

 

岡谷工業高校

 今大会は昨年に続き4名の選手をエントリーさせた岡谷工業。昨秋の新人戦では北村夏輝が悪天候の中で10位と健闘した。また、決勝で無念のリタイアとなった古野空児、共に3年生で最後の大会となる斎藤祐吾の走りにも期待したい。また2年生の金子聖も新人戦の2部レース(コンソレーションレース)で3位となっており新人戦を見据えその走りに注目したい。

 

 

長野南高校

 東北信育成練習会では率先してリーダー役を買って出た寺島桜汰も自身にとって高体連最後のレースとなる。部員1名の一人部活でありながら卓越したリーダーシップと、冬のシクロクロス参戦等で培った「技術面」で各段の成長を見せている。ロードレースをあまり得意としていない選手ではあるが、最後の大会での力走を期待したい。

 

北信地域から唯一の参加となる長野南の寺島桜汰

 

 

松川高校

 昨秋の新人戦で県内の自転車関係者に最もその存在をアピールしたのが宮澤小太郎だ。非常に強い雨の中で先頭集団にしっかりと食らい付き粘りの走りで4位入賞を果たした。今大会では一冬越えた成長を見ることが非常に楽しみな選手。先ずはメイン集団にしっかり食らい付き上位進出を目指したい。

 

 

松商学園高校

 松商学園の古豪復活を担うのは1年生の中島壮琉。昨年は中学生ながらMt乗鞍のジュニア優勝。輝かしい成績をひっさげての「長野県高校自転車デビュー戦」となる。今大会は「2 Days木島平」初日DNS(途中棄権)選手の残念レースと混走となる。従って社会人も含めたスピードレースでどこまで先頭集団に残れるか?先ずその走力に期待したい。

 

高校デビュー戦となる中島壮琉
〔画像:2018四日市全国ジュニア大会より〕

 

 

松本深志高校

 昨秋に続き松本深志からは小林雅幸がエントリー。新人戦ではリザルトを残せなかったが、今年は春のツールド八ヶ岳でも入賞。上位にどのくらい食い込むことが出来るか期待したい。

 

 

松本工業高校

 今年も最大勢力として12名の選手を送り込む長野県高校自転車界の雄「マツコウ」。注目は昨年の全国都道府県大会の長野県代表山浦秀明主将。さらに秋の大会で大爆発を見せた笠井大太郎は今大会でもマツコウのキーマンとして期待。昨年の長野県強化選手の田中裕一郎、昨年の春のセンバツ長野県代表を経験した萩原隆祐は新人戦でも共に入賞して自力がある。小野平山宮坂の3年生も最後の大会での力走に期待したい。

 

飯田風越の連覇を止められるか?県内最大の部員数を擁するマツコウに注目
左から萩原・山浦・田中
〔画像:インターナショナルトラックカップより〕

 

 

レース展望

 

昨年大会よりスタートを待つ選手達

 

 前筆の通り「飯田風越の2017年秋からの四季連続優勝」がかかる。今大会は秋季新人戦のような平坦だけのコースでは無く、平坦エリアは道幅が狭くテクニカルなコーナーが続き「集団内での位置取り」と「自転車の運転技術」が問われる。また中盤では登り区間も存在する。また、2 Days 木島平の初日DNS(途中棄権)選手のコンソレーションレースとの混走となるため、社会人選手のスピードにある程度対応出来ないと足切りで除外されてしまう非常に厳しいサバイバルレースが予想される。例年ではレース終盤の坂でふるい落としが起こり、そこに残った者が最後の平坦でスプリント勝負する展開となる。それを踏まえて…

大本命の飯田風越は、昨年のこの大会優勝の山田拓海と、秋の新人戦優勝の青島冬弥を擁しチームの四季連続優勝に隙は無い。特に山田拓海は先月のアジア選手権のジュニア日本代表に選ばれ、入賞こそ逃したもののチームプレーで見せ場を作った。様々な場面で非常に完成度が高く、バランスの良い走りをする二人に期待したい。

同じくシクロクロスの日本代表として世界選手権でトップと同一周回完走という大健闘をみせた伊那北の鈴木来人は、昨年の同大会・新人戦と3位が続いている。鈴木はシクロクロスも含め非常にバイクコントロールが上手く大崩れをしない走りを見せる。3年生として最後の長野大会で長野県高校王者への挑戦を期待したい。

最大勢力の松本工業は、新人戦で足の負傷で調子を落としていた山浦秀明主将を中心に巻き返しをはかる。注目は秋の新人戦大活躍の笠井大太郎で、昨秋見せた闘志溢れる走りを来たいしたい。特に新人戦では自身の落車で実現しなかった「終盤の勝負どころでのライバルとの戦い」に加わりたい。

ダークホースとしては、上田千曲の畑山駿一と松川高校の宮澤小太郎を挙げたい。畑山はヒルクライムに非常に強い選手であり、周回コースの中盤にある登り区間をどう戦いに利用するか?注目したい。宮澤も新人戦でみせた我慢の走りで最後まで食らい付き最後の局面まで残れれば勝機が見えて来る。

また、何より今回が3年生にとっては最後の長野県大会となる。上級生はもとより下級生も含め、長野県の全ての選手が悔いなく、観る人の記憶に残るような走りを見せてくれるよう期待をしたい。

 

昨年はオープニングラップで積極的に松本工が集団前方に陣取った。

 

 

 

ご来場の皆様へ駐車場に関するお願い

 

本日、「2 Days Race in 木島平村 2019」大会本部から
《高体連大会関係者の皆様へお願い》が参りましたので記載致します。
インターハイ長野県予選へご来場の皆様は必ずご一同下さい。

 

 《お知らせ》

  本年は参加選手が多く、チームカー台数が多いため
 駐車場の収容が多く
以下の規制をかけます。

 ・クロスカントリー場管理棟付近の駐車場利用は1チーム1台とする。 

 ・2台目以降のチーム関係車両および
  ご父兄の皆様の車両は「やまびこの丘公園駐車場」をご利用ください 。

 大会ディレクター 藤森信行 

 

 

御父兄の皆様は「やまびこの丘公園駐車場」をご利用下さい。

 

 

 各校の応援団・御父兄・サポートの皆様におかれましては

 大通り沿いの「やまびこの丘公園駐車場」をご利用頂けますよう

 お願いを申し上げます。

 

 

 

レーススケジュール

 

2019年4月19日(日)

 07:30-08:00  インターハイ長野予選+コンソレーションレース,ゼッケン配布、出走サイン

 08:30- インターハイ長野予選+コンソレーション ロードレース開始
       71.4km(3.4km x 21 周ローリング含む)

 今大会は 2Days Race in 木島平村の大会初日でDNSとなった
 選手の残念レース(コンソレーションレース)および
 女子スタッフレースとの混走となります。

 

 《同時開催》

 

 

昨年大会・昨秋新人戦 関連記事

 

《2018県高体連ロードレース関連記事》

 

 

会場へのアクセス

 

 木島平クロスカントリー競技場(やまびこの丘公園併設)
 〒389-2303 長野県下高井郡木島平村上木島3278−46

 

 

《会場となるクロスカントリー競技場の空撮映像》

(参照元:Youtube)

 

 

いよいよインターハイ長野県予選

高校3年生にとっては最後のロードレースとなります。

山田・鈴木の日本ジュニア代表の活躍もさることながら

三年生にとっては最後の長野大会です。

全ての選手が悔いのない熱い走りを

心より期待しています。

県サイクリストの皆さんには

会場に足をお運び頂き、選手達に

大きなご声援を宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

関連LINK

2 Days Race in 木島平村(大会公式HP)

やまびこの丘公園(会場)

パノラマランド木島平(外来入浴)

木島平村